ルアー職人&フライ巻師のBLOG

2010/04/25(日)06:10

紀伊半島山奥にて  2010年春

釣行記(1026)

 この渓に通いだして15年以上経つ。   ちょうどkuniと出会ったのもこの頃だ。    ボクが初めて渓流魚にミノーというルアーで挑んだ場所。 初めてルアーでアマゴを手にした渓である。   震災後のゴタゴタで将来を見失いかけていたボクを、この渓に誘ってくれたのが「とんかつ師」  師との釣行で初めて目にした、正確で直線的なキャスティング、小刻みなロッドワークで流れの中にミノーを踊らせ魚を食わせるテクニックは衝撃的でした。    なによりもアマゴという可憐な渓魚が浅瀬に背鰭を出してミノーを追う姿にシビレてしまいました。  学生時代にブラックバスをルアーで釣り上げる事にすっかり天狗になっていたボクのプライドをすべて捨て去っても余るほど 素晴らしい魚釣り人生がここから始まったのです。      そんな思い出を胸に、ボクら今年もこの渓にやってきました。   三人で渓を釣る posted by (C)matsukuni  kuniを先頭に三人で間隔を開けて釣り上がりました。    本来ならフライマンの遡行はルアーマンより遅いのですが、kuni はどんどん釣り上がります。  後行のとんかつ師とボクのミノーにぼちぼちアマゴからの反応があります。  どうやらkuniが後行のボクらを気遣ってポイントをとばしながら遡行しているようです。                                  kuniってそんなやつです。    そんなこともあってボクに初ヒット。 初アマゴ posted by (C)matsukuni   新しいミノー、新しいロッドでうれしい初ヒットとなりました。 ここから出ました posted by (C)matsukuni  水温10度とやや低めながら、小雨そぼ降る渓はミノーイングには絶好のコンディション。  アマゴの活性も高く、浅瀬で背鰭を出してミノーを追う姿もたびたびみられました。    抜群の渓相とあって数釣りも期待できたのですが、個体数は少ない様子。  先週の週末にだいぶ叩かれているようです。  一旦退渓して作戦会議です。   下流部の成魚放流ポイントを覗くことにしました。 橋の上から posted by (C)matsukuni  ↑これは御愛嬌。 魚はいるようですが・・・  下流に移動して、ボクはこの沢の最下流部から入渓。 kuniたちはその数百メートル上流から釣ることにしました。     しばらく釣りあがると、上手から餌釣りの方が下ってこられました。    せっかくなので情報交換。 成魚放流物がポツポツとのことでした。  たった今先行者有りのポイントを釣ることになってしまったので、キャスティング練習のつもりで釣りあがります。  しかし 成魚放流ものですね posted by (C)matsukuni  大きなポイントからは次々あまごのチェイスがあります。 成魚○○魚 posted by (C)matsukuni  ネイティブな魚ばかりの区間ではありえないと思うのです。   成魚放流の多い区間では先行者があっても釣れるんですねえ。    昼まで釣って、なんとか二桁の釣果を得る事ができたので、昼食に戻りました。  お互いの釣果を讃えて乾杯です。 まる posted by (C)matsukuni  よもやまな話を交換しながら楽しい時間が過ぎていきます。  もうじゅうぶん楽しんだので、ヨシとしたいところですが、雨が上がりました。  最後にもうヒト釣りしようということで、kuni は家の裏の沢を、ボクととんかつ師は本流部を釣ることに。 最後のイッピキ posted by (C)matsukuni  大きな魚は出ませんでしたが、すっかりココロの洗濯ができました。  帰り道もずっと余韻にひたりながら、話題尽きない車内で家路についたのでありました。 15年前と同様に・・・。                        おしまい    (matsu)  

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