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カテゴリ:【ディズニーシー】or【・・・シー+α】
![]() ホテルミラコスタの宴会場パラディーゾで行われた「一夜限りの特別なディナー」、“東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル”ペアリングディナー というプログラムに参加してきました。 パークのイベントと連動して今年初めて開催されたこのプログラム。 公式サイトによると 「ホテルミラコスタとファンタジースプリングスホテルのソムリエが厳選したワインに合わせてシェフが特別な料理を用意」 とのことで、大変魅力的な企画ではありましたけれど。 開催は平日の夕方18:00からの一回きり、基本的にワインをいただける年齢(20歳以上)の二人組のみが対象で抽選販売、さらに当選後即決済でキャンセル不可 という数々のハードルがあったために、当選を知らされた時は 「申し込みを決断できる人がそんなにいなかったんじゃないのー? この私が当選したぐらいだから応募した人みんな当選したんじゃないのー?」 などと思っていたのですが、実際伺ってみたらそうでもなかった(高倍率だったそうです)らしいので、ちょっと記録しておこうと思います。 (注:こういった限定のイベントに参加すると時々「SNSやブログなど外部への発信はご遠慮を」とアナウンスされることもあるのですが、今回はそういうこともまったく無かったので まあここに書き残しても問題ないんじゃないかな―と思います。) 梅雨時の蒸し暑い金曜の夕方、夫と二人ホテルミラコスタを訪れたのは17:00過ぎ。 ![]() ![]() ![]() 会場はホテルミラコスタで一番大きな宴会場、企業の会合や大きな結婚披露宴などに使用される「パラディーゾ」。 コース料理形式の場合だと200~300人ほどに対応できるお部屋だそうですが、さて、今日の参加者は何名くらいかな? ![]() 17:30から受付が開始され、会場内に入ってみると。 ![]() 広いお部屋にテーブル50卓。 それぞれ一組ずつの貸切テーブルでした。 (追加でお子さんを連れての参加という方も何組かいらっしゃいましたが、基本2人×50組… 非常に贅沢な会場レイアウトで驚きました。) 本日提供されるワインは会場内の前方二カ所に並べられていました。 ![]() 左から 1(シャンパン)、ポメリー ブリュット・ロワイヤル 2(白)、ステッラート ヴェルメンティーノ ’23 3(白)、カップ・オー・スッド・シャルドネ・フランソワ・カリヨン ’22 4(赤)、ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・サントノ・モノポール ’17 5(カクテル)、マスカットリキュール・ド・フランス ミスティア 18:00過ぎになると 司会進行の方が登場。 今回のこのプログラムはパークのフード&ワイン・プログラムと連動して、東京ディズニーシーの中にある2つのホテル、ホテルミラコスタとファンタジースプリングスホテルのシェフとソムリエが「まずワインを選定し それに合わせて料理を一品ずつ考案する」というコンセプトで立ち上がった企画であることをお話しくださいました。 そして、コース仕立てのお食事会がスタート。 ![]() 一杯目のシャンパーニュが注がれるとソムリエの方とシェフの方がかわるがわる登壇。 提供されるワインとお料理についての説明やエピソードなどを聞かせてくださいました。 (以下、同じような流れで 順番にデザートまで進みました。) なお今回はあくまで「ワインと料理のペアリングを楽しむ会」なので、各お料理につきワインはグラス一杯限定でおかわりの用意はありませんでした。 1、前菜 「本鮪とカリフラワーのアリアンス 白胡麻のリングと発酵バターミルクのクーリ」 ![]() アリアンスは「調和」の意だそう。 バルサミコで調味した焼きナスの上にケッパーやフェンネルなどを加えた本鮪のタルタル。 その上に白胡麻のチュイルとムースなど3種の調理法で調理したカリフラワー、発酵バターミルクのクーリ。 トッピングされている黒いのは塩味のある魚卵?のようでした。 全てを一緒に食べると「こっくりした」というか「とろっとした」というか そんな味わいで、「前菜」と呼ぶのがもったいないような 芯のしっかりしたうまみのある 味も量もたっぷりとした一皿でした。 