床矯正治療(4~14歳)は、1装置 4万円から治療が可能です。 2装置目からは 3万円なります。 松田歯科クリニック独自の基準です。床矯正治療の一般的な基準ではありません) 松田歯科クリニックにて 床矯正治療を受けた患者様は、将来的に ワイヤー矯正をする場合 通常35万円 の治療費を 25万円にて 治療を受けることが できます。 (小児矯正の場合) 東京都荒川区町屋1-20-12 蛯原ビル1F 松田歯科クリニック TEL 03-3809-4182 歯を抜かない矯正治療 である床矯正治療について解説していきます。 ※床矯正治療に対する考え方、資料などは 床矯正研究会に帰属します ☆床(しょう)矯正治療とは 簡単に言えば 顎を広げて綺麗に歯を並べる矯正治療です。顎を広げるというと「顔が大きくなってしまうのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、正確には歯を支えている骨である歯槽骨の部分のみを拡大させるので 顔が大きくなることはありません。 寧ろ発育不足の顎に正常な発育を促し、正しく噛めるように矯正することで 本人が潜在的に持ち合わせていた顎顔面発育のポテンシャルが最大限に発揮できるようになり、表情豊かな美人顔に誘導させてあげられるのです。 ☆床矯正はいつから始めるの? 一般的なワイヤーを使用した矯正治療は 12~15歳からの治療がいいと言われています。これは一般的に矯正治療の抜歯対象となる第一小臼歯が10歳半から11歳頃に生えてくるので その後の治療時期としては12~15歳となるのです。 しかし 歯を抜くことの副作用として 全身のバランスを崩す危険性、咬む力、刺激の減少による中顔面の発育不全 などがあるのです。 人間の顔の発育は一生に2度あります。1回目は生まれてから6歳までです。歯が綺麗に並ばないのは この時期の顎の発育不良が原因と考えられます。2回目は11歳になる小学5年生くらいからです。 床矯正治療の基本的な考え方は 6歳までに正しく発育できなかった顎、顔を10歳までに治して 11歳からは自分の力で発育できるよう誘導してあげることです。 女の子は 14歳までで顔の発育は終わってしまいます。男の子も17歳くらいまでに顔の発育は終わってしまいます。 歯並び のみならず理想的な顔貌の獲得 ということまで考えれば やはり10歳までに床矯正治療に入ったほうがいいのです。 通常 10歳半から11歳くらいまでは 犬歯はまだ生えていません。犬歯が生えて所謂 八重歯状態になってからの治療では 臼歯(奥歯)を後方に移動したり、前歯を前に移動したりする為 費用も時間もかかります。 「どう見ても犬歯の生えるスペースが無いみたい」と判断された時点で 床矯正治療の開始を検討されることが最善の結果を生むことになります。 逆に「もう少し様子をみてから」という判断は、難症例に発展し、治療費、治療期間もかかるケースになるケースが多くなります。 ☆抜歯による影響を考える 床矯正装置は、1935年ウィーンの歯科医師 シュワルツによって研究開発されました。従って「Schwarzの矯正床」と呼ばれます。 以後ヨーロッパては急速に床矯正の治療方法が普及していきました。 現在でもドイツ、イタリア などでは主流の矯正治療です。 床矯正治療は 萎縮した顎を装置によって正しい顎の大きさに戻して歯を綺麗に並べます。 一方アメリカでは、抜歯してスペースを作り、固定式のワイヤーを使って歯を並べる矯正方法が矯正歯科専門医の間で確立されていきました。現在 日本でも主流となっている治療方法です それでは 床矯正治療とワイヤー式の矯正治療 の違いは何処にあるのでしょうか。 ワイヤー式の矯正治療は顎が小さく全部の歯が綺麗に並べなくなったとき 抜歯によってスペースを確保します。 左が10才半の顔貌、右が12歳時の顔貌です。彼女は10歳半の時に矯正治療を行う為に抜歯をしました。 顔貌を比較すると 12歳になった時の顔貌は以前より下顎が後退し、下唇が突出し、口元が貧相になり目尻も下がっています。 これは抜歯による影響が大きいと考えられます。抜歯により 咬む力、刺激が減少した為に中顔面の発育が減少したと考えられます。 一度抜いた歯は戻ってきません。