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カテゴリ:短いお話
今日こんなことがありました。冷静に話すので皆さん聞いてください。 車で家路を急いでいた私は、信号が青になったのを確認して車を走らせました。 その瞬間!!一台の自転車が私の前を横切ったのです。歳の頃ならそう中学生ぐらいでしょうか。私がキッと睨むと、坊やは無表情であり、急ぐでもなく目の前を通り過ぎて行ったのです。私は心の中で叫びました。 「ひき殺すぞ糞ガキが!」まだまだです。 「しょんべん小僧が偉そうに、頭下げろボケナスが」それでもまだ腹の虫はおさまりません。 「山に埋めんぞ」 「どうせろくな大人にはなれん...いや、俺も人のことは言えないか...」 「とにかく頭を下げるぐらいできるだろが...いや、俺は頭を下げすぎだ。だから...」 「お前みたいな糞ガキに女なんか出来るか...いや、恋愛話はよしておこう...」 「どうせ今のガキは自由だとかアホなこと言って、その本当の意味なんてわかっちゃないんだ...俺も最近気付いた...」 「ゆとり教育?舐めんなそんな教育糞食らえ。アホでワガママなガキが大人になってどうする...でも、厳しい教育を受けても俺みたいに...」 「とにかくお前みたいなボケナスは死にやがれ...死、死...」 「死にたくなってきた……」
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