ルアー職人&フライ巻師のBLOG

2021/06/16(水)19:16

銀色の衝撃

釣行記(1007)

今週は連休だったので、まずは本流筋へ突撃。 ところが昼頃から立っていて煽られるくらいの強風になってきたので、已む無く10年振りくらいの山奥の沢に向かいます。 当時は小さなイワナが多かった記憶があったので、なるべく緩い流れを狙ってフライを打っていきますが反応が悪い。 順番にポイントを打って、少し早い流れに置いたフライに出たのは予想に反してアマゴ。 01久々のアマゴ posted by (C)matsukuni 沢のアマゴを釣るのは久しぶりだから、これはちょっと嬉しい誤算。 その後も同じようなサイズのアマゴが、飽きない程度にフライに出ます。 02ほぼ同じサイズ posted by (C)matsukuni 小さな沢だけど、割と釣りやすいところ。 03小規模な沢 posted by (C)matsukuni その後は小さいヤツもいくつか出て、退渓地点まででアマゴを7つキャッチ。 04綺麗な個体 posted by (C)matsukuni 05最後の1尾 posted by (C)matsukuni 06白泡の手前で posted by (C)matsukuni 夕方には少し広い流れに降りてイブニングまで狙う予定だったので、ちょっと後ろめたくもあったけど切り上げて一気に一山超えて目的のポイントに。 ところがポイントに近付くにつれフロントガラスに水滴が当たり始め、川沿いの道を走る頃には完全に本降り。 どれくらいの雨かと言うと、車から降りて湧き水を汲みに行き、500mlペットボトルに3本だけ水を汲んだだけでずぶ濡れになるほど。 けっきょく夕マズメの釣りを諦めて、温泉に向かったら定休日だったというオチ。 なので、夕べはヤケ食いの宴だったのです。 07食べ過ぎの宴 posted by (C)matsukuni ま、ほぼいつも通りの量だけどね。 早めにシュラフに潜り込んだので、夜明け前に目覚めます。 ゆっくりと準備を整えて、今朝も朝から本流へ。 向かったポイントは水位もちょうど良い感じで、ウェットフライを流すにはちょうどスイングしやすい位置に立ち込める理想の条件。 リードに長めのオレンジ色のボディハックルを巻いたヒゲナガパターン、ドロッパーには#4サーモンフックにマシュマロパターンでボディを巻いたヒゲナガピューパを結んでキャスト開始。 流れの頭から徐々にキャスト距離を伸ばし、ステップダウンして丁寧に攻め進めます。 水面に三角波が立つくらいの流れがある範囲が、一応の攻める範囲の目安なのでガンガンと流れる三角波を目安に流れをゆっくりと横切るようにスイングさせます。 もう少しで流れが緩くなるあたりで、流れとともに気が緩んだ頃にロッドを持つ手に衝撃。 『ガツンッ!!ゴンゴンゴン・・・』 数年前に掛けた時と同じような強引に引っ手繰るようなアタリの後、流れの中でグリングリンとローリングする魚。 比較的落ち着いて、ゆっくりと寄せに掛かり、ロッド2本くらいの位置まできたところで痛恨のバラシ。 フックを外した銀色の塊は、足元の激しい流れの中でグリングリンと切りもみしながら深みへと消えて行きました。 滅多とないチャンスを・・・そのまま川原に崩れ落ちて立ち上がれないまま、涙目になりながら反省。 いつもと違う番手の大きなロッドを使ったのが悪かったのか、フックポイントが甘くなっていたのか・・・ どうやらフライのホツレ加減から、ドロッパーのピューパパターンに喰ってきたみたい。(写真右側) 08崩れ落ちた posted by (C)matsukuni その後もポイントを車で移動しつつランガンするけど、そう簡単に喰ってくるような魚ではありません。 そうこうするうちに昼頃には田んぼの代掻きの水が流れ込んできたようで、急に白っぽい濁りが入ってきて雰囲気が一気に悪くなりました。 仕方なく涼しい沢筋まで上がってランチにしようと、車を走らせます。 車を停めた横の沢を、数百メートルだけ攻めたら小さな壺からチビイワナが出てきてくれました。 09暗い沢でイワナ posted by (C)matsukuni 10小さな壺で posted by (C)matsukuni すぐにウェーダーを脱いで、手抜きラーメンランチを用意しながら再度ひとり反省会。 11手抜きランチ posted by (C)matsukuni 食後のコーヒーは、湧き水を使って手を抜かずに淹れます。 12豆を挽く posted by (C)matsukuni 13コーヒーは手を抜かない posted by (C)matsukuni 14湧き水で淹れた posted by (C)matsukuni 食後は昼寝したんだけど、『ガツンッ!!』とくる衝撃を手に感じる夢を見て2度目が覚める始末。 夕マズメも狙えばチャンスがあったのかもしれませんが、本流筋に戻っても白い濁りはそのままだったので再びウェーダーを履く気力が湧かず帰路に着いたのでした。 今シーズン、もう一度くらいはあの衝撃に再会したいところ。 (kuni)

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