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楽天経済圏おすすめ商品＆自転車情報

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楽天モバイル通信エリア拡大乗り換えるなら今です

3大キャリアに対し、第４のキャリアになるべく真っ向勝負をしかけた楽天モバイル。米倉涼子さんを広告塔にたてた先着300万人無料キャンペーンを目にした方も多いと思います。速攻で楽天モバイルに乗り換えた人、迷った結果、やめた人・・・やめた人の多くが不安に思っていたことはおそらくこれでしょう。『楽天モバイルって電波弱いんじゃないの？』いきなりこの不安に答えちゃいます。「通信エリアは急速に拡大してます」この不安は近々、確実に解消されます。論より証拠、これを見て頂きましょう。注目は「濃いピンクのエリア」です。２０２１年２月どうです？濃いピンク（楽天回線エリア）が都心をスッポリ覆っていますね。他にも、横浜、千葉市辺りも、覆われています。いま楽天では、今年の夏あたりを目標に、４Gの人口カバー率、９６％を目指して、エリア拡大を進めています。ちなみに、通信エリアについては、楽天モバイル公式HPでも随時確認できますので、気になる方はご覧になって下さい。この「通信・エリア」というタグを開けばOKです。　　　　　　　　　　　　　↓他の地域も、北海道からみていきましょう。札幌エリアは問題なく濃いピンクがスッポリですね。石狩、小樽、北広島の辺りまでジワジワ広がっていますね。続いて宮城・仙台石巻の辺りも濃いピンクがスッポリです。海沿いに強いのも嬉しいところ。右端に女川が見切れていますが、あとちょっとで濃いピンクに覆われそうです。被災地にも強いです。続いて新潟こちらも、かなり内陸部まで濃いピンクがすっぽり覆っていますね。阿賀野・三条まであと少し・・・続いて名古屋。東京都心並みに濃いピンクがスッポリ覆っています。これまた問題なし。なんなら東京エリアよりも広いですね。楽天モバイルは中京エリアに強そうです。続いて関西・大阪こちらも大阪湾をぐるっと囲んだ内陸エリアまで濃いピンクになっています。神戸、明石、堺あたりも問題なしです。四国はこんな感じ。高松、徳島、高知、松山あたりは濃いピンクでカバーされてますね。さすがに中央部はまだまだですが・・・最後に九州・福岡福岡中心部、久留米、佐賀あたりも濃いピンクでおおわれています。いかがでしょう？？これは楽天モバイル公式HPで誰でも見ることができます。ぜひ一度、みて頂き、自分の住んでいる場所を調べてみて下さい。「お、意外とカバーされてるじゃん」と感じる方も多いのでは？？・・・ということで。『電波のつながりは確実に解消されている』僕も去年11月から楽天モバイルに変えて、はじめのうちは電波の弱さを感じました。しかし最近は、都心にいる限りは、それはほとんど感じないようになりました。（さすがに千葉県勝浦市に旅行にいった時は、感じましたけど…）現在、楽天では300万人に限り、1年間料金無料のキャンペーンを展開中です。しかし、まもなく300万人に達するということで、近々このキャンペーンが終わります。それがいつかというと…、４月７日（水）　２３：５９　までなんです。つまり変えるなら、今が最高のタイミングなんですね。何なら僕はちょっと変えるの早すぎました。少し不便と感じる時間がありましたから・・・でも、通信エリアがドンドン拡大し、使いやすくなる今こそ楽天モバイルに切り替えるのに最高のタイミングです。その他、楽天モバイルのメリット☆契約は店頭＆webどちらもでOK　ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアも　低価格帯の料金プランを打ち出してきましたね。　しかし、そのどれもが、web契約のみ。　これってスマホに詳しくないシニア層には　ちょっとつらいですよね。　しかし楽天モバイルは、店舗対応してくれます。　しかもネットで、来店予定を事前予約できるので　店舗についてからの待ち時間も短縮できます。　これは嬉しいですね。☆携帯番号下4ケタを選べます　新規契約者には嬉しいサービス！　　携帯電話の番号、下4ケタを自由に選ぶことができます。　しかもwebでの申し込みでも可能なんです。　（他キャリアは店頭のみ）☆楽天ポイントたまります　僕は楽天モバイルを入り口にして　楽天経済圏に入りました。　使えば使うほど、楽天ポイントがたまっていきます。　そして楽天ポイントは１ポイント1円で使えます。　大手コンビニでもそのまま使えるので、　すごく便利です。ということで、タイトルに書いた通りです。『楽天モバイル通信エリア拡大乗り換えるなら今です』

