2006/05/30(火)03:12
亀田興毅の世界戦
>∩( ・ω・)∩ ばんぢゃーい 亀田興毅の世界戦が決まったよ。
なんてこった。一部で噂されていた最低のシナリオが、本当に実行されるみたいだね。
何が最低なのかって、今まで繰り広げられてきた亀田リサイタルが世界戦の舞台でも続行されるらしいってこと。
ほとんど引退してる選手を引っ張り出してきたり、対戦相手が試合が発表になる数日前にいきなり世界ランクにランク入りしてたり、そんなアメージングな亀田ワールドが今度も炸裂ってことだ。
それも今までは、「まぁそのうちイタイ目にあうだろ、それまで楽しんどけや」と思ってガマンしてたんだが、どうやらイタイ目にはあわせない方針らしい。かつて、これほどまでに負けるかも知れない試合をしてこなかったタイトルコンテンダーがいたか。これほどまでに緊張感のない世界前哨戦があったか。
しかし、どんなに弱い相手選んでやってても、世界戦になったらチャンピオンとやるしかないんだから、そこで叩きのめされてくれ、と思っていたのだよ、おれは。そしておそらくは多くの善良なボクシングファンもそう思っていたはずだ。
それが、亀田親父と金平会長は、そんな我々の思いを華麗にかっとばすチカラワザで、世界戦の舞台をつくってきた。
日刊スポーツの記事によると、
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亀田興毅が8・2ランダエタと王座決定戦
WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)が、8月2日に横浜アリーナで同級1位ファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)との同王座決定戦で世界王座を狙うことが24日、内定した。既に協栄ジムが試合中継するTBS側と放送枠の最終調整に入っており、来週にも発表される見通しだ。20日に3度目の防衛に成功した同級王者ロベルト・バスケス(22=パナマ)陣営がフライ級転向による王座返上を表明。王座が空位となったため、WBAによる裁定でランキング1位ランダエタ、2位亀田による王座決定戦が決まった。
前WBA世界ミニマム級暫定王者ランダエタは、バスケスと同じサウスポー。04年10月にはWBA同級王者の新井田豊(横浜光)との王座統一戦に敗れた。以後も同級1位を維持していたが、今月からライトフライ級に転向していた。協栄ジムの金平会長は「近日中に何らかの発表をするつもり」と説明していた。
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どうでしょうか。
これを読んで何の疑問も不思議も抱かずに、何もひっかかるものなしに、「('-'*)キャー 亀田兄弟サイコー」なんてのんきなことを言っているわけじゃあ、ないだろう?
亀田がそれまで11戦を戦ってきたフライ級からライトフライに階級を移したのは世界を獲る確率の高いところに移るという意味では正統な判断だが、それでもポンサクレックとのデビュー当時からの因縁はどうなるのかとか、かつて亀田が言ってた「ポンサクはライトフライの選手とやってるからな」とかいう発言は、自分がライトフライに階級落としたらかっこわるくないのかとか、いろいろつっこみたい。
そして、あまりにもタイミング良すぎじゃないですか。あからさまに。
金平会長は以前から「バスケスは王座を返上するらしいし」とか言ってたから、王者との試合よりも王座決定戦を選ぶっていう選択肢はありなんだけど、その対戦相手もライトフライの選手ではなくてミニマム級から上がってきたランダエタってのも、どうなんだこれ。それまでライトフライで一戦もしてない選手同士の王座決定戦です。
二人のそれまでの階級だったら、二階級下の選手との対戦ってことになるでしょ。もしかしたら、亀田の言ってる「3階級制覇や」ってのは、この一戦だけでもう3つとも達成するつもりなのか。
「フライ級で敵おらんかったやろ、ライトフライ獲ったやろ、ミニマムのやつも倒したやろ。これで3階級制覇じゃ!」
とか、そんな素敵なストーリーなのか。
本当にこれはボクシングなのかいな。
なんかこう、すっきりしね~。