控えめな妖精たちの静かな魔法。(その2 ~ベッラヴィスタ・ラウンジ と グランパラディ・ラウンジ など)
(…その1から続く)ベッラヴィスタラウンジ独特の白い制服姿のキャストさんに導かれて店内に入ると、ちょうどランチタイムが始まるタイミングだったからか エントランスあたりにはお店の方々が勢ぞろいしていらっしゃって、皆さん笑顔で出迎えてくださいました。お隣のオチェーアノでは ランチタイムのオープン時刻になるとウェイティングエリアにキャストさん達が整列して一斉にご挨拶してくださる という儀式のような瞬間に何度か出っくわしたことがあるのですが、こちらのお店では今までそういったことは無かったのでちょっとびっくりしてしまいましたよ。窓辺の席に案内していただき キャストさんからメニューの説明を受けていると。店内に小さな音量で音楽が流れてきて 目の前のハーバー水上遠くに大きな船が登場し、始まったのは“スパークリング・ジュビリー”セレブレーション。(11:30)火山の麓からだんだんこちら側(ピアッツアトポリーノ側)に近づいてくる船の様子をちらちら見ながら 忘れずメニューもしっかり見て、私達はお食事の内容を決めて注文を済ませました。(夫はベッラヴィスタラウンジ・ランチコースをメインを豚肉にして、私は25周年のコースをメインを真鯛にしてお願いしました。加えて私の方だけグラスワイン2杯セット「ミラコスタデュエット」もお願いしました。現在のデュエットは一杯目がシャンパーニュ固定、二杯目が赤か白かの選択となっていて、私は今日は白を選びました。)セレブレーションが始まって、ハーバー正面の桟橋近くまでやってきた大きな25周年の船。陸地に登場したキャストさんやキャラクター達と一緒になって25周年のお祝いで盛り上がり、大きな船がハーバー水上から去ろうとする頃。まずは私の注文したミラコスタデュエットの一杯目のシャンパーニュ、こちらのホテルではお馴染みの「二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」がやってきて、その後 コースがスタート。以下、いつものように簡単に記録しておきますね。まずは私の方、「東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”ランチコース」から。前菜は、お隣オチェーアノでよく登場するのによく似たブルーのグラデーションが美しいお皿に盛られてきました。軽く炙ったカツオにグリーンアスパラガスのサラダ。真ん中のカツオの立派さにまずびっくりしました。タタキのように軽く炙ったカツオの表面にガーリックオイルを塗りガーリックパウダーをふりかけて、その上にラディッシュやスプラウト、リコッタチーズとマスタードのクレマ、海老せんべいなどが添えられています。付け合わせのサラダはリーフ類とグリーンアスパラにナッツや桜海老とえびせんべいも加えてありました。赤い水玉状のはブラッドオレンジのソースです。カツオは、炙ってあるせいなのか ガーリックが効いているせいなのか それとも素材が新鮮なのか、「生魚である」ということを一瞬忘れてしまうような不思議な味わいでした。これなら生が苦手な方も食べられそうです。しっかりかっちりした前菜で満足度高かったです。パスタはキタッラ。生地を伸ばしてから裁断するパスタで その製法から断面が四角くなるのが特徴です。クリームソースのように見えるのはキャベツのエスプーマ。具材はたっぷりのキャベツとほぐしたポークの煮込み、上にトッピングされている赤紫色のは赤タマネギのピクルス。塩味ベースのおいしいパスタでした。メインはお魚の方を選んで、真鯛のインパデッラ。ベッラヴィスタラウンジのお魚のインパデッラ、美味しいに決まっています。(ここでお魚の方を選んだので、ミラコスタデュエットの二杯目は「白」をお願いしたのです。)皮目をパリッと焼いた真鯛にサフランで色付けた白ワインソースをたっぷり。黄色いソースにたらしたハーブオイルのグリーンが綺麗です。真鯛の下にはそら豆とドライトマトと生ハムの炒め物(ストゥッファート)。