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カテゴリ:株式投資
4004の昭和電工 株価4000円
さて昭和電工2018年12月11日にアナリス・機関投資家向け発表があるのですが同時におそらく業績の修正もあると考えてます。 純利益で1150億→1450億程度、一株益774.3円→975円程度になるとしんは見ています。 まあ材料の出尽くしになってさらに株価下落の可能性もあるのですが現在の株価4000円で見るとPERはわずかに4.1です。滅多にお目にかかれないくらいの低PER! またPBRも現在の株価なら私は予想BPS3626円を見ていますので実質1.2倍を割れている状態かと思います。 ポイントは今季くらいの収益が来季以降も続くかということです。 多くの部門を持つ昭和電工ですが現在の稼ぎがしらは無機部門の黒鉛電極です。黒鉛電極は電炉で鉄の融解に使われます。中国が粗悪な地条綱とよばれる製鉄方法を一掃し電炉への転換が促されたため急激な黒鉛電極の高騰となりました。IRへの連絡したところ来来期くらいまでは少なくとも黒鉛電極の需要は強いというお話でした。 また直近の情報では同業東海カーボンの19年度の価格交渉も今季の2割り増しで進めているそうで少なくとも弱い感じではないです。 今季の収益がある程度続くなら今の株価は割安かと思います。 孔明さんという方が「仕事とお金と人生を考えるブログ」で昭和電工の3Qの精緻な分析をされており今季予想の参考にさせてもらいました。 https://road-to-cxo.com/assetmanagement/sdk2018q3result/ また中国で黒鉛電極の増産が19、20年となされますが質的に昭和電工の黒鉛電極は技術的優位性を持っており値崩れしにくいと見ています。また世界シェア30%の強みもあります。 社長インタビュー 中国の黒鉛電極増産の資料はこちら 電炉の世界的な状況については勉強したい方はこちら 追記 石川倫太郎さん病床から渾身の昭和電工レポート 最後に今季の収益にある程度見合った配当が行われるかどうかは正直よくわかりませんが行われた場合は株価の水準は現在より上がると思いますよ。 今回のブログは同じころブログを始めた闘病中の石川臨太郎さんに捧げます。 追記 残念ながら12月11日に予想した業績の上方修正はなかったですが増配と自社株買いの発表がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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