2021.03.05

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楽天市場美味しそうなチョコレート

あさってはいよいよバレンタインデー。単身者の僕には、全く関係ないイベントなのですが、チョコレート自体は好きなので、この時期なら、色々美味しいチョコレートがあるんだろうと楽天市場をのぞいて、色々見てみました。そこで見つけたのがこちら。クランブルスマッシュバレンタイン・ホワイトデー限定バージョンこれ、付属のハンマーで割って、みんなで食べるんですって。フランス産のビターチョコをベースに、ベリー系のドライフルーツなどがちりばめられています。恋を実らせるなら、割るのはどうなの？？…という意見も聞こえてきますが、めっちゃ美味しそうじゃないですか？自分用のご褒美チョコにはいいですよね？いかがでしょう。【バレンタイン・ホワイトデー】クランブルスマッシュバレンタインホワイトデー手提げ袋付季節限定数量限定価格:2,980円(2021/2/12 23:16時点)感想(0件)

2021.02.12

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【期間限定】楽天市場で松屋祭りが開催　2月9日（火）20時～

きょう２月８日、２０時から松屋フーズ×お買い物マラソンが始まりました。僕も前回、注文したんですが、気づくのが遅れて、まだ届かない人気ぶりです。今回も色々美味そうな組み合わせが沢山あるんですが、中でもこれはいいなと思ったのが…この3本柱のセット。☆プレミアム牛めし☆オリジナルカレー☆トンカツライスバーガーとんかつライスバーガーのビジュアルがめっちゃ美味そうです。それぞれ10食、合計30食のセットが、５０％オフという、頭おかしいレベルでお買い得…。まだまだ外食に行くのも厳しいです。いかがでしょう？？【当店通常価格11400円⇒5999円】【松のや】とんかつライスバーガー＆プレミアム牛めし＆オリジナルカレー30食セット（とんかつライスバーガー ×10　牛めし×10 オリジナルカレー×10）お取り寄せお惣菜食品松屋時短冷凍レンチンレンジでチン価格:5,999円(2021/2/9 23:25時点)感想(7件)

2021.02.09

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楽天モバイル３大キャリアの息の根を本気で止めに来た

２０１２年１月２９日、楽天モバイルが新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を発表しましたね。そこまでに、ドコモも新プラン「アマモ」を皮切りに、ソフトバンク、auも追随するように、低料金プランを次々と発表しました。その3社のラインが、月間２０GBで2980円。これはこれで十分インパクトがありました。3大キャリアにしてはやるじゃん。そんな声も聞こえてきましたが…楽天モバイルがやってくれました。なんと、使用通信料によって、金額が段階的に下がっていく驚きのプラン、それが、UN-LIMIT Ⅵでした。まず、月間２０GBまでなら、1980円。この時点で3大キャリアより1000円やすい。そしてなんと…月間１GB以下の人は…0円。無料なんです。ハッキリ言って頭おかしいレベルのプランです。普段、YouTube動画とかほとんど見なくて、ゲームアプリも使わずＬＩＮＥと通話ぐらいしかスマホを使わなければ、ずーっとタダで使えちゃうんです。さらに、3大キャリアの2980円プランにあった大きなネック。「対応はネットのみ」も取っ払いました。楽天モバイルは「ネット」「店舗」どちらでも対応してくれるんです。スマホのトラブル、なにか困ったこと、聞きたいことがある時はお近くの楽天モバイル店舗にいけば対応してくれるんです。これはデカいですよね。この楽天モバイル、特にシニア層に強くオススメしたいですね。「若者ほどデータ使用はしない」「だから料金抑えられる」「困ったら店舗でも対応してくれる」面倒くさくて３大キャリアの高いプランのまま使っていたら、大事な老後資金がガシガシけずられます。現状、電波基地が少なくて、場所によっては電波がつながりにくいなどありますが、これは楽天モバイルにしない理由がありません。スマホ業界は、楽天１強と３大キャリア、という時代が冗談抜きにくるかもしれません。迷っている人はぜひ楽天モバイル、特にシニアの方、検討する価値は十分あります。ちなみに僕は楽天モバイルです。去年12月に替えて、携帯料金はずーっとタダです。

