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Mashaの中国生活日記。

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Masha1977

Masha1977

2007/10/11
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カテゴリ:電験_二次_機械

3年B組金八先生十五歳の愛

問1
三相誘導電動機の逆送制動について、次の問に答えよ。

(1)逆送制動の原理について述べよ
(2)電動機の慣性モーメントをJ(kg・m^2)、同期回転角速度をω(rad/s)、回転角速度をω(rad/s)とし、負荷の反抗トルク及び回転部分の摩擦はないものとするとき、

a.逆相制動時の滑りsを、ωおよびωを用いて表せ
b.二次銅損Pc2(W)を、J、ω、ωおよびdω/dtを含む式として示せ。
c.電動機が停止するまでの間に、二次回路で消費される全エネルギーW(J)を、J及びωを用いて表せ。ただし、逆相制動開始時の電動機回転角速度ωはωとする。

【解答】
(1)三相誘導電動機の一次側(固定子)巻線に接続されている3本の電源ラインのうち任意の2本の電源ラインを入換えると固定子巻線に生じていた回転磁界の回転方向が逆転する。すると回転子に生じる滑りsが2>s>1の範囲となり、誘導電動機は誘導制動機の運転領域に移る。このため回転子には強力な制動トルクが加わる。逆相制動は、この原理を応用したものである。

(2)a.逆相制動時の滑りsは、次式で表すことができる。

s=(ω-(-ω)/ω=(ω+ω)/ω

b.題意から負荷の反抗トルクおよび回転部分の摩擦を無視しているので、誘導電動機の回転子に生じるトルクをT(Nm)とすれば次式を得る。

T=-Jdω/dt(Nm)

負号は減速トルクを表す。

また、誘導電動機の二次入力P(W)は、次式で表すことができる。

=ωT(W)

一方、誘導電動機の二次銅損Pc2と二次入力Pとの間には次式の関係がある。

c2=sP

この式にここまでの各式の関係を順次代入すると次式を得る。

c2=sωT=-Jsωdω/dt
 =-J(ω+ω)/ω・ω・dω/dt
 =-J(ω+ω)dω/dt

c.電動機が停止するまでの間に、二次回路で消費される全エネルギーW(J)は、この上式で示される二次銅損Pc2を停止するまでの間について積分すればよい。停止に要する時間をt(s)とし、逆相制動開始時の電機子回転各速度ωが、ωであるから、

=∫Pc2dt=∫-J(ω+ω)dω
 =-∫J(ω+ω)dω(J)
※積分範囲はt:0~t、ω:ω(ω)~0

この式を計算して、求める全エネルギーW(J)は、次のようになる。

=…(補足添付)=3/2Jω^2

問2
定格容量300(kVA)、定格電圧(一次/二次)6600/210(V)、定格周波数60(Hz)の単相変圧器について、無負荷試験及び短絡試験を行ったところ、次のデータが得られた(補足添付)。ただし、諸量は75(℃)に換算してある。

この試験データから、次の値を求めよ。ただし、インピーダンス、抵抗分及びリアクタンス分は基準インピーダンスに対する%値で表すものとする。

(1)短絡インピーダンス(%)
(2)端烙印にピーダンスの抵抗分(%)
(3)短絡インピーダンスのリアクタンス分(%)
(4)定格負荷での電圧変動率(%)。ただし、力率は遅れ0.8とする。
(5)変圧器の最大効率(%)。ただし、負荷の力率は1とし、答えの有効数字は4けたとする。

【解答】
(1)変圧器の一次側のインピーダンスをZ(Ω)、一次側に換算した変圧器の二次側インピーダンスZ(Ω)、一次側定格電圧Vn(V)、短絡試験時の一次電圧および一次電流をそれぞれV1s(V)、I1s(A)とすれば、変圧器の短絡インピーダンスz(%)は、次式に示すようになる。なお、短絡試験時の一次試験電流は、変圧器の定格一次電流I1nに等しい。

z=(Z+Z)I1s/V1n×100=…(補足添付)…
 =3.75(%)

(2)変圧器の一次側インピーダンスの抵抗分をR(Ω)、一次側に換算した変圧器の二次側インピーダンスの抵抗分をR(Ω)、短絡試験時の入力電力をW1s(W)とすれば、変圧器の短絡インピーダンスの抵抗分p(%)は、次式に示すようになる。

p=(R+R)I1s/V1n×100=…(補足添付)…
 =1.38(%)

(3)短絡インピーダンスのリアクタンス分q(%)は、(1)(2)より次式に示すように求まる。

q=√(z^2-p^2)=(補足添付)=3.49(%)

(4)負荷力率をcosθとすれば、定格負荷時の電圧変動率ε(%)は、次式に示すようになる。

ε=Posθ+qsinθ
 +(qcosθ-psinθ)^2/200
 =…(補足添付)…=3.22(%)

ただし、sinθ=√(1-cos^2θ)=0.6

(5)変圧器の鉄損Pは、無負荷試験時の入力電力に等しい。すなわち、P=720(W)である。一方、変圧器の銅損Pは,短絡試験時の入力電力に等しい。すなわちP=4150(W)である。また銅損は変圧器の負荷率αの2乗に比例して変化する。そして銅損が鉄損と等しくなったとき、変圧器が最大効率になる。したがって、変圧器の最大効率時には、次式が成立する。

=α^2P

これより、負荷率αは、

α=√(P/P)=0.4165

となる。よって、変圧器の最大効率ηmaxは、次式に示すようにもとまる。

ηmax=αPn/(αPn+Pca+P)×100
 =(補足添付)…
 =98.86(%)

以上、です。

補足はこちら





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Last updated  2007/10/12 01:20:17 AM
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