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「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

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April 26, 2025
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(…​その3​から続く)

バルコニーから眺めるディズニーシー メディテレーニアンハーバーの景色が夕景から夜景に変わるころ。
私はいったん部屋の中に戻って まもなく始まるビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~の鑑賞に備えてカメラの準備をしたり 部屋中の照明を全て消せるようにスイッチの場所や動作を確認して回ったりしました。

なにせビリーブ!のショー開催中はホテルミラコスタの外壁や客室の窓は映像を投影するためのスクリーンになるのですからね~
室内の灯りがパーク内に漏れてショーの演出に支障があってはいけません。


そして すっかり準備を整えて 夫と二人で再びバルコニーに出たのは19:10頃、ショーが始まる5分前のことでした。



バルコニーの手すりに身を寄せてパーク内の様子をうかがうと、ピアッツァトポリーノからアメリカンウォータフロントに続く坂のあたりの路面はゲストで埋め尽くされているように見えました。

私達の部屋よりも奥側(ハーバーの反対側)のバルコニーにも、既に宿泊者の皆さんが出ていらしてショーの開始を待っていらっしゃいました。
一番ハーバー寄りのバルコニーの皆さんはハーバー水域方向の手すり沿いに並んで立っていらしたようなので、私は「うーん… ここは鑑賞場所としては『立ち見二列目』って感じかしらね~」とふと思いましたが、パーク内のぎゅうぎゅうに混みあっている鑑賞場所での「二列目」と違って前列のゲストとの間には数メートルの余裕があるし、お部屋のバルコニー内では状況によって好きなように場所を移動することもできるのですからね。
かなり良い環境であることは間違いないですよねー


やがて19:15。
バルコニーに設置されているライトの灯りも消えて、始まったビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。



ここは二階ですし バルコニーには二重の手すりもあるので 水上を転がっていく星の動きなどはあまりよく見ることはできませんでしたが、高さのある大きなフロートやバージはよく見ることができました。



ホテルミラコスタの外壁への流れていくような映像の投影(プロジェクションマッピング)は バルコニーにいる自分まで飲み込まれてどこかへ連れ去られちゃうんじゃないかと錯覚するような大迫力でした。





「アラジン」パートではミラコスタがそのままモスクになったり、「リメンバー・ミー」パートの導入部分では客室の細長い窓ひとつひとつがキャンドルに姿を変えてゆらゆら揺れる炎を灯したり と、ミラコスタの建物の造りを生かした綿密な演出がなされていることもよくわかりましたよ。

エルサは遠かったですが、方向的には広場の向こうになるので障害物が無くよく見えました。





ウェンディの願いが叶うシーンやミッキーとミニーの登場も見届けることができました。








ホテルミラコスタに宿泊してビリーブ!を正面から観たい、鑑賞場所として完璧な全てが見える場所で堪能したい、という方にとってはやはりベッラヴィスタラウンジ上に位置するハーバービューのバルコニールーム(や 一部のスーペリアルーム)が一番良いのでしょうけれど、ハーバー水域との距離で言ったらこちらの方が(お部屋の位置によっては ですが)やや近いのかもしれません。

窓ガラスで隔てられることもなく 全方向から降ってくるような光と色と音に包まれることができて、ビリーヴ!のショーの中に入り込んだような気分になれた30分間でした。



(バルコニーにある街灯はショー終了後 静かに点灯しました)



20:15からの花火「スカイ・フル・オブ・カラーズ」は、部屋のバルコニーからどれくらいみえるのか いや見えないのか、いまいち自信がなかったので、パークに再入園して観ることにしました。
(以前こちら側のウイングの3階や4階に宿泊した際はお向かいの建物の上にあがってくれて観ることができたのですが、ここは2階だし… と散々迷った挙句です。)


20:10になる少し前くらいに部屋を出て ホテル&パーク・ゲートウェイから再入園し、打ちあがり部分も含めて花火の全体像が確実に見えるザンビーニブラザーズ・リストランテ前の段々畑まで行って木柵の前に立ち止まると、すぐに音楽が始まって 無事に花火を楽しむことができました。









「スカイ・フル・オブ・カラーズ」は音楽が楽しいですね。
久しぶりに近くでちゃんと観られてよかったです。



花火終了後はホテル館内に戻り、そのままエレベーターで5階まで上がり、サローネ・デッラミーコへ行きました。

時刻は20:30頃で おそらく混雑のピーク寸前だったのではないかと思います。
サローネ内はほぼ満席のように見えました。
私達は二人なので待つこともなく 空いていた奥の小さなテーブルに通していただくことができましたけれど、大人数のグループの方々などは着席まで時間がかかったかもしれませんね。

サローネは本日は22:00までの営業とのことでしたが、私達は少しだけアルコールをいただいて20分ほどでお暇しました。



部屋に戻ると、窓の外のパーク内では まもなく閉園時刻になることを知らせる「…どうぞ気をつけてお帰りください…」という男声アナウンスが流れているところでした。

時刻は20:55。
バルコニーに出てみると眼下のピアッツアトポリーノにはものすごい数の人があふれていて、遠くのソアリンの方向からはあとからあとから多くのゲストがこちらにやってきているのが見えました。
(こんなにたくさんの人がパーク内にいたなんて!と毎度のことながらびっくりしてしまいましたよ~)
2階のバルコニーはパーク内の路面とほんとうに距離が近いので、広場をはしゃぎながら通り過ぎていくゲストの皆さんの楽しそうなおしゃべりまでが時折耳に入ってくるほどでした。

――みんなディズニーシーで楽しい一日を過ごせたんだなあ… 良かったねえ…

ついついポルトパラディーゾの港町の一角に暮らしている住人のような気分になってしまい 帰っていくゲストの皆さんをぼんやりと眺めていると…
21:00ちょうど、パーク内には今度は いよいよ閉園時間を迎えたことを告げるアナウンスが流れました。