2021.02.09

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えんとつ町のプペル全舞台裏が書かれた本

キンコン西野さんが製作総指揮をとった映画「えんとつ町のプペル」ご覧になりましたか。素晴らしい映画でしたね。主人公の少年、ルビッチは西野さんそのものです。声を上げれば叩かれ、行動すれば、罵られ、時に無視され、馬鹿にされ、そんな世界で、ルビッチ（西野さん）はいうのです。「誰か見たのかよ。　誰も見てないだろ？　だったら、まだわかんないじゃないか」いつだって横から文句を言うのはやっていないのに口だけ達者なヤツらだけです。でも俺は俺の道を信じて突き進むだけ。そんな強烈なメッセージが込められた映画でした。この映画を観た後、SNSで「映画を観たなら、この本もよむべき」という書き込みをみました。それが「ゴミ人間　日本中から笑われた夢がある」です。僕はkindleアンリミテッドに入ってます。毎月決まった本が無料で読めるサブスクサービスです。最初は無料で読めるなら、読もうかなと思ってました。でもこの本はアンリミテッドでは読めませんでした。しばら買わずにいました。そうした何だかソワソワしてきて、ついに体の中から「お金出して買えばいいだろ」と声がしはじめ…翌日ポチりました。読みました。泣きました。エントツ町のプペルここまで泥臭く作られていたとは…驚きでした。一番泣いたのは、ルビッチの父親、ブルーノの声を演じた立川志の輔さんと西野さんのやり取り。西野さんが志の輔さんにブルーノを演じて欲しいとお願いする場面では、涙が止まらなくなりました。映画を観た人も、まだ見ていない人も。沢山の人に読んで欲しい本です。ゴミ人間日本中から笑われた夢がある [ 西野　亮廣 ]価格:1,540円(2021/1/16 01:53時点)感想(6件)

2021.01.16

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最近気になる７．８キロの超軽量自転車

僕はミニベロと呼ばれる車輪が小さな折り畳み自転車が大好きです。魅力は何といってもコンパクトな車体と軽さです。ママチャリの重さが１６～２０キロぐらいなの対しミニベロは１０キロ前後、ロードレーサーは８キロ、しかしこちらの自転車の重さは何と異次元の７．８キロ！それが、DAHON（ダホン）のK３です。折りたたむと…こんなにコンパクト。こちらの写真もなかなか衝撃的です。いま結構本気で欲しい一台です。これだけ小さいと、在来線を使っての小旅行にも気軽に持っていけて旅先での足として活躍してくれそうです。千葉県勝浦にあるゲストハウスにちょこちょこ行くのでぜひ持っていきたいところ。ミニベロ最初の一台にいかがでしょう？？【10％OFF】DAHON ダホン K3 送料無料新色 2021年モデルミニベロ 14インチ折りたたみ自転車 3段変速アルミフレーム超軽量コンパクト小径車通勤通学店頭受取対応整備点検プレゼント付き防犯登録可価格:84,150円(2021/1/15 00:37時点)感想(8件)

2021.01.15

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楽天市場おすすめ食品

楽天経済圏が心地よく、最近、ポチリそうになったオススメ食品のリンクを貼ります。楽天経済圏とは、楽天会員になり、スマホやひかり回線、クレジットカードなどを楽天でそろえると楽天市場で買い物をした際、大量の楽天ポイントをもらえるというものです。2回目の緊急事態宣言も出てしまい、外食に行くのも怖いという方も多いのではないでしょうか？？良かったらどうぞ。1食あたり199円だそうです。…というか見てたら欲しくなって、ホントにポチってしまった…【選べる2種類】松屋の2021年新春福袋！【単品合計価格11360円→5999円】松屋お試し大ボリュームセット！15種30食入り冷凍食品保存食業務用冷凍食品冷凍食品一人暮らし時短冷食時短調理おかずセット冷凍ご飯のお供非常食惣菜価格:5,999円(2021/1/14 20:59時点)感想(33件)

