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校長兼建設委員長・現在進行形

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2015年06月19日
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今回はガン話です。(お目汚し)

日本国民の二人に一人は癌になる。
三人に一人は癌を死因として死ぬ。
ほんとでしょうか。にわかに信じられません。だって
私の家族親戚、友人その他知人の二人に一人がガンになっているどころか、100人中90人以上はガンと無縁のところでピンピンしている。
某法曹機関でなんとか委員をやっている人たち、ほとんどが60歳以上70歳までの人たちですが、ガン治療を経験した人は64人中、私を含めて5人しかおりません。(ついこないだそのうちのお一人が喉頭ガンで亡くなられましたが)

たしかに、死因のトップ3にガン死があるので、それはもっともだろうと思いがちですが、若くして罹患し亡くなってしまわれたガン患者を除いて、その死亡率のほとんどを65歳以上の、老化とともにガン化を抑止できなくなった人が占めていることを注視すべきと思われます。

65歳を過ぎると活性酸素に対する抵抗力が激減して老化が加速する。免疫力が急降下してガン化のリスクが跳ね上がるわけで、たとえば、68歳でガン発現。手術して3年後に再発、いろいろ手を尽くしたが75歳で永眠という例。つまりは、65歳を過ぎた老人の死因の大部分がガンであることは当たり前なのでして、ましてや日本における65歳以上人口は、団塊世代を中心として今や半分にならんとしているわけだから、65歳以上年齢のガン死亡率が日本人全体のガン原因死亡率を不当に押し上げているのも当たり前なのであります。
年代別死亡率が無視され、あたかも40歳台でも二人に一人がガンになると錯覚させている。それらまやかしの統計的言説が、65歳以下壮年期の人たちを脅しつける。しかして外資系アフラックの白いアヒルが儲かる。(あのCMでは黒いアヒルが正しい。入院保険・ガン保険は元がとれません)

二人に一人は癌になる、いうのは「国立がん研究センター」のデータに基づくそうですが、その前段がおかしいのです。
データの標題が「がんに罹患する確率と累積罹患リスク」(ある年齢までに、ある病気と診断されるおおよその確率)とされている。すなわち「ある年齢」が示されていません。ある年齢とは平均寿命の80歳かもしれない、しかも実態としてのデータではなく、「リスク」「確率」としてぼやかしている。

男性に限りますが、食道ガンは2%、胃がん11%、大腸3%、肝臓2%、肺9%、前立腺6%等々の罹患「リスク」が示されています。これは、私の親戚友人知人の「病歴」に比してもおそらく「傾向」を示している(けっこう大げさと思いますけど)と思われますが、普通なら、各ガン部位リスク率の加重平均(重複したリスクのダブル・トリプルカウントを除外)をとるべきところ、なんと、食道ガン2%、胃がん11%、大腸3%等々の罹患リスク率を「単純合計」してしまった。その結果が「二人に一人がガン」なのです。

当該データは「累積罹患リスク」が含まれています。
統計学でいえば、「累積リスク」であるならば、これはダブル・トリプルカウントの包含を否定できない。タバコを吸い、酒を暴飲し、仕事や家庭でストレスがあり、睡眠不足運動不足であれば、ガン罹患リスクは、肺・喉頭・舌・食道・胃・大腸・肝臓・前立腺・腎臓・副腎等々あらゆる発症部位にわたるわけですから。

では、高齢者のガン罹患率は。
  60歳代  男性 9%・女性11%
  70歳代  男性21%・女性18%
  80歳代  男性38%・女性26%

これのどこが「二人に一人」なのでしょうか。
笑ってしまいませんか?
男性でいえば、60から80代を単純合計すれば68%。
さすがの累積罹患率?ですね。まさかそこまで単純ではないのでしょうけど。





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最終更新日  2015年06月19日 23時54分27秒
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