カテゴリ:釣行記
ゴールデンウィークはしっかり働いたので、本来であれば連休にしたかった今回の休み。
ところが外せない仕事が入ってしまったものだから、飛び石の休日になってしまった。 やむなく一日目は家の食材の買い出しやら、いくらかタイイングをして過ごします。 するとBarber Kから「こんなの釣れました」と写真が送られてきたり、それに触発されて出掛けたとんかつ職人からも「こんなのキャッチ」と連絡がきたり・・・ 飛び石の後ろの休みだけ釣りに行こうと思っていたけど、結局は触発されて飛び石中日の仕事を早めに切り上げて職場から直接ポイントへ行くことに。 15時頃に職場を飛び出して高速を飛ばしたら、1時間半ほどでポイントに到着。 いつも諦め気分で釣りをしている訳ではないけれど、ルアー組が好調な時はフライでも好調とはいかないことが多いので浮き足立たないように気を付けよう。 初日はイブニング絡みなのでドライフライタックル1本で、二日目は雨予報だったから沈める系タックルと決めて釣り開始。 ポイント到着時はまだ陽が高かったので、まずは#10スパイダーパターンを結んで魚が付いていそうな流れを丹念に流します。 ちょっと強めの流れに差し掛かったら分厚めに巻いたディアヘアカディスに結び替えて、フラッタリングさせて魚に熱烈アピール。 全く反応がないので、「やっぱりルアー組が釣れても、フライでは簡単にはいかないね」と自分を慰めつつイブニングを狙おうと決めていたポイントに移動。 既に17:30を過ぎた川辺は、ポツポツとモンカゲのスピナーフォールが始まっています。 まずはモンカゲパターンを結んで、キャストを繰り返しながら周囲でライズが起こらないかリサーチします。 そうこうしているうちにカワゲラとヒゲナガが出始めたので、どちらにも対応できるサイズのカディスパターンに結び替えて、流れでフラッタリングさせたり・・・ 陽が落ちかけた頃にコカゲロウが舞い始めたのでティペットを6Xに落として、#16のコカゲ・スペントに変更。 このままコカゲロウがメインのまま真っ暗になるのは辛いな・・・と思っていると#14~#12サイズのカディスが乱舞し始めました。 既に18:30を回っていたので最後のシステムチェンジと決めて、ティペットを5Xに戻して#12エルクヘア・カディスをファイナルウェポンに決定。 暗くなるにつれてカディスの数が増えてきたので期待を込めて流れでフラッタリングを交えつつ、喰う間を作るためにナチュラルに流したり。 山の影にすっかり太陽が沈んでフライが全く見えなくなった頃、ずっとフラッタリングさせていた流心を挟んだ向こうの緩い流れの中にライズが始まりました。 暗くなるまでの感覚が残っているのでフライラインさえ見えれば、なんとかフライの位置は予想できるので強い流れを越えてキャストして必死のメンディング。 ライズは激しいものでもなく「ポシャ」「ピシャ」という程度の小さい動きなので、「ウグイに騙されてる?」と思い始めた5~6キャスト目。 「パシャ」 全くフライは見えていないけど、きっとここを流れているはずと確信を持って凝視していたところで水面が弾けたので、迷わずロッドを立てると「ゴン」という確かな手応え。 掛かった瞬間に水面下でグリングリンとローリングを始めたのが見えたので、ウグイではないと信じて慎重に寄せに掛かります。 手前が強い流れなので、掛けたあたりの緩いところでロッドを寝かせてジャンプさせないようにファイト。 思ったより引かないなと寄せに入って強い流れに差し掛かった途端に猛烈なローリングで、#4ロッドがバットまで曲がるファイトに痺れました。 足元に横たわった魚体は、かなりの幅広で尺を優に超える美形。 まずは証拠写真を・・・ 取り合えず証拠写真 posted by (C)matsukuni 既に相当暗くなっていたから、中々うまく写らない。 急いでライトを点けて、「あーでもない、こーでもない」と撮影会をやっている内にあっと言う間に辺りは真っ暗。 ようやく思い出してメジャーを当てると、ドライフライでキャッチしたアマゴとしてはボクのレコードとなる34㎝でした。 幅広アマゴ posted by (C)matsukuni 本流アマゴ posted by (C)matsukuni 沢の定番サーチングパターン、エルクヘア・カディスがマッチ・ザ・ハッチでライズを捕えてくれるとは。 ヒットフライ posted by (C)matsukuni また、このフライの信頼度がグンと急上昇。 今日は夜明け前に起きたけど既に結構な雨脚で、イブニングの余韻に酔いながら車内で惰眠を貪っていました。 雨が上がって釣りはしたけど、今日のボクは全然ダメ。 しかし、ボクらに触発されて我慢できなかったmatsuが・・・ matsuちゃん、久し振りにアップしなさいよ、せっかくだしさ。 ホームリバーに、本流の美魚に、大切な仲間たちに、感謝、感謝、感謝。 (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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俺はもう何年も夕まずめの釣りを出来ていないけれど、春も夏もそして秋も、夕方って結構いいんだよね。でも、その後のことを考えると何時まで釣る?って考えるよね。暗くなっても自信がある場所ならばいいけれど。
おめ。 (May 11, 2022 09:48:53 PM)
おお!最高じゃないですか(^^)
おめでとうございます! 34センチですか! 良いな~~! サツキですかアマゴかな? なかなか幅広で精悍な顔つきですね~~ いや~~ おめでとうございます m(ー-)m (May 12, 2022 10:23:52 AM)
何遍試みてもログイン出来ないや
(May 12, 2022 08:11:23 PM)
慎之介64さんへ
ボクも子どもが小さい時とかは、極力一緒に晩飯を食べようと思っていたから、イブニングを狙うことは少なかった。 今になって、イブニングの良さを堪能してます。(^_^) (kuni) (May 12, 2022 08:24:34 PM)
ponpontondaさんへ
正直言って、95%諦めたタイミングでライズしてくれました。 何度か水面に出てくれたから確信を持ってライズを狙ったけど、単発ライズだったら『目の錯覚か・・・』とキャストしなかったかもしれません。(笑) しばらくは余韻だけでも楽しめそうです。(^_^) (kuni) (May 12, 2022 08:27:40 PM)
matsuリンゴ携帯さんへ
どやさ? さっきのログイン情報で、なんとかならんかね? matsuちゃんの文章を待っているのは、ボクだけじゃないはずだぜ。(^_^) (kuni) (May 12, 2022 08:29:34 PM)
すばらしい、ドライフライでこれを掛けて捕るの難易度と達成感はどれほどのことか。おめでとうございまする。
(May 12, 2022 11:08:07 PM)
おー、やりましたね!
素晴らしいアマゴ、そしてレコード更新おめでとうございます! ライズフィッシングでは登場機会が少ないと思われるエルクヘアカディスで仕留めたのも記憶に残りますね。 エルクヘアカディスはいろんな場面で威力のあるフライだと再認識しました。 (May 13, 2022 12:02:08 PM)
リコプテラさんへ
ホントにいつ以来か分からないくらい久しぶりに、会心の釣りができました。 ギャンブル性の高い本流の釣りは、めちゃくちゃ確率が低いですが、忘れた頃にこんなことがあるから止めれません。 フライの種類は多いに越したことはないですね。 (kuni) (May 13, 2022 08:00:05 PM) |
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