2021.01.14

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小湊小・中学校の跡地利用 100人会議

８月１９日（日）鴨川市役所で行われた『小湊小・中学校の跡地活用を中心とした地域の活性化を考える100人会議』を傍聴しました。僕は現在、東京在住なので、請われなければ意見などは言えず、ひたすら話を聞いていました。今回の会議は４回目で、あと２回の会議を経て、最終的な形になっていくそうですが…まだまだふわっとしているなあ、という印象を受けました。小学校の校舎に宿泊機能を持たせるのか？？　…決まっていません。地元のホテル・旅館から競合になるのではないかという声が出ているそうです。広いグラウンドをどう利用するのか？？　…駐車場？？フットサル場？？体育館をどうするのか？？　…？？みんなそれぞれの立場から、言いたいこと、やって欲しいことが違うので、一つの形に収めるのは、なかなか大変です。個人的には、買い物できる場所は欲しいだろうなと思いました。いま小湊で買い物できる場所と言えば、コンビニが２軒だけです。誕生寺のそばに、以前にブログでも書いた『うおポート』というお土産屋さんがありますが、品ぞろえもいまいちで活気がありません。…というか、今までの議事録を読んで知ったのですが漁獲物のほとんどは築地に出荷してしまい、地元にはほとんど出回らないんだそうです。東京から鴨川へ移住してきた人も、地元のスーパーで鴨川産の魚を見ないそうです。地元の物が売っていない、買えない観光地って聞いたことがないので驚きました。まあうちの実家も廃業してしまったので、あまり大きなことは言えないんですけどね。あと今回配布された会議資料の中に、小湊の特産品などをまとめた資料がないのにも驚きました。こういった話し合いをする上では、あった方がいいんじゃないかな。話す内容もより具体的に立体的になって、みんなイメージしやすいと思うので。僕があったらいいなあと思うのは…さっきも書きましたが、買い物ができる場所、お茶が飲める場所（カフェ）、大人数で休憩できる、大きな縁側みたいな施設は欲しいなあと思いました。特に用事はなくとも、そこであった人同士で、なんてことない会話や交流が楽しめる場所です。校庭は芝生にして、フリースペースとして、色々な用途に使えると良いかなあと。魚のミニ料理教室やったり、一部はキャンプサイトにしたり、サイクリストのためのエイドステーション設けたり…。そんな自由な空間。分科会で、どなたかが「駐車場はワクワクしない」と仰っていましたが僕も全く同感でした。議事録を読んでいると、「鴨川なんて何にもなくて人なんか呼べないだろう」という言葉がありました。以前は僕も同じことを考えていて、東京に出てきたんですが…ある時、一緒に仕事をしていたラジオDが「両親を連れて小湊に遊びに行ったよ！」と僕に言ってきました。「どうでした？　何もなかったでしょ？」と聞くと、「ぼくのなつやすみ（ゲーム）みたいで、スッゲー良かった！」と言いました。それは僕の田舎だからと気を使って褒めてくれたのではなく、心から思ってそう言ってるように見えました。ぼくのなつやすみ、というゲームは、主人公の「ボク」が、母親が臨月を迎えたために夏休みの一カ月間、田舎の親戚に預けられ、自然の中で、虫取り、魚釣りなどをして楽しむゲームです。ちなみに時代設定は昭和５０年。（１９７５年　僕が生まれた年です）なにもないのがイイという人もいるんだなと、思いました。みんながみんな、望んで小湊に住んでいるわけではないとは思います。それでもまあ、そんな場所を、「癒される」「落ち着く」「ほっこりする」と思ってくれる人もいるわけですから、もう少し自分たちの町に自信を持っていいんじゃないかなと思います。あまり長々と書いても何なんで、最後に。この会議には思ったより沢山の人が参加していましたが、若い人の姿が少なかったのが少し残念でした。僕も同級生の一人ぐらい会えるかな？　…と思ってきましたが誰にも会えず、そこはやっぱりちょっと寂しかったです。そこに住んでいる人はアンケートに記入も出来るし、意見も言えますので、次回、１０月７日（日）　午後２時３０分～　＠鴨川市役所ちょっと覗きにきては？？

