カテゴリ:【ディズニーシー以外のTDR】
6月30日から限定的に営業を再開したホテルミラコスタに 昼食をとるために出かけてきました。 静まりかえったホテル正面玄関脇に佇んで咲き誇る大島桜を眺めたのは3月21日のことですから、あの日から実に約4ヵ月もの月日が経ったことになります。 きょうの時点では、ホテルミラコスタはまだ入館できるゲストを「宿泊、レストラン、婚礼、宴会を既に予約している」者のみに限定しています。 たまたま私達は レストランの予約受付が突然停止になった3月以前に「シルクロードガーデン」にPS(プライオリティーシーティング=優先着席)を入れていたため きょうこの場所を訪れることができたというわけです。 車で舞浜に到着し、ホテルミラコスタの車路ゲートにさしかかったのは13:10過ぎのことでした。 守衛所の付近で出迎えてくださった女性のドアサービスキャストさんに食事で来た旨と名前を告げると、キャストさんは瞬時にタブレット端末で予約者リストを確認し、私達の車を快くホテル駐車場へと通してくださいました。 本日のホテルミラコスタ駐車場はパークが休園していた3月下旬に来た時よりは混雑していましたが、それでもやはり週末にしては空いていて、私達は立体駐車場にまわることなく平面部分に難なく車をとめることができました。 予約時刻が迫っていたので、「久しぶりにミラコスタに足を踏み入れる」という感慨に浸る間もなくちょっと急いで正面玄関を入ると。 風除室には「in」と「out」を分けるためのロープが張られており、手指消毒用のアルコールボトルもしっかり設置されていました。 今となってはもうなんてことはない 首都圏在住の者にとっては完全に日常になってしまった見慣れた光景ですが、これをやらないことにはこの場所も営業をすることができないのですよね~… あらためて、この数か月の間に目まぐるしく変化した私達の生活のあれこれに思いを馳せざるをえませんでしたよ。 足を踏み入れたロビーでも、「変化」はすぐに目につきました。 まず、以前は柱の陰などロビーのあちこちにたくさん置かれていた小さな椅子や手荷物台が一切見当たりません。 ディズニーアニメーションを絶えず流していたモニター前に並べられていたお子さん用の小さな椅子すらも、ちょっと腰を掛けてしまいそうな「台」になりそうなものは固定されている物以外は殆ど全てが撤去されていました。 有名な天井絵の下、帆船のオブジェを囲むように設置されているソファーにもソーシャルディスタンス保持のため使用できないエリアが設けられていました。 レセプションにも、チケットを販売するカウンターにも、キャストさんとゲストが一定時間以上対話しそうな場所には強固な透明のガードが取り付けられていました。 人の数は意外に多いように思われましたが、よく見ると実はこの時間ロビーにいる人間の半数近くは「キャストさん」で、ロビーにさり気なく散らばってゲストを見守っていらっしゃるようでした。 レストラン入口もこの通り。 ゲストの動線が無為に重ならないように という配慮でしょうか、ここでも入口と出口はしっかりと分けられていました。 予約した時間に少しだけ遅刻して訪れたシルクロードガーデン店内は空いていて テーブルの使用率は通常の二割ほどといった感じでした。 きょう現在はまだホテル宿泊ゲストと3月末までに予約したゲスト(…のうちキャンセルしなかったゲスト)のみしか受け入れていないので、こんなものなのかもしれませんね。 案内していただいた奥の席につき店内を見渡してみるとテーブルレイアウトには大きな変更はないようで、入口のカウンターに透明なガードが設置されていることとキャストさん全員がマスクを着けていらっしゃること、メニューがQRコード読み取り式(自分のスマートフォンで見る)になったこと以外は 以前と変わらぬ様子のように思われましたよ。 さて、本日のお食事ですが、私達は現在シルクロードガーデンで提供されている「ジャーニー・スルー・チャイナ」という企画のランチコース(~四川~)をお願いすることにしました。 (もともとこの企画は「シルクロードガーデンで中国の四つの地方の料理を楽しむ」という主旨のもので 3月末から「北京」「四川」「上海」「広東」と一年かけてぐるーっと中国をまわるようにお料理を楽しめるはずでした。 その第一弾「北京料理」目当てに5月に入れていた予約はホテル臨時休館のため自動キャンセル処理となってしまいましたが、ようやくホテルの営業が再開されたため第二弾の「四川料理」は幸運にも味わえることになりました。) 