カテゴリ:中学入試の勉強法
夏休み、算数をどのように伸ばしていくかについての続きです。
四谷大塚の合不合判定テストや、日能研の中学入試センター模試で偏差値50~55くらいで伸び悩んでいるレベルの子はどのように対策するか。 サピックスのテストは偏差値が低く出るので、45~50くらいに相当します。 私が「応用のカベ」と呼んでいる、ちょっと難しい定番的な問題で正解を出すのに苦労しているレベル、とも言えます。 受験者層的に一番のボリュームゾーンにあたるので、ここから一歩抜きん出るのは容易ではありません。 この状況であれば、「現状」と「目標」に対する細かい細かい分析が必要になります。 まずは現状に対する分析。 ・基礎的な問題で取りこぼしはないか ・つるかめ算、消去算など「応用問題を解くために必要な基礎的解法」はきちんと身についているか ・計算ミス、問題文の読み間違いなどによる失点はどのくらいか ・比較的得意な分野、よく間違える不得意分野は何か ・解くスピードは遅くないか、応用問題にしっかり時間をかけられているか それらを踏まえたうえで、目標である志望校の問題分析をします。 ・どの分野がどのくらい出題されるか ・それぞれの難易度はどのくらいか ・定番問題と、定番でない目新しい問題の比率 ・他科目の状況をにらみつつ、算数でどのくらいの得点を目指すか 志望校については秋以降変更されることはあるので、夏の段階ではそこまで意識しませんが、参考にはします。 私の指導は、これらを聞き取ったり、解かせてみたり、過去問を見たりして把握しながら進めていきます。 要するに、「その子」の解答能力を上げるためのツボを押さえて、最小限の時間で最大限の効果を出す工夫をするのです。 各塾別の対策についてはまた次回に。 算数で合格する・勝どき月島の中学受験塾・算数教室インテグラルのHPはこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.06 19:32:10
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