他にいんげんと、真鯛の上に木瓜と可愛いリーフ野菜が添えられていました。右端に添えられているのはオリーブのコンディメントで、少しずつ加えながら食べました。お魚を選んで良かった と心底思えるお料理でしたよ~デザートは マスカルポーネとライチーのムース、上にラズベリージェラート。そして右側にはミニーさん。白いムースにブルーのゼリーシートがかけられているのは、25周年のミニーさんの衣装のスカートをイメージしているからだそうです。ミニーさんのスカートはブルーとピンクが二重になっていますけれど、こちらのムースも同様で 表面はブルーに白ですが切ってみると中はピンクになっていて、芸が細かいわ~ と感心してしまいましたよ~夫の方のベッラヴィスタラウンジ・ランチコースも写真だけ並べておきます。(4月8日から6月30日までのメニュー)前菜は「鴨肉と胡桃のパテ ベリーヴィネグレット クレソンと玉葱とポテトのインサラータ」。パスタはショートパスタ、「シーフードラグーのカサレッチェ」。カサレッチェは断面がSの形になっているのでソースがよーく絡むショートパスタです。美味しそうでした。メインは米澤豚か真鯛(25周年のコースと同じ)の選択になっていますが、夫はもちろん米澤豚の方を選んでいました。「米澤豚一番育ちのコトレッタと季節野菜のチャンボッタ トマトとケイパーのソース」。美味しい銘柄豚のカツレツですからね、夫、もう無言で食べてましたよーデザートは「オレンジのミルフィーユ ヨーグルトとライムのジェラート」。ごちそうさまでした。お食事を終えてベッラヴィスタラウンジを出たのは13:30になる少し前頃でした。このお店でお昼ご飯を食べるために パークを挟んで反対側にあるホテルを早々に(私達にしては ね!)チェックアウトして はるばるリゾートラインに乗ってやってきましたけれど、少し無理してでも来てよかった と思いました。美味しくて楽しくて 素晴らしい時間でした。お店の皆さん 本当にありがとうございました。また来ますね!(… 予約が取れれば。)さてこのあとは。15:00過ぎにスリーピーホエール・ショップに行けばよいので、ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園した私達はまずはミラコスタ通り周辺のショップを覗いてスーベニアメダルやグッズをチェック。それから パーク内のどこかでこの時期恒例の記念撮影をしたいと考え、公式アプリを開いてフォトマップからカメラマンさんのいらっしゃる場所を探しました。と、この時間はディズニーシープラザの25周年フォトロケーションの前でディズニーフォトの撮影をしていらっしゃるということがわかったので 行ってみることにしました。(昨日の朝カメラマンさんがいらっしゃらなくて残念だったこの↓場所です。)アプリではこの場所での撮影は「30分待ち」と表示されていましたが、ハーバーでまもなく本日二回目の“スパークリング・ジュビリー”セレブレーションが始まるタイミングだったせいか列はそんなに長くなく、撮影を待っていらっしゃるのは私達の前に7~8組といったところでした。(13:45くらい。)しかも 待っている途中で列を抜けていくグループもあったので、14:00頃には順番が回ってきて無事に今年の記念日の撮影をすることができました。その後は、終盤にさしかかっていた“スパークリング・ジュビリー”セレブレーションの様子をピアッツアトポリーノの後方から背伸びしながら眺め…(人垣から離れれば船の上だけは結構見える…)終了後、人波がひいたところでハーバーをザンビーニブラザーズ・リストランテ前から火山の麓へと歩いてマーメイドラグーンを目指しました。今日は気温も湿度も高くてマーメイドラグーンにたどり着いた時にはやや消耗気味だったので、大好きなスカットルのスクーターにも行かず まっすぐ屋内施設のトリトンズキングダムに入り、スリーピーホエール・ショップに行ってまずはスーベニアメダルを作成。