2018.08.26

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お世話になった大先輩のこと　腰山さん

その人の名前は、腰山一生（こしやまいっせい）と言います。今の若い人たちは知らない方も多いと思いますが、４０代以上の業界関係者、放送作家で、この名前を知らない人は、あまりいないのではないでしょうか。ジャンルを問わず、凄まじい数のテレビ・ラジオ番組を手掛けられた方です。伝説の番組『テレビ探偵団』も、腰山さんが作りました。２０１４年までTBSで放送していた『はままるマーケット』も立ち上げました。僕が２０年にわたってお世話になった古舘プロジェクトは、放送作家集団です。９６年、僕が若手作家として事務所に入った時、腰山さんはその長でした。最初の印象は、とにかく口うるさい人。若手作家の仕事の一つに、朝、事務所で腰山さんの電話を受け、番組視聴率をお伝えするというのがありました。矢継ぎ早に「この番組は？」「この番組は？」と飛んでくる質問に対して素早く的確に答えないと、すぐにお叱りの声が受話器の向こうから飛んできます。テレビ局を渡り歩くように１日を過ごしていた、腰山さんへのお使いも若手作家の仕事です。僕は２０歳まで千葉県外房のド田舎に住んでいたので東京の地理（特に電車、地下鉄）に明るくなく、度々遅れては、よくお叱りを受けていました。繰り返します。ホントに口うるさい人でした。そんな腰山さんが立ち上げたTBSラジオの番組がありました。ラグビー界不世出の天才・松尾雄治さんのお昼のワイド番組『松尾雄治のピテカンワイド』です。※ピテカンはピテカントロプスから取っています。　松尾さんの風貌から、お察し頂ければ幸いです。この番組に僕も入れて頂きました。これは、沢山の方が口をそろえておっしゃることですが、腰山さんは、『人と人を出会わせる天才』でした。この番組がなければ、僕は松尾さんと出会うことは、おそらくなかったでしょう。番組立ち上げ当初、番組は少しギクシャクしていました。メインの松尾さんは、ご存じの通り、いったん喋り出すと止まらない、下ネタ大好きなエロおやじ。対して、アシスタントの清原さんはどうにも下ネタが苦手…。そんな清原さんに声をかけたのが腰山さんでした。どんな言葉をかけたのか、僕には知る由もありませんが、うまく清原さんのやる気を引き出し、２人のバランスを取っていました。この辺りは、まさに“腰山マジック”という他ありません。聴取率も少しずつ上がっていきました。そんな矢先、腰山さんが体調を崩しました。どんなに大御所になろうと、テレビやラジオの現場が大好きだった腰山さんが休みがちになり、ついに入院してしまいました。そんな中、プロ野球、巨人の取材で松尾さんが宮崎に行くことになりました。腰山さんが元気であれば、松尾さんと帯同するのは、もちろん腰山さんです。そんな大役を、若手作家の僕が任されることになりました。出発日前日の夜、僕の携帯が鳴りました。腰山さんでした。うわーまた何か色々言われるのかな…、叱られるのかな…、そう思っていると。腰山さんは「頼んだぞ」とだけ言いました。やけに声に元気がなかったなあ…当時の僕は、腰山さんの病状の深刻さを分かっておらず、そんな風にのんきに思っていたのでした。結局、腰山さんが番組に帰ってくることはありませんでした。とにかく人付き合いのいい人で、スタッフとの飲み会にも最後までとことん付き合い、明け方に帰宅すると、録画しておいた担当番組を見ながらソファで寝てしまう。そんな生活が、腰山さんの体を少しずつ蝕んでいったのではないかと思います。２００１年１月、腰山さんはこの世を去りました。２１世紀までは何としても生きてやる、そんな思いもあったのでしょう。その日も、ピテカンワイドのオンエアはありました。番組のエンディング、松尾さんは殊更明るく「あばよーー！」と言い、清原さんは目を真っ赤にして泣いていました。そこに至り、ようやくあの日の電話の凄まじさが分かった気がしました。その時、すでに自分の体のことは分かっていたのだと思います。治療だけに専念すればいいのに。番組が気になって、松尾さんが気になって、病床から僕に電話をかけてくれたのです。『命をかけて』とは軽々しく使う言葉ではありませんが、この時の腰山さんにこそ、ふさわしいと、つくづく思いました。怒ると怖い人でしたが、周りを幸せにする笑顔の持ち主でした。お墓参りに行ったという、元後輩のSNSの書き込みを見て、ふと書いてみたくなりました。

