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2008/07/27(日)15:00

「修羅の門」「修羅の刻」:漫画論

漫画論(65)

今回は川原正敏の作品 「修羅の門」「修羅の刻」を採点 なるべく画像を載せておこうかなという方針でいくことにします (めんどくさいけど、わかりやすいので) 基本的に空想格闘マンガですね 千年の歴史を持つ陸奥園明流という格闘術を使う陸奥九十九(むつつくも)が主人公 ひたすらに強いやつと戦って勝つというマンガです それでは採点開始 話:3点 絵:3点 キャラ:4点 オリジナリティ:3点 読みやすさ:4点 俺好み:3点 合計:20点 非常に平均的なマンガですね ただし普通のマンガだったら僕も買いません このマンガの光る部分を探すとしたら・・・ 譲れないものがあるから戦っているという部分です それゆえに人が死ぬことがあり、 それを受け入れているもの同士の戦いを描いているということです 特に最終巻の神父は・・・非常に納得のいくものでしたし 作者の書きたいことが作品としてまとまっている部分だと思います (小娘に蹴りを入れるところとかもね) マンガとしておもしろいのはボクシング編かな 現時点で連載再開の予定は未定ですが 果たして再開して同じテンションが保てるかは微妙・・・ 続いて「修羅の刻」 上で紹介した修羅の門の外伝で歴史マンガの要素を取り入れています 武蔵や十兵衛、ワイアットアープ、雷電・・・など歴史上の有名人物がどんどん出てきます それでは採点を 話:3点 絵:3点 キャラ:4点 オリジナリティ:4点 読みやすさ:3点 俺好み:4点 合計:21点 素直におもしろいといえるマンガです ただし義経編と信長編が・・・ クオリティはあがっているのですが 歴史のつじつまをあわせるために書いている部分が多くなり 作者の技量が上がっているにもかかわらず 勢いがなくなったような気がします バランスという意味では 新撰組と竜馬の出てくる「幕末編」 そして個人的な一押しは 「アメリカ編」でしょうか ストーリーが綺麗だからね 昔中学生だった宮田くんに貸したらおもしろいと言ってくれたのはうれしかったですね 今回紹介した作者「川原正敏」は現在「海皇紀」というマンガを描いています これはすばらしいですよ、おもしろいマンガです 修羅での経験が結実した傑作といっていいでしょう 修羅の門→修羅の刻→海皇紀という順番で読んでみてはどうでしょうか?

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