抜歯による矯正治療は慎重に判断すべきだと思われます。 ☆床矯正治療で美人顔にしてあげましょう 顔貌の成長が完成する前の抜歯が危険であることは前述のとおりであり、これはイギリスの矯正医Dr.MEWも警鐘を促しています。 歯並び、噛み合わせを治療して本人が潜在的に持っているポテンシャルを最大限に発揮させてやることで 上顎の骨に刺激が加わり、中顔面が育成され、口元の口輪筋を正しく使用したことで 顔の表情筋が正しく活性化され 潜在的に持ち合わせている本来の顔に戻ったのです。 頭は、脳を守る神経頭蓋と顔を形成する顔面頭蓋に分かれます。神経頭蓋はあまり成長はしませんが、顔面頭蓋は大人になるにつれて著しい成長を遂げます。顔面頭蓋の70%は上顎骨です。 正しく噛めるよう、そして最大限の咬合力が発揮できるよう誘導してあげることにより 顔貌は素晴らしく生まれ変わるのです。 ☆口腔筋機能療法(MFT)お口を閉じるトレーニング 矯正医のDr.アングルは、上下の顎の前後関係を3つに分類しました。 アングル1級 〓 正常な上下の顎の関係です。 アングル2級 〓 下顎が後退しています。所謂「出っ歯」状態です。 アングル3級 〓 下顎が前に出ています。反対咬合「受け口」です。 1)歯と顎の大きさのアンバランスから生じます。 2)歯が正しい位置に生えられない 舌や唇の悪習慣による外力 開口癖、指咬み癖、舌咬み癖、唇咬み癖 など 3)上下の顎がずれていることから生じます。 下顎を押し付けた姿勢での勉強、本読み など 歯が正常に並ばない理由は、頬筋、口輪筋による外からの力と舌による内側からの力の均衡、バイオロジカルなバランスが崩れた場合と 顎の発育不足が原因です。 左図は、舌圧が強く、それに比較して唇の筋肉の力が弱いので 唇も歯も前方に広がった感じになってしまいます。右図は正常なバイオロジカルなバランスがとれた状態です。 乳児期にあまり母乳が出なくて哺乳瓶で育てられていた子どもは、母乳で育てられた子どもに比較して頑張って吸啜しようという機能、口唇の筋肉トレーニングがあまりできていません。 この結果 口をあけて寝る、更にのどが腫れてきて息苦しくなる、舌根も気道に沈下してくる、すると横向きに眠るという悪循環に陥ります。 お口をいつも開けている(開口癖のある)子どもは、口元の筋肉が発育せず、唇が厚くなります。そして下顎が下向きに過成長してしまいます。 つまり お口を開けていると口輪筋の機能が低下するので下顎の先端のオトガイ筋がそれを補助しようと過剰に機能してしまうのです。 悪い筋肉の作用は 歯並びのみならず口の形、顎、頬の形のバランスを崩し、立体感に乏しい平坦な顔に成長させます。 笑うと歯肉が見える人は 上顎が正常に発育せず、下方向に発育した結果です。 お子様の鼻に問題があり、開口癖となっている場合は即座に耳鼻科に行くことをお勧めします。 床矯正治療は 矯正装置で行う機械的な治療法と 自らの筋肉の力で歯を並べていく 生物学的機能療法(MFT) の2つから成り立っています。 この生物学的機能療法には チューブ、「リットレ・メーター」、「とじろー君」「タッチ・スティック」「パタカラ」などが使用されます。
カテゴリ:床矯正治療・歯の矯正治療
木曜日のお昼休みを利用して 中野の鈴木先生の所を見学に行ってきました。
松田歯科クリニックの最終目的である 床矯正治療とワイヤー矯正治療のコラボレーション「」を日本で最も進んだ形で実践している先生なのではないでしょうか。 非常に情熱的な方で 常に矯正治療のことを考えているのでは と思えるほどでした。本当はもう少しお話を聞きたかったのですが、私も診療があるので夕方前に引き上げなければなりませんでした。 勿論 治療方法も大変参考になりましたが、その情熱に感化、奮起した部分が大きかったように思います。 これからも時間を見つけて見学に行きたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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March 15, 2008 11:57:28 PM
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