2018.05.16

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興津のおばあちゃん

２０１７年の大晦日。ふと、母方の祖母について書いてみたくなりました。前に興津の守谷にあるゲストハウス「お茶の間」さんについて書いた時にも少し書きましたが、改めて…。小さい頃、おばあちゃんは興津の借家（後から知りましたが）で一人暮らしをしていました。僕は二駅離れた『安房小湊』で生まれ育ちました。たった二駅しか離れていませんが、おばあちゃんの家に遊びに行くのは年に数回、お祭りの時やお正月、夏休みに遊びに行く、身近な田舎という感じでした。おばあちゃんは、よく歩く人でした。僕と弟を連れて、近所の田んぼや池、卓球台なんかがある小さな娯楽施設、とにかく歩いて出かけました。一応バスも走っていましたが、おばあちゃんと出かける時に使った記憶はほとんどありません。おばあちゃんはよく笑う人でした。頭の回転が速いのかちょっと早口でしたが、よく冗談を言って、僕と弟を笑わせてくれました。おばあちゃんが怒ったところ、愚痴を言うところ、人の悪口を言うところ、あまり記憶にありません。記憶は美化されると言いますが、おばあちゃんの言動から負のオーラを感じたことはありませんでした。贅沢、という言葉からも縁遠い人でした。僕が遊びに通っていた頃、家の調度品で変わったものと言えば、当時は大きいと思ったブラウン管のテレビです。これも自分のために買ったというよりは、時々遊びにくる僕たちが退屈しないように買ったのではないかと思います。だっておばあちゃんが家にいる時の姿で、今も記憶に残っているのは小さな黒いラジオの前で、図書館から借りてきた本を読む姿なんです。テレビをぼーっと見ているなんて姿は、ついぞ記憶に残っていないのです。ラジオや本から得た知識なのか、おばあちゃんはあれやこれやと話をしてくれました。夜寝る時、僕たちがなかなか寝付けずにいると、決まって昔話をしてくれました。話の内容は全く覚えていませんが、とにかく面白かった記憶があります。今にして思えば、昔話、小説、もしかしたら落語なんかも組み合わせて僕たちに話すために、物語をこしらえてくれたのかもしれません。今なら、スマホのボイスメモとかに録っておけたのになあ…ホントにお金を使わない人でした。だからといって、ケチって感じはしないんです。生活は必要最低限のものがあればいい、そういう人でした。改めてそれを知ったのは、母が闘病中の時でした。うちの実家の商売が苦しい時、興津のおばあちゃんはポンと数百万円くれたんだそうです。病床で母は、「どうしてあんなにお金を持ってるかビックリしたけど、　　　　　　　たぶん年金を使わずにいたんだろう。母らしい…」としみじみ言っていました。今にして思えば、クリスマスや年末、そんなイベントとは関係なく、興津のおばあちゃんに会いに行けば良かったと思います。おばあちゃんの言うことは大抵正しかったなあ。僕と弟の折り合いが悪かった頃（僕が一方的に弟が苦手だった時期があるんです）おばあちゃんはがんを患って、入院していました。そのお見舞いの時、「兄弟仲良くね」と言ってくれました。僕はその言葉にうなずくことが出来ませんでした。ほんと我ながら馬鹿でした。もっともっとおばあちゃんと話がしたかったなあ。実家がある方、両親、祖父母が居る方、大晦日、お正月、ぜひ色々話をして欲しいそう思います。何だかとりとめのない話ですみません。それではよいお年を！２０１７年、ありがとうございました。

