40口径12インチ主砲
「三笠」用のエッチングパーツは、ハセガワから2種、ライオンロアから1種販売されています。 ライオンロアなど聞いたこともありませんので、プラモデルの「三笠」を販売しているハセガワの製品「ベーシック」と「スーパー」を購入しました。 入手してから判ったのですが、ハセガワのエッチングパーツは操舵室のパーツがありません。 また、階段のパーツはライオンロアに比べると貧弱です。 そこで、ライオンロアの製品を買い足そうかと思ったのですが、やめました。 実際に、エッチングパーツを工作してみると、思った以上に難しく、私のような素人では、細部に満足するパーツの組み立ては困難な気がして、これ以上の出費は避けることにしました。 エッチングパーツの難しい点は、 薄く柔らかいので、成形しずらい 瞬間接着剤を使っても上手に接着できず、接着剤の跡がベトベト残ってしまう というようなことでしょうか。 エッチングパーツを触っていると、作業を投げ出したくなるのですが、とにかく妥協、妥協で、最後まで組み立てることを最優先にしたいと思います。【シルバー以上P2倍】【Joshinは平成20/22年度製品安全対策優良企業 連続受賞・プライバシーマ...価格:3,780円(税込、送料別)【シルバー以上P2倍】【Joshinは平成20/22年度製品安全対策優良企業 連続受賞・プライバシーマ...価格:5,520円(税込、送料込)LS3502 日本海軍戦艦三笠用価格:7,980円(税込、送料別) 40口径12インチ主砲のプラパーツを真鍮製に置き換えました。 主砲塔に組み込んで、船体に仮置きしてみました。 プラパーツに比べると真鍮製はシャープでディテールの表現が明らかに向上しています。 (真鍮製の副砲のパーツは、ライオンロアの製品には付属しているのに、ハセガワには用意されていないのが残念です。) ハセガワのスーパーに付属するホワイトメタル製のスクリュープロペラです。 塗装してしまえばプラパーツと違いは無いような気がしますが、せっかく買ったのですから、使ってみることにしました。 何となくですけど、メタル製のためか金属の感じが出ているような気もします。 煙突のエッチングパーツを組み立てました。 ファンネル(煙突)キャップは、何とか成形もうまくいき、接着できましたが、探照灯のデッキの部分のパーツはボロボロになってしまいました(写真では何故かメチャクチャさが伝わりませんが)。 12インチ弾のエピソード 三笠の主砲に使われる12インチ弾は約400キログラム、弾長は約1メートルもあったそうです。 この砲弾に使われている火薬が「下瀬火薬」で、信管は「伊集院信管」です。 小説「坂の上の雲」などにも、下瀬火薬と伊集院信管は日本海軍の秘密兵器で、かなりのスグレモノのように書かれていますが、 実際は下瀬火薬や過敏過ぎで、伊集院信管は作動不良が多く発生し、実に使いずらかったらしいのです。 日本海海戦では、4隻の戦艦と8隻の装甲巡洋艦が日本海軍の主力でしたが、その内の9隻に、砲弾が砲身の中で破裂するという事故が発生したのですから、よくこれで勝てたものだと感心してしまいます。 伊集院信管の発明者である伊集院五郎は元帥までいった人ですから、このような事故は当然のように海軍内で秘匿され続けたようです。にほんブログ村