合わせたシャンパーニュ「ポメリー ブリュット・ロワイヤル」はお馴染みのバランスの良い香りのよいシャンパーニュ。 (容姿端麗で頭脳明晰、育ちも性格もそこそこ良いお嬢さんのようなシャンパーニュだと個人的には思っています。) お料理がとてもクリーミーで前菜にしては重めだったので、優等生のようなシャンパーニュが後味をすっきりと締めてくれてとても良かったです。 私はこの一皿とポメリーだけで じゅうぶん満足してしまいました。 2、温前菜 「ホワイトアスパラガスと天使の海老 マッシュルームのフリカッセ オレンジサバイヨンソース」 ![]() フランスでは6月といえば高級食材「西洋ザリガニ」の旬で、この時期になると皆さん西洋ザリガニを食べたくなるらしいです。(日本で土用の丑の日にウナギを食べるみたいな感じ?) が、西洋ザリガニはなかなか手に入らないので、味がよく似ているといわれる手長エビを使った温前菜を作ってみました とのこと。 底にフランたっぷり、上にマッシュルームとホワイトアスパラガスと海老のフリカッセ。 さらにアメリケーヌソースとオレンジサバイヨンソース(卵黄ソース)を加えてあり、これだけでおなかいっぱいになってしまいそうな意外と素朴な味の温前菜でした。 合わせた白ワインは「ステッラート ヴェルメンティーノ ’23」、イタリアのサルディーニャ産で、ヴェルメンティーノ(白ワイン用ブドウ)100パーセントのワインです。 (ヴェルメンティーノ100パーセントって初めて飲んだかもしれないです。) 地中海の潮風にさらされて太陽を浴びて育ったブドウから作ったワインらしい 土のような青い草木のような特徴的な香りがある スーッとした苦味さえ感じるようなワインでした。 (だからちょっと素朴な味わいのお料理を合わせたのかなーと思いました。) (ここで、二種のパンが登場。 ワイン用のブドウのチャバタと長時間発酵のフォカッチャ、もちろん今回のお料理に合わせて考案されたものとのことでした。) 3、魚料理 「ブリオッシュ・スイスで包んだ木更津産サーモン アーティチョーク ティムールペッパーのアクセントで」 ![]() 東京ディズニーリゾートの地元千葉県内の木更津市で養殖されているサーモンをブリオッシュ生地で包んで焼いたお料理です。 生でもいただけるサーモンなので、火を入れ過ぎないようにうまく調理されていました。 手前にごろっと添えられているのは5~6月頃が旬だというアーティチョーク。 お皿に敷き詰められた白ワインソースがとっても美味しかったのですが、これには一緒に提供された白ワイン「カップ・オー・スッド・シャルドネ・フランソワ・カリヨン ’22」を一本丸ごと使っているとかいないとか…(テーブルを回ってきてくださったオチェーアノのソムリエさんが教えてくださいました。) 今回のお料理には地元産の食材や旬の食材が意識的に使われているように感じられましたが、シェフの方々はそれを特に声高に説明なさるわけでもなく、お料理の世界ではごくごく当たり前のことなんだなあ と思いました。 ![]() 合わせた白ワイン「カップ・オー・スッド・シャルドネ・フランソワ・カリヨン ’22」は、さきほどの白ワインとは全く違う、シャルドネらしい豊かな味わいのある白ワインでした。 お花のような蜂蜜のようないい香りがして(個人の感想です)、少しトースト香もある(キャストさん談)ワインで、ソースにも使われているだけあってたいへんお料理によく合いました。 4、肉料理 「ブルゴーニュ風のエスカルゴを詰めたホロホロ鳥のロースト ガーリックエマルジョンとピノ・ノワールのジュ」 ![]() こちらは別にデミカップで出てきた付け合わせのじゃがいも料理。 ![]() 今回のプログラムでは「先にワインを選定、それから料理内容を考える」という手順でメニューが決まったことは一番最初にも書きましたけれど、この料理提供の際に登壇なさったシェフの方のお話ではホロホロ鳥をメインに選んだのにはシェフご自身の思い出も少し影響しているとのことでした。 以前ブルゴーニュで勤めていた時に、近隣ではどのお家でも畑を守るため(防犯のため)に「番獣」として鳴き声のうるさいホロホロ鳥を飼っていて、早朝にはその声があたりに響き渡ってとっても騒がしかったとのこと。 今回のメイン用の赤ワインがブルゴーニュ産のしっかりした貴重なものだということを知り、それなら合わせるのはあのホロホロ鳥を と考えたそうです。 ローストしたホロホロ鳥のソースには提供されたワインと同じブドウ品種「ピノ・ノワール」の赤ワインをたっぷり使ったそう。 (提供された「ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・サントノ・モノポール ’17」は非常に希少なワインなので、さすがにそれそのものをソースに使うことはできなかったとおっしゃっていました。) お皿の上の左側の付け合わせはそら豆とペコリーノチーズのタルトで、これはイタリアで6月頃になるとそら豆とペコリーノチーズを合わせて食べる習慣があることから発想したとのことでした。 そして赤ワイン「ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・サントノ・モノポール ’17」、これはものすごく美味しかった。 ごく限られた土地の限定的な畑で単独の作り手が毎年作っているピノノワールだけを使って作ったピノノワール100パーセントのワインで、たぶんその畑の土の特徴がそのまま生きているのでしょうね、なんともいえず深く濃く 複雑な豊かな味わいでした。 熟成期間も長く出荷される本数も限られているとのことで、登壇したオチェーアノのソムリエさんによれば「もしもこのワインをオチェーアノで提供するとしたら ボトルで16万円くらいのお値段をつけてワインリストに載せなければいけないので お店で提供するのはなかなか難しい」とおっしゃっていました。 (そのせいか提供もかなり少量でした。もう少しいただきたかったなー…) このワインを口にできただけでも、今回は参加した意味があったのかもしれません。 5、デザート 「シトラスクリームとフロマージュ・ブラン ヴェルヴェーヌのアイスクリーム」 ![]() こちらのデザートはファンタジースプリングスホテルのシェフの方が担当されたそうです。 見た目も繊細なデザート、全体的にシトラス感がありました。 添えられたアイスクリームはレモンのような香りのハーブ「ヴェルヴェーヌ」を使ってあってとてもさっぱり。 最後をしめくくるのにはちょうど良いお皿でした。 ![]() 合わせたのは「マスカットリキュール・ド・フランス ミスティア」を使ったカクテル。 マスカットリキュールと聞くと 甘そー とついつい思ってしまいがちですが、柑橘も加えてあってさっぱりとした風味に仕上がっていました。 このお皿とカクテルで「合わせてひとつのデザートになっている」感じだなあと思いました。 最初から最後まで、会場内に控えるホテルミラコスタとファンタジースプリングスホテルのソムリエさん(12名ほど参加していらしたそうです)が手分けしてテーブルを回ってくださり、お料理やワインに対する質問に答えてくださったり補足の説明をしてくださったりして、それもまた楽しかったです。 私はてっきり今夜は宴会場のキャストさん達がサービスに当たられるものと思っていたのですが、実際はふだんオチェーアノなどにいらっしゃるお顔のわかるキャストさんも多くお見かけしてリラックスできましたよ~ ありがとうございました。 司会進行の方が本日の閉宴を告げたのは20:15くらい。 その後は皆さん、会場内を撮影したり、会場の外で並んでお見送りしてくださっているシェフの方々やソムリエの皆さんに声をかけたり一緒に記念撮影したり、と さまざまに楽しんでいらっしゃったようでした。 私達は翌日の朝早くから予定があったのですぐに会場をあとにしましたが、きっと20:30過ぎまで残っていらしたゲストの方もいらっしゃったんではないでしょうか。 それほどに、たいへん有意義で貴重な会だったと思います。 「お食事会」のつもりで参加したのですが、結果的に私にとっては勉強会に近い感じになりました。 (地図とか辞典とか持って行けばよかったと思ったくらいお話が面白かったです。) 世界には美味しいものがたくさんあるなあ と 純粋に思うことができ、私にとっては まさに ”フード&ワイン・フェスティバル”の締めにふさわしいプログラムとなりました。 最初にワインの選定を始めてから今日の開催までは約一年。 その間に世界ではいろいろなことが起き 情勢も刻々と変化し、ワインや食材の調達も計画通りに順調にいかないこともあったかと容易に推測できますが、よくぞ開催にこぎつけてくださいました。 非常に良い体験ができた一夜でした。 ありがとうございました。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 27, 2026 11:59:23 AM
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