カテゴリ:フライのお話
先日、釣りに行った時、最も『釣れまくった毛鉤』はドライフライでした。
朝の早い時間にも、ペレットを模して巻いたフライで割りと良い反応を得たのですが、後半戦の毛鉤への出方はかなりのものでした。 カディスピューパで楽しい釣りを満喫して、ちょっと食いが落ち着いてきたランチ前・・・周囲を飛び交う濃い茶色の虫たち。 「なんだろう?」と、思いつつアタリが続くので詳しく調べるまでもなく、キャッチ&リリースを続けていました。 ベストに止まった(ように感じた)虫を、無造作に手で振り払い、そのまま釣りを続けていると、何処からともなく嗅いだことのある臭気が・・・ このカメムシの臭気で我に返って、ようやくのランチタイム。 午後の部は、これから始まる湖タイプの管理釣場用のスタイル「BLニンフィング」のコツを取り戻すべく、朝の#5フローティングタックルから#7シンキングタックルに変更しました。 しかし当日、魚の活性が高くてベタ底を探る「BLニンフィング」では、さっぱり魚からのコンタクトはなし。 数投で、すぐに諦めることに・・・ 「もう一度タックルを交換するために、車に戻るのは面倒だなぁ」と、沈むシンキングラインをリールに巻き取り、竿1本分+α程度のリーダーだけで背中にフォームを背負った、独特の「BL用ニンフ」を水面に叩きつけました。 BLニンフ posted by (C)matsukuni すると水面がザワメクほどに魚が寄り集まり、我先に水面に浮かんだ黒い毛鉤を襲いました。さすがにタックルを取替えに行く決心がつき、急遽#4フローティングタックルに持ち替えて、同じ毛鉤をキャストすると・・・そこから先は、ご想像にお任せしましょう。 これだけ活性が高いのだから自分の見やすいフライでいこうと、全く同じパターンの白に変えるとパタリとアタリは途絶えます。 そして、黒に戻すと・・・とっても楽しい時間でしたよ。 おそらく飛び交っていたカメムシが、水面に落ちたところをパクリとやっていたのでしょう。 秋の湖では、『カメムシパターン』が有効、と雑誌で読んだことがあったので、恐らくそうだろうと想像できるのですが、実際に魚がカメムシを食うところを見ることが出来ませんでした。(釣るのが忙しくて、見ている余裕がなかった、というのが正解) で、マイナーチェンジを施して、巻いてみたのがコレ。 黒い毛鉤 posted by (C)matsukuni ま、気合を入れて毛鉤を大量生産して、釣りに行く頃には臭い虫もいなくなっていて効果はなかったりして・・・ 釣りとは、そういう試行錯誤の繰り返しなのです。 (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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