15:00過ぎの受け取り指定時刻まではセバスチャンのカリプソキッチンで休憩 と思いましたが、ダイニングエリアが非常に混雑していたので お店の前のベンチのあるスペースで水分補給して休みました。やがて指定の時間になったので、予約していた限定のジュビリーバッジなどを購入してマーメイドラグーンを離れ、ファンタジースプリングスホテル方面へ。長ーいエントリーウェイを歩き、混雑する森の中を抜けてファンタジースプリングス・エントランスから一時退園。ホテルへと向かいました。ファンタジースプリングスホテルに入館したのは15:40くらいだったでしょうか。暑い中をずーっと歩いてきたのでちょっとぐったり気味でしたけれど、あの独特な香り漂う美しく整った夢の中のような空間に足を踏み入れると、なんだかいろいろな雑念が消えて気持ちがすーっとしました。(とても不思議なのですが、このホテルに入るとわたし「善い人」になりたくなっちゃうんです。ホテル内がまったくざわついていないので、自然と ちゃんとしなきゃ という気持ちになるのかもしれません。)すぐに階段をおりてグランパラディ・ラウンジの入口へ行くと、キャストさんが「お部屋番号と宿泊代表者様のお名前を教えていただけますか?」とおっしゃいました。夫が答えて、 でも もうチェックアウトしてしまったのですが… とお話しすると、キャストさんは端末を操作して何かを確認し夫の名前を復唱なさったので、私は さすが宿泊ゲストのみしか利用できないと但し書きしてあるだけあってチェックが厳重なのね~ と勝手に感心しちゃいましたよー(ホテルに入る手前で宿泊証明書を提示しているのにさらにここでも確認するのか― と この時は思いました。 この時は。)ご案内します と目の前に現れたキャストさんのあとをついて店内に入っていくと、この時間のグランパラディ・ラウンジ内は空席が多いようで たいへん落ち着いた様子でした。そして、 こちらです とキャストさんが立ち止まったのは、前回宿泊した際に二日間連続で案内されたのと同じ場所でした。ミッキーの横顔がちらっと見える窓辺の席。三回連続で同じ席に案内していただけるとは!なんという偶然なのでしょう。キャストさんから 植物がデザインされた美しいブルーグリーンのメニューブックを見せていただき、さてさてきょうは何をいただきましょうか。当初ホテルの予約のみしていた時は、チェックアウト後グランパラディラウンジに立ち寄ったら 前回とても美味しくいただいたタルティーヌなどの昼食をとってデザートセットなどもゆっくりいただいたりして帰宅しようと思っていたのですが。その後ベッラヴィスタラウンジの予約取れちゃって もうお昼食べてきちゃったからね~どうしようかねえ。色々考えた末、メニューの中のスウィーツのコーナーからふたりとも「ケーキセット」をお願いすることにしました。(「ケーキ1種類とドリンク」2800円、「ケーキ2種類とドリンク」5000円、と2パターンありましたが、1種類の方にしました。)ケーキは4種類用意があるとのことだったのでキャストさんと相談して季節限定の物を選び、夫が「ベリームース」を、私が「サントノーレ」にして、ドリンクはふたりともアイスティーに。私達はどちらかと言えば紅茶よりもコーヒーが好きなのですが、こちらのお店ではやっぱり「紅茶」ですよね~数分後、テーブルにやってきた私の「サントノーレ」はこちら。なんだか躍動感のある見た目ですよね。思わず「生き物みたい」って口走ってしまい、ちょっと恥ずかしかったです。(見た瞬間、内装に曲線や植物が多く取り入れられているこのホテルやお店の雰囲気にとっても合っているデザインのケーキだなあ って思ったのですが、口からはその思いを簡略化した言葉が飛び出してしまったんですよねー)タルトの上にシューとクリームが積みあがっているケーキで、たいへん甘そうに見えますけれど 実はクリームがカラメル風味なのでほろ苦くて大人の味。最後まで美味しくいただけました。奥に見えている可愛らしいのが 夫の「ベリームース」です。テーブルにやって来た時に あまりの可愛い見た目に 夫が「これ、こっちがキミの方だったんじゃないのー?」