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2011年12月15日
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カテゴリ:秋山真之伝記
 「東郷平八郎」司令長官の旗艦「三笠」が左に回頭を開始したのは、

 14時5分とされています。


 その後に続く第1戦隊の各艦(戦艦「敷島」、「富士」、「朝日」、装甲巡洋艦「春日」、「日進」)は、

 三笠の行動にさぞかし驚いたことでしょう。


 三笠の露天艦橋ですら、この回頭に対して、

 若干の争議(「伊地知彦次郎」艦長の反問)があったくらいですから。


 しかし、12時38分に「三笠」より第1戦隊に、

 『旗艦の通跡を進め』

 という信号旗が掲げられていましたから、

 敷島以下の第1戦隊は、三笠の航跡に従ったのです。


 三笠を先頭とした第1戦隊が、バルチック艦隊の前を無防備に横切っていた時、

 司令長官「ロジェストヴェンスキー」中将旗艦「クニャージ・スヴォーロフ」のセーラー達は、

 色めきたったといいます。

 
 「トーゴーは、気でも狂ったのか。

 すぐに、敵艦隊を叩き潰してやる。」


 どうやら、ロジェストヴェンスキーも同じ考えであったようで、

 これを好機の到来と確信して、全艦隊に戦闘開始を命じたのです。


 14時8分、「クニャージ・スヴォーロフ」より最初の一弾が三笠に向けて発せられ、

 以下の艦船も砲撃を開始し、

 その砲撃は、着弾による水柱のために、三笠の艦影が消えるほど凄まじいものであったといいます。


 このようにして、「秋山真之」先任参謀の描いたシナリオ通りに

 日本海海戦が開始されたのです。





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最終更新日  2011年12月15日 16時12分22秒
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