注文を終えると、テーブルにまずやってきたのは「マスク入れ」と「お箸」。 お箸と箸置きは以前は直接テーブルクロスの上にセッティングされていましたが、きょうはナプキンで包まれた状態で出て来ました。(飛沫がかかるのを予防しているのでしょうか?) 外したマスクを入れる「マスク入れ」として提供されたのは、ディズニーホテルで普段使用されている大判の紙ナプキンでした。 お食事の際は袋状になっているところにマスクをしまってください とのことでしたよ。 今日はドリンクを注文しなかったのでグラス入りの冷たい烏龍茶を提供してくださったのですが、こちらのグラスも約30分に一回は(全然減っていなくても)新しいものに交換してくださいました。 これもおそらく、同じものを長い時間テーブルに置かない という一種の飛沫対策なのかしら~ と ちょっと思いましたよ。 では 簡単にお料理の記録を。 まず前菜の盛り合わせのお皿です。 真ん中はイベリコ豚の厚切りローストで、黄色い器に入っているお醤油ベースのソースと左下の白いソース(柚子風味のサワークリーム)でいただきます。 左上のグラスの中身は海老、イカ、鱧を麻辣ソースであえたもので、結構ピリ辛でした。(「四川」ですからね~) スープは海老ワンタン入り蟹肉スープ。 大きな海老入りワンタンの他に 柚子風味のお麩を揚げたものも入っていました。 次は、牛肉と季節野菜の炒めもの。 お野菜は、玉ねぎ、インゲン、舞茸などキノコ類。 中に大きな茄子も隠れていました。 「四川」のコースの中にあってはやさしい味で、安心していただけました。 次は、白身魚とたっぷりのチリソース。 本日の白身魚は「鯛」とのことでした。 ↑こちらは私が撮った私のお皿ですが… ↓夫が自分のお皿を撮った写真はこちら。 夫はきょうも、コースとは別に「白いご飯」を注文していたのでした。 食事の最後は冷やし担々麺。 シルクロードガーデン特製の「自家製ラー油」を加えていただきます。 自家製ラー油はフルーティーで爽やかな香りで辛さはそんなに強くなかったので、多少多めに加えても(私は個人的には)大丈夫でした。 デザートはお米のプリン。ドライフルーツが添えてあります。 別皿で「おこげ」もついてきました。 おこげは五香粉風味でした。 プリンの量がとても多いので 途中で飽きるかな~と思ったのですが、おこげを混ぜたりドライフルーツを混ぜたり… と いろいろ味を変えながら食べられるのは良いなーと思いましたよ。 全て食べ終わって、時刻は15:00過ぎ。 4ヵ月ぶりにミラコスタで食事をした記念にキャストさんに写真を撮っていただき、テーブルで会計を済ませて、私達はお店を出ました。 それからは ロビーでスーベニアメダルを作ったり(幻となった「イースター2020」のものが二種類と「パイレーツサマー2020」のものが一種類ありました)、ミッキランジェロギフトでお買い物をしたりしてから 15:30頃ホテルを出て舞浜を発ちました。 ――世の中の要請に応える形で変わらざるを得ないところは確かに変わっていたけれど、長いお休みを経ても変わっていないところは何も変わっていなかったじゃない? それに何よりも、ホテルミラコスタとディズニーシーはこの数か月の社会の混乱をくぐり抜けて まだちゃんとここにあったじゃないの!(!!) そんな他愛のないことに ついニヤニヤとほくそ笑みそうになるのを我慢しながら、私は今日のところは舞浜をあとにしたのでした。 《ロビーの階段上からディズニーシーのパークを覗き見る》 ※この階段とこの先に続くホテル&パーク・ゲートウェイは現在「パーク→ホテル」の一方通行になっていて、ホテルからパークへは通行できないようになっていました。 広い窓辺の近くには立ち入り不可の斜線が引かれていて、立ち止まることもできなくなっていました。 * シルクロードガーデン の “ジャーニー・スルー・チャイナ” ランチコース ~四川~ * ・イベリコ豚と海鮮の麻辣ソース ・海老雲呑と蟹肉のスープ ・牛肉と野菜の炒め ・白身魚のチリソース ・冷やし坦々麺 辣油添え ・お米のプリン ドライフルーツシロップ ・・・・・・・2020年7月1日~9月2日 (4300) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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