って言っていたのですが、キャストさんは「どちらも今だけのお味なのでぜひお楽しみくださいね」と笑っていらっしゃいました。それからしばらくして。 お呼びしたわけでもないのに後方からキャストさんがテーブルにいらしたので「何事か?」と思っていると。「お誕生日おめでとうございます」と私の前に小さな四角いガラスのお皿を置いてくださいました。お皿の中には小さなクッキーと「Happy Birthday」のチョコプレートが。えーーっ? どうしてー?お誕生日のシールも貼ってないのに、どうしてお誕生日が近いこと知ってるのー??私が目をまあるくして驚いていると、キャストさんは私のために用意してくださったお誕生日シールをのせたナプキンミッキーをテーブルに置いて、去って行かれました。……。ほんの一瞬ですが、普段はまったくあり得ないと思っている「魔法」と呼ばれているものの存在を、私は信じそうになりましたよ。さきほど入店する際のやりとりにはこういう意味もあったのですね~これでも一応トシだけは大人の私は 数秒もしないうちにいろいろ納得して、落ち着きを取り戻しました。少しすると再びキャストさんがテーブルにいらして、今度は夫の前にも同じようなチョコプレートをのせたガラスのお皿が置かれました。見るとそこには結婚記念日を祝うメッセージが。もう一つテーブルにそーっと置いてくださったのは藤色のナプキンで作られたお花のつぼみ。結婚記念日の日付が入ったシールも添えられていました。「テーブルにいらっしゃるうちにお届けできて良かったです。」そうおっしゃるとキャストさんは 大きな窓から見えるファンタジースプリングスの方に少し視線を送って、「泉の妖精さんが魔法で知らせてくれました。結婚記念日とお誕生日があるこんな大切な時にここを訪れてくださってありがとうございます。」と、はにかむように静かに微笑んで そして ごゆっくりお過ごしください と去って行かれました。いま こうしてこの場所にいる私達は 立場の違いこそあれみんな現代社会を生きている大人の社会人なので、正直なところ本心から非科学的なものを信じている人は殆どいないでしょう。いま私達が目にすることのできる「魔法のようなできごと」には実は仕掛けがあることも、誰もがみんな知っていることでしょう。それでもあえて たくさんの人がごくごく自然にさらっと魔法という言葉を使うのは、その一言でさまざまな現実的ないきさつを包み隠してくれるから なのかもしれません。苦労も努力もすべて 魔法で と前置きしてしまえばそれは一瞬で異次元まで飛んで行ってしまって、あとにはきらきらした結果のみが光り輝いていて それだけが長く記憶に残っていく。また、他人には無関心であることを自認しているような普通の人が、ふと心の奥底にある善意に従いたくなってしまったときに 魔法で という言葉でごまかして勇気を振り絞る。そんな 魔法という言葉 は、それ自体が名実ともに「魔法」なんですよね。舞浜のパークやホテルには 老若男女 お仕事内容もさまざまなキャストさん達がたくさんいらっしゃいますが、その方々もリゾートの外では私たちと同じように平凡な日常を過ごす 実は引っ込み思案で静かで人見知りな方々なのかもしれません。生まれながらのディズニーキャスト! なーんていう冒険物語の主人公のような方々は、そうそうこの世の中にはいらっしゃらないでしょう。でもきっと ここへ来てひとたび魔法という目に見えない衣をまとうと ごく普通の方々であっても私達ゲストに笑みをもたらしてくれるようなふるまいがごくごく自然にできてしまうのかも。そのさりげなさのおかげで私達はいつも 最後には穏やかな満ち足りた思いで舞浜を去ることができるのかもしれないなー… …なーんてね。午後のグランパラディ・ラウンジの窓辺で きれいに可愛く形づくられた藤色のナプキンを前にして 私はそんなことを思ったのでした。泉の妖精と会話ができる皆さんによーくお礼を言って、グランパラディ・ラウンジを出たのは16:50頃でした。当初予定では ここで私達は家路につくはず。