|
カテゴリ:日々つれづれなるままに(日記です。)
不況の風吹き荒れる中、「大分キャノン」の文字が乱舞した。
不況の中、非契約雇用社員に対し、人員整理を推し進める製造業。 住み込みで仕事に従事していた人達は、職を失うとともに住む場所すら失った。 そんな人達が全国であふれ出し、社会問題になっている。 その中で、大分の市又は県が動き、当座の職と住む場所を提供したという事で、大々的に報じられた。 このニュースで思う事は、まさしく人間関係が希薄になったなぁと改めて感じた。 昔、某メーカーの社長は会社の状況が悪化した際、「リストラ」なんて言葉が定着する前の時代に人を減らすのではなく、社員の給料を全体的に減らす事で乗り切った。 今の時代は、強者が自分の事だけ考えていて、力の弱い人達に全てしわ寄せをしてしまう。 ここで思う事。 動かす人間にならなければ、今は生き残れないのか? 一時期、あれだけ生活を圧迫した石油も今では最高時の半分程度まで値を下げている。 一部の人達の思惑によって。 自然界には食物連鎖というものがある。 しかし、この食物連鎖だって強いものだけが残るものではなく、弱いものが絶滅してしまえば、自然と強いものも滅んでしまう。 今、非正規雇用社員が買い手側となり、企業にお金を支払ったりしているから企業が成り立っているはずなのに、一部の人間が生き残るために大量解雇して本当にいいのだろうか? 企業のトップは「社員」を守る義務があるが、それは「社員」とついている以上、「非」も「正規」も一緒なのではないだろうか。 今、本当に不況を作っているのでは、ただ単に国をはじめとする行政だけの責任ではなく、「勝ち組」「負け組み」に象徴されるように、うまみを一部で丸抱えしてしまう人達も一因なのかもしれない。 強いものになるのか。 はたまた、共存できるように働きかけるのか。 ちなみに、現在のマネーゲームの終焉を思わせるが如く、ドバイが崩壊しつつある事を最後に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|