こんな新書を読んだ。
「スポーツニュースは怖い 刷り込まれる<日本人>」 森田浩之(NHK出版)小見出しのほんの一部を紹介すれば。スポーツニュースは「オヤジ」であるスポーツニュースは「スポーツマンニュース」つまらなくても意味があるヒーローインタビュー議論の前提に使われるステレオタイプ・・・など。ニュースを批判的に読むという手法、何でも「discourse analysis」とか言うらしい。昔指導要録に「批判的な物の見方をする」と書かれたワタクシ(苦笑)、こういうのかなり好きかも(笑)。スポーツニュースに垣間見られるイデオロギーを読み解くのが主題のようだが、なかなか興味深く読ませていただいた。文章も読みやすかったし。特に第2章のあたり(女子選手に向けるオヤジな視線)とか、常々思っていたのにモヤモヤしていたことを代弁してくれていたと。(コレは自分が女子だからってこともあるのかもしれないが)しかしこういうのが、まさにスポーツニュースを扱うところの出版社から出たってのも凄いな~。詳しくは読んでいただきたい。