でも夫が今朝 思いつきでもうひとつ行き先を増やしたせいで、私達、これからディズニーシーのアメリカンウォーターフロントまで行かねばなりません。(18:40開演の「ダンス・ザ・グローブ!」鑑賞です。かなり後方の席の。)それにその前に、さきほど25周年のモニュメントの前でカメラマンさんに撮っていただいた台紙付きの写真を ミラコスタ通りのショップ「フォトグラフィカ」まで引き取りに行かねばなりません。ということは、ここはもう一度「リゾートライン三日券」の出番です。(ほんとうに、一昨日の朝購入しておいて良かった と またもやつくづく思いましたよ。)私達はホテルのエントランスを出て、今朝同様 ファンタジースプリングス・エントランスではなくベイサイドステーションへと向かいました。ディズニーシーステーションに降り立ち、もうこの三日間で何度目なのかわからなくなっている保安検査を受けて、ディズニーシーに再入園したのは17:10くらい。すぐにフォトグラフィカへ行って写真を購入した後は 日が傾いてやや涼しくなってきたメディテレーニアンハーバーをショップを見たり写真を撮ったりしながらお散歩しました。最終的にはリドアイルの裏の出島のベンチへ行ってしばし休憩。(17:30くらい)その後、レストラン櫻の裏のハドソンリバー沿いのベンチに場所を移してまた休憩。(休憩の最中に「当選した座席、ひょっとして最後列なんじゃないかな?」と夫が言い始め、ウォーターフロントパークまで行って位置を鑑賞エリアの外から確認したところ、最後列からほんの数列前ということが判明しました。)やがて開場時刻の18:10になったので、川沿いのベンチを離れてショー会場入り口へと向かいました。席に着いてみると、ほんとーーに後方、ステージから遠い。(でもど真ん中。)たぶんこの状態では 前の席のゲストの頭に隠れて私にはステージはほとんど見えないだろうけど、これだけ条件が良くないと「ではこの席から何がどんなふうに見えるか?」という興味が逆に湧いてきます。以下、18:40にショーが始まって、会場内の最後列付近から私が数枚だけ撮影を試みた写真を参考までに残しておきましょう。以上です。途中で夫が「僕の目線だとこんな感じ」と撮った写真は↓こちら。夫はステージの上段なら普通にしていても完全に見えたそうです。どんな席でも座ってみなければ何もわかりませんからね。たいへん貴重な経験になったと思います。殆ど見えなかったというのに、今までに何度か鑑賞していたせいで脳内補完ができたのか 意外に楽しかったな~ という不思議な気持ちで会場を出たのは19:00過ぎ。(後方の席なので会場から出るのは容易でした。)その後はもう帰りに向かって ただファンタジースプリングスを目指すのみ。ここでもう一度リゾートラインに乗ってホテルまで楽して戻るか! とも思いましたが、最後はパーク内を歩いて行きたいね~ ということで、私達はポンテヴェッキオからミステリアスアイランドへ、マーメイドラグーンから橋を渡ってアラビアンコーストへ、と 暗くなったパーク内をお散歩ペースでゆっくり歩きながらファンタジースプリングスへ向かうことにしました。ハーバーでの「ビリーヴ!」開始の時間が近づいていたこともあってか、プロメテウス火山を抜けてしまうとゲストの姿もずいぶんと少なくなり、歩きやすくて助かりましたよ。エントリーウェイが見える場所までたどりついたのは19:10過ぎ頃。ようやく あと10分ほどでホテルのロビーまで戻れそうです。――これなら、ビリーヴ!が終わってリゾート内道路が混雑してくる前に首都高に乗れるかも。…でも、待って。エントリーウェイに入る前に、ジャスミンのフライングカーペット、あまり並んでないなら乗ってから帰りたい。いい? 夫は おいおい というような顔をして、 えー…!乗るのー? と少し不満そうに言いましたけれど、乗り場に行ったら「10分待ち」表示だったので一緒に乗ってくれることになりました。それから10分も待つことなく私達を乗せて夜空へと飛び上がった魔法のじゅうたんからは、同じころ火山の向こうで始まっていた水上ショーの花火やサーチライトも少しだけ眺めることができました。