テーマ:フライタイイング(1089)
カテゴリ:毛鉤のお話
今回は長めの(寧ろ長過ぎる)ファイバーを持つ羽根から、好きな長さの蓑毛を巻く方法を連続写真で説明。(手抜きの説明とも言う)
同様の方法で獣毛を挟んで捩じってやると、蓑毛状に獣毛をフレアさせることができますね。 と言うことで、久しぶりの3分間クッキング・・・じゃなかった・・・3分間タイイングの始まり、始まり。 材料 鉤:管付き波止鉤 巻き糸:8/0赤 胴:黒の木綿糸、細めの銅線、兎の毛 蓑毛:雄の雉 頭:ゴールドビーズ 今回はビーズヘッド仕様にしたので、まずは鉤にビーズを通してバイスにセット。 01ビーズを通して posted by (C)matsukuni 8/0のスレッドで下巻きを施して、ついでに胴の最後部(フライでいうところの『タグ』ね)に赤いコブを作っておきます。 02下巻き posted by (C)matsukuni 胴はシンプルに、100均で買った木綿糸と細い銅線で・・・ 03木綿糸と銅線を posted by (C)matsukuni 04胴を巻いて posted by (C)matsukuni ここからがミソで、まずは中の見えるクリップで雉の羽根の欲しい部分を挟んで、クリップぎりぎりの位置でカット。 05雉の羽根の欲しい部分だけを挟む posted by (C)matsukuni 06透明のクリップがよろしいようで posted by (C)matsukuni スレッドを凡そ半分くらいにニードルで割いて、ワックスをしっかり効かせたら、少量のダビング材(今回はラビットファー)を上に、そのスグ下にカットした羽根のファイバーを挟んだらスレッドをボビンごとスピンさせて、しっかり捩じります。 07半分くらいに糸を割って挟んで posted by (C)matsukuni 08ネジル posted by (C)matsukuni あとはビーズの直近に僅かな隙間を空けてダビング材でコブを作って、そのまま続きで蓑毛をハックリングしたらウィップフィニッシュ2回×2で完成。 09グリグリ巻いて完成 posted by (C)matsukuni これは前にも書いたけどスチールヘッドを釣るためのフライ『イントルーダー』を巻く際の方法を、そのまま流用したもの。 上から5番目の写真からも分かるように、この方法だと1枚の羽根から毛鉤2本分のファイバーが取れるから無駄も出ないというのも大きな利点。 10長いファイバーも使えます posted by (C)matsukuni 写真撮りながら巻いてるし、実際は3分では巻いていません・・・念のため。 そして、おまけの逆さ毛鉤も巻いておきました。 11おまけの逆さ毛鉤 posted by (C)matsukuni 白胴の下地はオレンジのティンセルが巻いてあるので、濡れるとぼんやり赤みが浮いたように見えます。 黒金胴は金色のティンセルをベースに巻いて、あとは疎らにアンゴラゴートをダビングして水に絡みやすく。 黒茶斑胴は、金鶏の尻尾で。 ・・・なんていう、毛鉤のアレンジが楽しい、そんなお年頃。(笑) (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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