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とんぼ玉工房「MASUMI」ますみのとんぼ玉日記

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2010年05月25日
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前回の講座では、ツイスト棒の巻き方、創り方でしたが、これは中級編の初心向けのものでした。
今回は、初心者の皆さまが今すぐに使える、ごく当たり前の基本的なことを述べます。(^0_0^)

特に初心者の皆さまに多いのが、
「丸くならない」
「玉ねぎのような形になってしまう」
「バリがある」

というお悩みです。

何故バリが出来るかについては、前回の講座で科学的に述べましたのでご覧下さい

今回もバリが出てきますが、このときとは科学的根拠が違うバリで、今回は。
『軸の傾きによる重心の狂いにより、出来るバリ』
です。
前回のバリは、『ガラスの元々の性質・表面張力によるバリ』でした。

よって、今回説明するバリは。
『玉の片方にのみ、出来るバリ → 玉ねぎ型』
となるのです。

まず、心掛けて頂きたいことは。
『シャフト(軸)をテーブルと平行に持つようにする』
と、いうことです。
ようは、シャフトを真横に持つということですので、難しいことではありません。
(でも、最初は簡単ではないかもしれませんね(^_^;))

物体には、必ず、そのものに掛かる重力と、その重心があります。

トップ画像では、重心が中央にないため、バリが出来てしまっています。
玉の重心を中央にするよう、掛かる重力を意識してください。
そのため平行に保つ必要があるのです。

平行にしにくい場合は、最初は視線の先(バックの壁)に、平行のものを置くとよいです。
水槽や、水槽のようなものがいいかもしれません。

もちろん、三角錐型のような玉を創る際は、逆にこれを意図的に使い、それと同時にコテによる成形法を上手く利用します。

腕が疲れてしまう場合は、特に左腕のひじを置く場所を作ると良いです。
実は、とんぼ玉創りって意外と力が要ります。
慣れていないと筋肉痛になったりもします。

その後、ガラスを成形しますが。
やわらかすぎて、戸惑うこともあります。
特にやわらかい、喜南鈴(Kinari)ガラスで多く起こります。
この場合は、炎の上のほうで少し硬めにしましょう。

このように、ガラスをやわらかくしたほうがいい場合と、そうではない場合があります。
まず、ガラスはやわらかいと。
『形を変えやすい → 修正しやすい』
『形を変えやすい → 形が狂いやすい』

このようなメリットとデメリットがありますので、それを上手く利用しましょう。

ですから、ソーダガラスは、鉛ガラスよりも熔けにくいのは確かですが、同時に、
『一度きちんと形を創ると、なかなか形が崩れない』
という、大きなメリットもあります。

ずっと平行を保ち続けることはなかなか大変ですが、すぐに慣れると思います。
ガラスというのは、人間の目には見えなくても、実はやわらかいものなんです。
しかも、一度やわらかくなると、その熔けるスピードは意外に速いものなのです。

平行が分からない!
と言う場合は、これも大丈夫です。
何より玉の状態が、全て教えてくれます。(^^ゞ

また、ガラスは色によっても、硬さに違いがあります。
どちらかといいますと、薄い色のほうが、濃い色よりもやわらかいようです。
また、透明のほうが、不透明よりもやわらかい傾向があります。
これを頭に入れておきましょう。

わたしの記憶では。

【やわらかいガラス】

透明(クリア)、不透明白・半透明白などの白系、ピンク系、黄色系など

【硬いガラス】

黒、紺・群青系(瑠璃色・ラピスラズリ色)、特に濃い目の緑系など

です。
ガラスによってさまざまな性質がありますので、これをよく頭においておきましょう。

今回は、当たり前すぎる講座でしたが、当たり前なだけに大切なことだったと思います。
(^0_0^)

 

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最終更新日  2010年05月25日 23時48分30秒
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