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テーマ:鉄道雑談(1507)
カテゴリ:鉄道関係
先ほど、某団体主催の講演会に行ってきました。お題は「トレイン・オン・トレイン」です。
2014年に北海道新幹線新函館駅開業のおりには青函トンネルを新幹線と貨物(後寝台特急)が併用されることになります。 その際問題になるのが両者の速度差です。併用区間はおよそ80kmになるのですが、300km/hの新幹線と100km/hの貨物のダイヤがぶつかるという問題があります。 その解決策の一つが、題名の「トレイン・オン・トレイン」です。 Wikiはここ 簡単に言えば新幹線規格の車両に在来線のコンテナ車を乗っけて200km/hで高速運行しようというものです。 数年前の鉄道雑誌にこの問題が取り上げられた時にはまだ解決策は述べられてませんでしたが、今回の講演を聞いてなるほどと手を打ちました。 現在の構想では函館~青森間にこの方式をとるようですが、将来北海道新幹線が札幌まで延伸したときは、長万部(函館から北へ約100km)や札幌駅から更に東の札幌の貨物ヤードに伸ばしても使えるのではないかと思います。 札幌発のはそのまま本州へ高速移動できますし、室蘭など太平洋地域からのは長万部で乗っけてこれまた移動できますし、予算の関係が解決できればイケるかな? それに北海道新幹線はそれほど頻繁に走ることがないでしょうから、施設の有効利用もはかれるかも・・・ もしこれが実現したら、在来線はより厳しくなるかもしれませんね。う~む・・・ もう一つの講演は新幹線を利用した海産物の運送でした。これは普通の新幹線車両に海産物を載せて、新鮮な海産物を首都圏へ届けようという構想です。 こちらの方は東海道新幹線で運営していた小口輸送の北海道版ですが、東海道のほうがあまりはやらなくて撤退したように、それほど需要があるか疑問ですね。聞いている限りでは航空機の輸送に対する優位性がわかりませんでした。 こうなると質問会が無かったのが残念です。 それはとにかく、今回の講演で、新幹線をどう有効利用するか模索している様子がうかがえました。 それではまた・・・ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/28 12:18:10 AM
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