気持ちのよい夜の空の旅でした。その後はいよいよ、エントリーウェイを歩いて洞窟のトンネルを通り抜け、ファンタジースプリングスへ。まるで嘘のようにひと気のないアレンデールの城下町をかすめて…いろいろとお世話になった泉に棲む妖精さんたちにもさよならを言って、ファンタジースプリングス・エントランスからディズニーシーを退園し、ホテルのベルデスクに行って預けた荷物を車寄せに準備してくださるようキャストさんにお願いした頃には 時刻は19:55になっていました。駐車場から車を出して向かったファンタジースプリングスホテルの正面玄関車寄せは この時間、帰宅するために荷物を積み込む車が何台もとまっていてドアサービスキャストさんがその間を溌溂と動き回り、夜とは思えぬ活気ある様子でした。そんな、ホテルミラコスタとは一味違う忙しく賑やかな夜のホテルエントランスから車を発進させ、曲がりくねった坂を下ってファンタジースプリングスホテルを離れ。混雑するリゾート内道路をくぐりぬけて、私達は舞浜入口から首都高速道路にのりました。――はあ。今年はずいぶんいろいろなことがあったねえ。一日目はなんかイレギュラーな感じだったし、そのあとはたくさん予定詰め込んじゃって、結局三日間全部パークに行っちゃったからねえ。今回はなんだか、しみじみ記念日を祝う っていう風情に欠けてたような気がするなあ。私はもう少し、いつもみたいにのんびり ふたりでいることを楽しみたかったな…でもまあ これでいいんでしょう。毎年同じ時期に同じように過ごす、そんなことを何年も繰り返していれば、たまにはこんなこともある―…ですよね?(今回の滞在でこれを言うのは 三回目でしょうか? ひょっとして四回目??)舞浜の地を訪れるようになって40年近く。年を経てどんどん広がっていくリゾートのパークとホテルで、やりたいと思っているけれどやったことがないこと は まだまだありそうです。また来年のこの時期も 今年と同じように同じ場所で過ごせますように。そしてできれば、いろいろな方々の力も借りたりして 新しい体験もちょっとだけできますように。そんなことを願って、いつもとは少し勝手が違った今年の記念日滞在の記録を ひとまずここで終えようと思います。(今年の記録 これでおしまい)** ベッラヴィスタラウンジ の 東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”ランチコース **・カツオのセミクルード リコッタのクレマとブラッドオレンジのアクセント グリーンアスパラガスのインサラータと桜海老・キタッラ ポークの煮込みとキャベツのエスプーマ・真鯛のインパデッラ サフラン風味の白ワインソース そら豆と生ハムとドライトマトのストゥッファート または 牛フィレ肉のビステッカ バルサミコソース カルチョフィのグラティナート 軽く煮込んだグリーンピースとフヌイユのピュレ・マスカルポーネとライチーのムース ラズベリージェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・2026年4月8日~6月30日(7800)* ベッラヴィスタラウンジ の ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース *・鴨肉と胡桃のパテ ベリーヴィネグレット クレソンと玉葱とポテトのインサラータ・シーフードラグーのカサレッチェ・真鯛のインパデッラ サフラン風味の白ワインンソース そら豆と生ハムとドライトマトのストゥッファート または 米澤豚一番育ちのコトレッタと季節野菜のチャンボッタ トマトとケイパーのソース・オレンジのミルフィーユ ヨーグルトとライムのジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・2026年4月8日~6月30日 (6300)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