俣彦の『たまサカ』-「人の和」の限界・・・-
今回のサッカーW杯南アフリカ大会で 組織力の観点で 最も注目を集めたのが アメリカ合衆国。 選手同士が一定距離の三角形を形成し、 上から見ると 円を形作っているこのスタイル。 この形を維持するため、 多分ではありますが 出場32カ国の中で 一番選手が走っていたであろう アメリカ合衆国。 このスタイルで 大半の時間を支配することが出来た彼らにも 限界があるんだな・・・ と感じたのがベスト16で激突しましたガーナ戦での延長。 アメリカ合衆国守備陣の後ろ目掛けて放たれたロングフィードのボールが 円の右外側から斜めに侵入してきたガーナの選手に渡り、 そこでの1対1(二人居たかな?)を制したガーナの選手が放ったシュートにより、 アメリカはベスト16で涙を飲むことになりました。 野球に例えますと 出会い頭の本塁打のようなこのプレー・・・・ 日本代表では 川島選手の個人技によって何度も救われたところがありましたが 今後の日本代表を見ていく上で ガーナとアメリカの試合は いろいろと参考になるところが多いゲームでは無かったかな と思います。