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伊賀へいらっしゃい

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2020年02月05日
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伊賀市喰代の百地氏城跡へ行きました。
百地丹波城は藤林氏や服部氏とともに伊賀上忍三家として知られる百地氏によって築かれた城です。
1581年(天正9年)に織田信長の軍勢が伊賀へ侵攻したいわゆる「天正伊賀の乱」の際に落城しまし
た。百地氏の菩提寺であり、当時の館跡だと伝わる麓の青雲寺の境内には百地氏歴代の墓がある。






百地丹波守城趾とあり砦趾とかかれていたり城跡とかかれていたりしますが城より砦と
呼ぶ方が相応しいのではないでしょうか、城と言うと立派な石垣をイメージしますので。




北側の虎口、土塁が切れて降りられる道があります。






百地城跡の砦の中です。柏野城跡に比べ広く格の違いを感じさせます。
天正伊賀の乱(1581年)では百地氏は滅んだと言われていますが子孫が伊賀地区に居るとの
説もあります。





南側の1番大きな虎口

百地伝説
伝説は、今はむかし、南都(南朝の都が吉野にあった)の頃、当代の百地丹波守は、北面の武士とし
て、吉野朝に出仕し、宮廷の守護に当たっていましたが、たまたま式部の官にある官女と恋愛関係に
おち入り、深く将来を約しました。任満ちて丹波は伊賀へ帰りましたが、式部も期をうかがって宮仕
えを辞し、丹波のもとへ来ることになっていました。式部が約束どおり吉野を出発したという知らせ
に、丹波は日を計って島ヶ原に迎えに行きましたが、式部は他の道から来たので行き違いになり、
式部は丹波の留守中に、愛犬を伴って丹波の砦に到着しました。
美しい官女の来訪に、かねて式部のことを知っていた丹波の妻は嫉妬に狂い、家来と語って式部を殺
し、邸内の古井戸に投げ込みました。丹波は帰宅後、式部の愛犬の白犬が邸内にいることを認めて不
審に思いましたが、白犬の案内で、式部が井戸に落ちて死んでいるのを発見しました。そして、女房
も同じ井戸に身を投げて死にました。丹波は、この井戸を埋め、塚としてその塚の上に樒(しきみ)
を植えて、自身は高野山に登り僧となって、二人の菩提をとむらいました。それで、この塚を式部塚
とも樒塚とも呼ぶようになりました。と伊賀流忍者博物館の案内にあります。

式部とは女官の呼び名で紫式部や和泉式部などと同じです。




その式部塚
塚に、鋏を供えると悪縁が切れるとの伝承があり各地から
縁切りの象徴「はさみ」が奉納され所狭しと置かれています。ほとんどが新しいものです。
最近話題の不倫の典型としてそれを裁ち切るために増えているのでしょうか。



伊賀四国八十八ヶ所の石仏が帰り道沿いにあります。



元は百地砦の内だったのではと言われる永保寺から百地城跡へは、ほとんど崖になっている。



伊賀の忍者には上忍、中忍、下忍がいました。その上忍は与野の千賀地服部、有名な服部半蔵が出た
服部家です。東湯船の藤林長門守、藤林家は甲賀と接していて婚姻関係もあったようです。
そしてこの喰代(ほおじろ)の百地丹波守です。
この百地氏は元は名張地区の出身でこの地から南の今の名張市まで百地氏が仕切っていて一番広い地
区を仕切っていました。
織田信長の次男、信雄(のぶかつ)勢が攻めてきたはの第一天正伊賀の乱(1579年)で百地丹波守は
鬼瘤越えの馬野口に出撃し迎え撃ち、得意の神出鬼没の山岳戦で撃退しました。織田勢は伊賀衆の
抵抗によって敗走、三千人以上の損害を出したといいます。
しかし第二次天正伊賀の乱では1581年(天正9年)に織田信長の軍勢が伊賀へ侵攻した際に落城しま
した。百地氏の菩提寺であり、当時の館跡だと伝わる麓の青雲寺の境内には百地氏歴代の墓がありま
す。百地氏は最後には柏原城で戦ったが紀州高野山に落ち延びたのいう説もあり子孫は伊賀地区にお
られるそうですので落ち延びた人がおられたのは確かなことだと思われます。
藤林長門守と百地丹波守の二つの戒名は、一字違いであることから同一人物との説(奥瀬平七郎説)
が生まれた。
江戸時代は千賀地服部氏は伊賀藤堂藩の家老になり藤堂釆女と名乗り伊賀のトップになりました。
藤林長門守も藤堂藩に役職を頂き三代目の藤林保武は萬川集海(伊賀甲賀の忍術の全てを記した)を
著しました。今でもこれがテキストになっています。百地氏は藤堂藩に仕えた記録はありません。
藤堂高虎の馬まわりを勤めたという説が有りますがこれもはっきりしません、有力土豪として地位は
保ちにました。





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Last updated  2022年09月28日 10時28分00秒
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