ルアー職人&フライ巻師のBLOG

2010/06/11(金)19:43

matsu-kuni珍道中(第1話)~良き処…北陸~

釣行記(1026)

 たくさんの夢とともにトランクに大荷物、仕事を終えたmatsuを助手席に押し込んで、いざ北陸の『あの渓』へ。  今回はボクたちの大切なお友達、岐阜の「しげさん」をピックアップして行くので、名神高速、東海北陸道と乗り継いで、「しげさん」宅に向かいました。  しげさんは知る人ぞ知る「大雨神様」であられるため、我々は釣行ギリギリまで天気を心配していましたが、天気予報はキッパリ『晴れ』マーク。  そんな中(!)名神高速の岐阜県関ヶ原あたりに突入した、まさにその瞬間に雨がフロントガラスを叩いたというのは、ご愛嬌。  夜10時過ぎには目的の宿に到着し、翌日の「晴れ」を祈って祝杯を上げたのは既に書いたとおり。  翌朝5:00起床で、まずは窓の外を確認してみると雨は降っていません。  「おはよ、降ってないね。」  安心した3人は揃って、早朝5:30にエネルギー補給です。 01朝のエネルギー補給 posted by (C)matsukuni  これだけの朝食をしっかり摂ると、ハードな渓の釣りで身体が動かなくなってしまうこともありません。  やはり朝食というのは、生きていく上で大切なものなんだなぁ…と、実感します。  ホントは右下の皿にサワラの一夜干しがあったのですが、旨くて殆ど食べてから慌ててカメラを取り出したので、ホンのひとカケラしか写っていません。  実は茶碗のご飯は、2膳目…  お腹いっぱい(ホントに、もう食べれないくらい…)朝食を食べて、身支度を整えたら出発です。  宿のおかーさんにお礼を告げて、表に停めた車に歩くボクたち3人。  ボクの車の隣に、ひとりの親友が乗っているのと同じ車が並んでいるのを見て、「アイツも来れたら良かったのに…」と、ふと考えます。  その車から、小さなクラクションの合図と共に、ドアを開けて現れたのは…  なぜ、「アイツ」が…?!?! 02なぜキミがここに? posted by (C)matsukuni  「なんで、ここにいるんだ?!?!」  「仕事、休めないから来れないって、言ってたじゃん?!?!」  「うん…そうなんだけどさぁ…来ちゃったよ。」  もちろん、大歓迎です。(*左のしげさん、右のmatsuの笑顔を見れば、全員大歓迎なのは一目瞭然でしょ。)  珍客…いえいえ、親友を更にひとり加えた4人パーティーで、「あの渓」へ!  この、ひと時は心弾みます。 03さて posted by (C)matsukuni  昨年の釣行で、matsuちゃんが大爆釣した堰堤の上から入ることに。 しげ:「この先の堰堤の上の溜まりでさぁ、去年matsuちゃんがどえらいこと釣ってなぁ…」 ウコ:「はいはい、その話10万回くらい聞いてるから…」  と、いう会話が聞こえてきそうな後姿を、幸せな気分に浸りながら追いかけて川原へ… 04去年、この先でさぁ posted by (C)matsukuni  matsuちゃんのミノーイングを見るしげさんと、ウコちゃんを堰堤の溜まりに残して、ボクは一足先に上流を目指すことに。 05朝霞の中で posted by (C)matsukuni  期待を込めて大きなカディスを5Xのティペットに結んで渓に望みますが、思ったようなポイントからは魚のコンタクトはなし。 06大きなカディスとウェーディングシューズ posted by (C)matsukuni  その後、本命ポイントの反応が悪いので、脇の流れを攻めて3回のアタックがあったものの、#10の毛鉤を頬張りきれない『メザシのようなイワナ』が出ては、鉤に掛かることなく流れに戻っていくだけ…  こんなドライフライ・パラダイスとなりそうな流れでさえも、出てはくれません…う~む。 07ドライフライパラダイス…のはず posted by (C)matsukuni  後続の3人のためにポイントをどんどんスキップして歩いて、相当先行してしまったようなので(実際、姿が見えないボクを心配したしげさんは一旦道路に上がって、ボクを探してくれたそうです。ゴメンね、しげさん。)、ちょっと休憩がてら水温を計ってみると… 08ちょっと水温低め posted by (C)matsukuni  水温10度と、この時期にしては少々低めです。  「もう少し水温が上がってからかなぁ…」と、独り言を呟きつつ次のポイントへ。  小さなふたつの流れがぶつかる水面に柳が覆うポイントの、ちょっとした流れに大きなカディスをキャスト。  下の写真の一番左側あたりに毛鉤を放り込み、流れにティペットが揉まれないように竿先を高めに掲げて、流れゆくカディスを目で追います。 09柳の覆いかぶさるポイントで posted by (C)matsukuni  右側の柳のトンネルに差し掛かる直前に、茶色い影が浮上してフライを咥えて反転。  ロッドを立てると、この日最初の生き物の躍動が伝わります。  「これデカイ!」  流れに乗って柳の下に潜り込もうとするファイトに、ロッドは絞り込まれます。  なんとか最初の締め込みをかわし、取り込みに掛かるために背中のネットに手を伸ばした途端…糸の先の茶色い魚は、柳の奥へと逃走。  「あ~ぁ、やられちゃった。」  でも、この山と空を見ていると、落胆はありません。 10文句なし posted by (C)matsukuni  長くなってきたので、このあたりで。                                       (つづく) (kuni)

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る