しかし当然ながら この時間までめいっぱい遊んだゲストの皆さん全員がパークから退出するまでにはまだまだ相当な時間がかかることは容易に想像できるような状況で、広場からミラコスタ通り方面へと流れていく人波が絶える気配はまったくありません。

なので私はバルコニーへの扉を開け放したまま、いったん室内に戻ることにしました。



その後パーク内では、21:05、21:15、21:25、21:35…と10分おきに 21:00ちょうどに流れたのと同じ内容の閉園アナウンスが流れていたようでした。

21:25にアナウンスが流れた時には、「閉園時刻から30分近くも経つのだから、そろそろゲストもいなくなったのではないか」と考えて、私はパーク内の様子を見ようとバルコニーに出てみました。

が。



広場を行くゲストはかなり少なくなってきたものの、ミラコスタ通りへと向かっていく人の流れはまだ続いていました。



次に外に出てみたのは、それから15分くらいが経った21:40頃。
さすがにこの時間になってくるとパーク内に残っているゲストはごく少なくなっていたようでした。



ミラコスタ通り沿いのショップ「エンポーリオ~ヴァレンティーナズスウィート」の中にはまだ人影が見えましたが 入店は既に締め切っていて、広場や通りに面した扉はきっちりと閉じられていました。
(この時間はおそらくディズニーシープラザ側の扉だけが出口として開けられているのだと思います。)

ひと気のあまりなくなった広場を見渡すと、手にライトを持った警備キャストさんや私服のキャストさんが数人、何ヶ所かに分かれて佇んでいるのが見えました。



これはいよいよ 最後のゲストの送り出しが終わったのかな?


21:50頃になると パーク内の路面を行くのは各施設の制服姿のキャストさんばかりとなり…



プロメテウス火山の麓からソアリンのあたりには細いサーチライトの光があちこちを照らしている様子がちらちらと見えるようになってきました。


…そうして21:53。

ついにホテルミラコスタ前の広場ピアッツァトポリーノにはその「光」の主(ぬし)=大勢の警備担当のキャストさん達 が姿を現しました。





キャストさん達はそれぞれ水域の周囲や広場の路面を隅々までライトで照らしてまわり、最後はホテルの前に一列に並んで集結し、手に持ったライトを大きくくるくると回したかと思うと、ミラコスタ通りの中へと消えていきました。




ライトを持った方達が去って行った後も、広場の真ん中にはキャストさんがひとり 何かの時を待つように立っていらっしゃいましたが、その方もやがて22:00を迎える頃には去って行かれました。

ようやく パーク内にはたったひとりのゲストもいなくなった ということなのでしょうかね~





ふと見上げると、向かい側の客室の窓には ゲストのいなくなったパーク内の様子を窓ガラスに張り付くようにして見つめ続けているたくさんの宿泊ゲストの姿がありました。

右手上に見える部屋の窓にも、ベッラヴィスタラウンジ上の客室バルコニーにも、そして私達の隣にずーっと並んでいる部屋のバルコニーにもゲストの姿があり、皆さん閉園後のパーク内をただただ眺めていらっしゃるようでした。


そうですよね。
パークはとっくに閉園し、サローネ・デッラミーコも営業を終え、館内のレストランもラストオーダーの時間はもう過ぎていますもの。
今夜ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドに宿泊することになった方々に残されたただひとつの楽しみといえば、閉園後の誰もいなくなったパーク内を好きなだけ眺めることだけなのですから。





かく言う私も、22:00を過ぎても営業時間中と同じBGMが流れ続けているひと気のなくなったパークの様子を、バルコニーに立ってただひたすら眺め続けていました。


22:05くらいになるとメディテレーニアンハーバーには一台の軽車両がやってきて、何やら噴水のあたりで車を停め 灯りを点けて、探し物でもしているような様子でした。
22:10頃にはおなじみの作業車両が何台も現れて、あちこちで夜間にしかできないメンテナンスなどの作業が始まったようでした。

そして22:30にはパーク内に流れていたBGMが唐突にぱたっと止まり、目の前のピアッツァトポリーノには静寂が訪れました。

パーク内の照明はまだ点いたままでしたけれど、ディズニーシーの長い一日もこれで完全に終わり。
このあたりで私はようやく部屋の中に戻ることを決意しました。




ベッドに入る前にもう一度だけ と思ってバルコニーに出たのは24:00を10分ほど過ぎた頃でした。

いつの間に消えたのかプロメテウス火山を照らし出していた青い照明は既に落とされていて、夜空に黒く浮かび上がるその姿は本物の山なみのように見えました。
(いえ 本物ですけれど。)
チャペルミラコスタの鐘楼やソアリンなどのパーク内建造物の照明も殆どが消え、私達の部屋のバルコニーにある照明の灯りも気づけば消えていました。


耳を澄ませば かすかに聞こえてくるのは水の流れる音。
きょう一日たくさんのゲストを迎え続けたパーク内の路面を洗い流し、明日の朝やってくる新たなゲストのために準備する音です。


そうかあ~  私ももう寝ないとね。
24時まわっちゃってるんだもの。
明日はパークに行く予定は無いけれど 早朝の誰もいないパークの姿もいっぱい見たいじゃない?

日の出のときが気になっちゃって、また夜中に何度も起きちゃうかもしれないけれど。
夫もとっくにお風呂にも入らず眠っちゃってるんだし、とりあえず私も部屋の中に戻って ベッドに入ろうと思います。



…それではきょうのディズニーシーよ  おやすみなさい。
またあした。







(翌日に つづく)


◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。

利用なさってみてください。

◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇





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Last updated  May 26, 2025 12:17:28 PM
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