2007/09/12(水)15:10
手紙
東野圭吾の『手紙』
ズイブン前になるんだけど、一気に読みましたぁ。
さらっと読めるんだけど。 考えるよぉ。 考えさせられるぅ。
なぁ~んか、考えすぎちゃって…。
そのあたりで、石田衣良の『美丘』や、真保裕一『最愛』と、読了していたので。
【死】その後、その周り…。償い???
そんな中、落としどころがはっきりしていて。
私的には納得のいくお話だった『手紙』
映画にもなってたのね…。
事件からお話が始まります。
なんというか、はずみでというのも…。ですが、殺人事件から始まります。
被害者、加害者。それぞれの立場。
その周り家族のお話でした。
強盗殺人という犯罪を犯し、刑に服す兄。
残された、たったひとりの家族である高校生の弟。
兄から弟への手紙…。
人は加害者にも被害者にもなりうる。
私は、ただ、その狭間に身をおいてしばし考え込むことがあります。
もし?もしも?
でも。
やはり、想像では、はかりしきれない。
罪って、罰って、償うって?
更生って。
真には、どうすればいいんだろう。
改めて、改めて。深く、思い考えました。
この、社会の繋がりの中。で。
隠すことができないもの。かも。こと、かも。
『社会的な死』と、弟の勤務先の社長が言う。
『自殺』は悪だと言うところから…。
人物の人間性より社会性が会社には必要なんだ。
…と。
『正々堂々』
『イマジン』
もキーワードです。
『正々堂々』についても、考えちゃったな。
文中にもありましたが、自己満足=簡単な道
そのものかも。だから。
また、手に取りたいと思える本です。
読み返すと、また、違う自分がアタシが見えてくる気がいたします。