2017.12.31

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幸せのハードル

ここ数年よく考えることです。世の中いろいろ大変で面倒なことも多いですが、健康ってだけで、かなり幸せなことなんだなあと思いますホント。闘病中の母が、たった一度のトイレに30分もかかり、悔しそうにしている姿を見てすんなりトイレを済ませることができる、自分の足で歩くことができる、おいしくご飯を食べることができる、これだけで人間かなり幸せな状態なんだなあとしみじみ思いました。ホント母は最後の最後まで、僕にとっては教科書でした。ガンになってからも、体が動く限りは働いてました。スゴイ人です。以来、僕の幸せのハードルは結構低いです。人がうらやましいこともあるけど、比べてみても仕方ないし。そんなことをつらつらと考えました。

2017.11.15

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2017年の安房小湊その６母のこと

改めて、これが僕の実家『松本商店』です。両親はすでに他界し、お店は父の代でおしまいとなりました。なぜ、後を継がなかったのかと言われると、当時僕にとって全く興味のない仕事だったというしかありません。それと、１年３６５日、ほとんど休みなく働く両親を見ながら、「大変な仕事だよなあ」と感じたこともあります。とにかく水仕事が多いので、夏はとにかく、冬の寒さは、比較的気候が温暖な外房とて厳しいものがあるわけです。父の死後、母が整理してくれたおかげで、建物は家が二棟あるだけですがかつては、巨大な冷凍庫と干物を干す高台、海鮮品を入れておく巨大な水槽、干物加工場など沢山ありました。どの施設も老朽化し、手入れも大変そう、月々にかかる電気代もとんでもない額だったことでしょう。バブル期は、それでも良かったでしょうが、年々観光客は減り続けているのは明らか。多分、継いでもいいことはないだろうな、そんな漠然とした不安を、子供ながらに感じていました。もし自営業をされていて、将来、自分の子供に後を継いで欲しいと思うなら、その前に、きちんと家族会議を開くべきです。現状の商売の状況、将来の見通し、家の借金と貯金がどのくらいあるのか、そうした情報をきちんと子供にも開示した上で、継ぐか否か、家業を畳むか否か、判断すべきです。残念ながら、僕の父はこうしたことは、してくれませんでした。高校3年の時のある夜、何となく「継いでみるか？」と聞いてきたのですが、先ほど書いたように、何となく不安を感じていた僕は、他にやりたいことがあると断りました。ここでタイトルに書いた通り、母のことを書いてみます。母は興津にある小原家の次女として生まれ、高校を卒業後は東京で働いていたこともあったようですが、地元に戻り、父に見初められて松本家に嫁ぎました。小原家の人たちは、至極真っ当で人間的に尊敬できる人が多く、母もその血を引いてか、きちんとした人間でした。とても優しく、ユーモアがあり、朗らか、人に迷惑をかけることを良しとせずガンが再発し、闘病していた時も、母の口から「苦しい」「痛い」という言葉を聞くことはありませんでした。今回、実家に帰った時、母の部屋で「スペイン語会話」の教本を何冊も見つけました。どうやら生前、母はヨーロッパに行きたいと思っていたようです。スペイン・サンティアゴの聖地巡礼にも、いつか行きたいと思っていたそうです。僕がこのことを知ったのは、母のガンが再発した後でした。何とも情けないことに、弟は以前よりそのことを知っており、僕だけが母の秘かな夢や、思いを知らなかったのです。父の死後、小湊のこの家で、折り合いの悪い、父方の祖母とガンを患いながら暮らしていた母。（※父方の祖母は松本姓の人です）押しつぶされそうな不安もあったでしょう、祖母へのイライラもあったでしょう、でも我慢強い母は、自分の夢すらも胸にしまって、生きていたんですね。当時、口癖のように「忙しい」「忙しい」と言ってた僕にも気を使ってくれたんでしょう。母ちゃん、ホントごめん。気づいてあげられなくて…結局、僕は親孝行らしいことは、何一つ出来ませんでした。なにを言いたいのかといいますと…親というのは、自分が知らない内に、秘かにやりたいと思っていることや夢を持っているものです。もうすぐ年末、実家でゆっくり両親と過ごされる人もいるでしょう。その時、ご両親にさり気なく、夢や思いを聞いて、耳を傾けてあげて下さい。そして、なるべく近い将来の予定に、その夢を書き入れて下さい。使い古された言葉ですが『孝行したい時に親はなし』です。さてさて、最後は小湊とは関係のない話になってしまったのでいま一度、話を小湊に戻します。今回、帰省して気づいたことがあります。それは、小湊を通る車の多さです。正確に数えたわけじゃないですが、おそらく１時間に少なくとも５００台以上の車が通っていると思います。現状、通り過ぎるだけの車が、「おっ？なんだろう？」と立ち止まるような場所を作ることができれば、何かしら変化が生まれるのではないかと思います。その田舎とは思えぬ交通量を見ながら、決してノーチャンスではない、と感じました。さてさて、６回にわたって長々と書いてきた、２０１７年の安房小湊ですが、最後に、改めて小湊の良い風景を並べてみようかな。小湊にもまだまだいいところはあると思います。ホテル・旅館・民宿関係の方は、一度お客さんに聞いてみて下さい。“どうして小湊に来たんですか？　小湊のどこが好きですか？”自分たちでは気付かないヒントを授けてくれるかもしれません。宝の山の上にずっと立っていると、意外と自分の足元には目が向かないものですからね。Googleマップの宿の評価コメントにも、クレーム含め、ヒントは転がっていますよ。……ということで、ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました！今後、良い報告ができることを願って…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

