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10年前の1995年書下しで発行されたものです。女子プロレスの世界のお話です。レスラーの神取忍選手をイメージして書かれたものだそうです。
閉鎖的でそれを維持していくための年次による序列がはっきりしているのが日本の社会ですが、その典型のような女子プロレス社会で序列ブレーカーとしての主人公火渡抄子の担う重要さは現在でも少しも変わっていない。少しも古くなっていない小説です。少しは保守的になっていい筈の私奴なんぞはこんな話を読むと元気が出てくるから不思議です。 難を言えば小説の対象があまりに小さい。近頃の作者の代表作である「グロテスク」「OUT」なんかに比べるとの話です。2日前にふれた「IM SORRY MAMA」に比べてもです。浅学菲才の私なんぞには格好の対象ではありますが。 女子プロレスに興味のある方にはお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 12, 2005 02:15:58 PM
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