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2009/05/09(土)02:15

君はうたとひとつ

音楽と本(296)

すげえ世の中にはいっぱい音楽があってさ 俺にとっては糞ぐらいの価値しかねえような音楽もさ いっぱいあってさ 正直何が良いんだかわかんないはずなのに 気づけば口ずさんでる自分がいたりしてさ それにムカつくことさえ あんましできなくなっちゃってさ それでもまた新しい音楽がいっぱい出てきてさ もう俺は一個一個全部聞けないからさ 適当に自信のある振りして それチョイスしてさ わかったふりして音楽を聞くのさ 本当は俺の中に何もないのにさ 外には音楽に詳しいっていうツラしてさ 実は何もわかってなくってさ それでもたぶん音楽が好きでさ 金がいるからって CD買うこともできないような そんな程度だけどさ でも好きでさ これって似てるなぁって思うわけさ あの娘への気持ちに似てるさって思うわけさ これは俺だけなのか それともみんなそう思うのか こんなこと考えてたら眠れねぇ夜なんてのがたまにあってさ まあ今とかそうだっていえばそうだし 寝ろって言われれば泣きそうなつらして寝るんだと思うけどさ もともとの自分の顔もよくわかんねえからさ 一個だけわかんのは 今は上手に寝れそうにねえなってことだけなの そういう夜ってみんなもあんのかなぁって いろんな人に聞いてみたいけど 恥ずかしくって聞けないわけよ いきなり歩いている人にそんな質問したらさ あたまおかしいのがばれちゃうじゃん そんなん嫌じゃん もう御年31にもなる髭面のおっさんだからさ 夢ですら冗談っぽくしか言えないのよ もう自分をあんまし信用できないわけ いや、実は期待してんだけどね いつかすっげえことやっちゃうかもよってさ おかしいかもね、よくわかんね まあこんな糞みてえな夜に合う音楽を 俺一個しってっからさ 何かあったら聞いて見るといいよ 銀杏Boyzっていうんだ 糞みてえな音楽だけどさ 糞みてえな夜にはぴったりだよ ナイトライダー 映像なんかいらねえけどね

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