カテゴリ:フライのお話
プロタイヤー備前氏が、雑誌で紹介していたパターンでマドラーゾンカーを巻きます。
6本ほど、まとめて巻くつもりだったので、下ごしらえから丁寧に… まずはスクィレルのゾンカーテープを適度な長さに切り分け、テールの先端を細くなるように切り揃えます。 ファーの下ごしらえ posted by (C)matsukuni 8/0のスレッドで、切り揃えたスクィレル・ゾンカーテープ、若干の光り物をパラリと巻き止め、ここで一旦フィニッシュ。 次の大切な工程、スパンヘッドを綺麗に巻くため、ここから丈夫なスレッドに変更するのです。 ならば始めから、丈夫なスレッドで巻けば良いのですが、ここで使うウルトラ・ストロング・スレッドは、とても滑りやすいためゾンカーテープを、しっかりと固定するのが困難になるので、途中でスレッドを変更するのです。 ここまで細いスレッドで posted by (C)matsukuni ここまでの工程を6本すべて済ませて、次のスパンヘッドもまとめて仕上げてしまう作戦にしました。 スパンヘッドは少々コツが要るので、続けて巻いていく方が、より均一なクォリティーで仕上げやすくなります。 ま、ボクはプロのタイヤーではないので、多少作りがバラバラでも、なんら問題などありませんが… そして、この毛鉤の心臓部となるヘッドを、ディアヘアを巻いてスピンさせつつ巻いていきます。 巻き上がり posted by (C)matsukuni 巻き上がりは、こんな感じ。 さらに、これを刈り込んで形を整えたら完成なのですが、ここでも6本すべてこの状態まで巻き進めます。 倒れてしまったヘア posted by (C)matsukuni よく見ると分かると思いますが、結構力を入れて巻いているので、ヘッド部のヘアはテール側に倒れてしまっています。(分かりますか?) 最後の仕上げ、『刈り込み』に入る前に、この倒れてしまったヘアを綺麗にフレアさせます。 方法は至って簡単! やかんにお湯を沸騰させて、注ぎ口から盛大に吹き出す蒸気にヘアを当てるのです。 すると… スチーム後 posted by (C)matsukuni あら、不思議! こんなに元気良く、ヘアはフレアしてくれます。 あとは、最後の刈り込みで完成…ですが、続きはまた。 (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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