書き写し勉強法
熊本のとある塾長先生は名門熊本高校の出身。
偏差値75!バケモンや!
その塾長が数年前、高校時代の秀才同級生の勉強法ついて話していたのをふと思い出しました。
その同級生の方は長崎は五島列島の出身で、島には塾はなく、勉強と言えば
ひたすら教科書に書いてあることを書き写す
というものだったそう。
そのやり方、面倒臭いなーって思いながら聞いてましたが、
この勉強法、どうやら脳科学的に理にかなっているようなのです。
そういう記事を拾ってきました。
脳神経外科医の築山節氏も、脳科学の観点から、書き写しは本の内容を正しく認識するのに非常に役立つと説きます。その理由はふたつ。
ひとつは、インプットとアウトプットの繰り返しによって記憶を強化できるからです。
本を読む(インプット)
→読んだ文章を書き取る(アウトプット)
→自分が書いたものを見る(インプット)
……
たとえばこんな感じに、情報を入れたり出したりする作業が、記憶力を向上させるとのこと。
もうひとつの理由は、誤読を防ぐことができるから。
築山氏によれば、ある程度の速さで文章を黙読すると、脳はおのずとわからない部分を読み飛ばしたり、文脈を勝手に解釈したりしてしまうそう。
その反面、1文字1文字丁寧に書き写せば、文字に意識が集中するため、誤読につながる状況を防ぐことができるのです。
にしても、やはりこの「書き写し勉強法」は腹くくってやり始めないと、頓挫率高いやろな…。