思ひ出の ハチロク
このところ 休日は殆ど 矯正治療の勉強会に費やしていたのですが、 昨日の日曜日は 久しぶりに完全フリーとなりましたので 「第42回東京モーターショー2011 」に行ってきました。 個人的な興味は、今回のモーターショーが ジャパンプレミアとなります コードネーム991の新型「ポルシェ911」と トヨタとスバルの共同開発となる 「トヨタ86・ハチロク」(スバルBRZ) でありました。 Dr松田の観た 東京モーターショー ポルシェ CM(ドイツ バージョン) ハチロク プロモーションビデオ「ハチロク」なる名前の由来は、私が学生時代に登場した 4代目 トヨタ カローラ・レビン、スプリンター・トレノ の型式 AE86(A型エンジン、E車型、86型番)というものにあります。 AE86型 レビン・トレノは、 素晴らしく良く回るエンジン と 意のままにコントロールできるFR車 として瞬く間に大人気車種となりました。 その後 数々の映画や「頭文字D」などの漫画にも登場した 未だに多くの「ハチロク」愛好家が存在する 伝説の名車であります。私も学生時代に 何度かトヨタさんで 試乗させて頂き、当時としては素晴らしい そのエンジンレスポンス、サウンドに感動したのを今でも覚えています。学生時代の私は、「試乗荒らし」として 結構有名でありまして ホンダさんなんかは 特に理解のある会社で 「思う存分乗って 感想を聞かせてくれ」と 当時のプレリュードやCR-Xの単独試乗を何度も許可してくれたものです。私は つい悪ノリして2時間ほど試乗(ドライブ?)して 担当の顔を引き攣らせたこともありましたが。その後 AE86型 スプリンター・トレノは、私が勤務医として働き始めて 初めて自分の収入で買った車となりました。そして 宇都宮での開業時代には、 メイド・イン 栃木(高根沢)のホンダ スーパースポーツと過ごした時期もありました。今回 トヨタさんとスバルさんが 「ハチロク(BRZ)」を共同企画した理由は、若者の車離れに対する危惧感、 そして エコカーの次のステージとして やはり車の面白さを再認識して貰いたい との思いがあるのでしょう。トヨタの広告キャンペーンが「FUN TO DRIVE, AGAIN.」となっていたのには 時代背景を考慮すると 正直ミスマッチ感はありましたが、思いは十分に伝わりました。スバルの水平対向エンジンの流用など 既存のパーツを寄せ集めて極力コストを落とした中で 可能な限り 低価格なスポーツタイプの車の開発を実現できたことは、この厳しい時代の中で 素直に称賛するとともに応援したい と思っています。つい先日 三菱自動車が、 主力完成車工場の水島製作所(岡山県倉敷市)の4本の生産ラインのうち、1本を11月末に休止したことを明らかにしたばかりですが、 日本の基幹産業である 自動車、エレクトロニクスが円高の影響もあって大苦戦している姿は 正直辛いものがあります。「ハチロク」の復活が、多少なりとも逆風を跳ね返してくれることを期待しています。