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様々な場面で報道がなされているかとは思いますが、昨日は避難所や仮設住宅で診療にあたっている先生のお話を聞く機会がありました。 総じて病気、特に生活習慣病の罹患率が高くなっているとのこと。 もともとこの手の病気は遺伝的に罹る確率も高いのですが、食生活(食塩過多・カロリー過多)や薬の飲み忘れ(薬が無い)に加えて慣れない場所での生活は環境的な側面から見て相当なストレスがかかっているそうです。ですから血圧があまり高くない人もそういった環境下におかれると一気に病状が悪化し、結果として心筋梗塞だったり脳梗塞、脳卒中などを発症するそうです。 まさに環境の変化が招いた「病気」です。 避難所や仮設に住んでいなければどうってことない状態なのに・・・ 悲しい話です。 当然、ここF県I市においても同様でしょうね。なんたって仮設が3000戸弱もあるのですから、同様の事態が起こってもなんら不思議はありません。 うつ病や不眠症、精神疾患も増えたそうです。 町の診療所にいればそういった精神系の薬剤は処方しないのに、避難所や仮設を回ってみると明らかに処方頻度が増えたそうです。 薬屋の側からすれば「儲かって、いいじゃない」などという発想にもなろうかと思いますが、決して喜んでいられる話ではありません。 自分で生活習慣や環境を悪化させたのではなく、自然災害あるいは人的災害によってもたらされたものなのですから。 真剣に自問自答してみれば何とも言えない気分になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2012 09:21:02 PM
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