まつ子の部屋

ふくしま生活 その４

春が来ました！
梅が咲き始め、ハウスの中ではアスパラが
ニョキニョキ伸びてきたので 収穫・出荷が始まりました。

今 うちで ワクワクしているのは陽太です。
だってもうすぐ一年生！
ランドセルやら お道具箱、新品さんたちがお部屋の隅で
出番を待っています。

先日、手提げや体操袋などを作る為に、町の布屋さんをのぞきました。
陽太に「どれがいい？」と たずねたら 嬉しそうな顔で選んだのは、
白地にカラフルな 色んな色の水玉模様。
「これもいいかな…」と指したのは 緑地の花柄。どちらもかわいい！
楓太もピンクやオレンジ、暖色系が大好きでしたが、
幼稚園に入って しばらくしたら、『ピンクは女の子の色』と
インプットされ「自分は男の子だから 青や緑じゃないと
かっこよくないんだ」となりました。こんなに幼い時から
ジェンダーにのみこまれるんだなぁってことに その時気付かされました。
幼稚園という社会を知らずに学校に入る陽太も
思いもよらない事に驚いたり、立ち止まったりするのかもしれません。
どの子も（大人も）好きなものに 素直に手を伸ばせる社会で
あればいいな…と思います。

入学する前に最低限 読んでおいてあげたいと思うのは
『エルマーのぼうけん』シリーズ３冊です。
うちでも本棚を漁って、やっと読んであげることができました。
そりゃあ陽太も毎晩夢中でしたよ。ついでに楓太も。
チコはいつも途中で寝たけれど…。


『エルマーのぼうけん』
『エルマーとりゅう』
『エルマーと１６ぴきのりゅう』

　　ルース・スタイルス・ガネット　　作
　　ルース・タリスマン・ガネット　　絵
　　　　　　　　わたなべ　しげお　　訳　　　福音館書店

　　　


ジェンダー＝社会的、文化的に形成される男女の差異。