2017.11.11

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2017年の安房小湊その５

写真も切れてきたので、先日の夕景などで載せつつ…北斗星さんから帰宅すると、少し実家の掃除をしました。なんせ、ご覧のありさまですから…我が家は建物が二棟あり、いま僕が寝泊まりをしているのは一階部分が店舗になっていた、通称“表の家”、もう一棟、通称“裏の家”は現在、従弟に賃貸しております。家賃は一軒家と考えるとかなり破格です。それはさておき、表の家は誰も使っておらず、床にはうっすらと埃が積もっていたので、ちょっと歩くだけで足の裏が真っ黒になってしまいます。とにかく導線だけでも…と拭き掃除をしました。ゴミも溜まっていたので、コンビニで買ってきた、やたらと高いごみ袋に目についたものは詰めて、玄関前に置いておきました。そんなことをやっていたら、すっかり夕方。本日、最後の目的を果たすべく、家を出ました。そもそも今回の最大の目的は……最近、Facebookでつながった、１コ下の地元の後輩・秋山貢輔（こうすけ）くんに会うことでした。秋山くんの家は、まだ小湊が元気だったころは、町中で『秋山食堂』を営んでいました。しかし、その後お店は閉め、現在は鴨川シーワールド内の売店を家族で営んでいるそうです。夕方１８時３０分の約束、５分前にお店に行くと、すでに居りました。随分長いこと会っていなかったですが、顔は覚えてました。懐かしいなあ…お互いあまりお酒は飲まないということで、瓶ビールを１本だけ頼み、色々と話をしました。ここまでブログで書いてきたこと、小湊について思うことを、好き勝手言わせて頂きました。そのうえで、あることを相談されました。秋山くんは、ずっと小湊にいたわけではなく、地元を離れ各地で色々と仕事をしてきたそうです。決して順風満帆な道のりではなかったようですが、今はせっかく地元に戻ってきたということで、小湊をもう少し元気な町にしたいと考え、色々とやっているそうです。そのうちの一つが、小湊小学校と中学校の再利用です。実は来年一杯で、子供の減少により、小湊小学校は閉校するんだそうです。（※小湊中学校は随分前に閉校になっています）再利用に関して、地元の人間だけだと、考えも凝り固まってしまうから時々、相談させて欲しいとのことでした。なんだか面白そうなので、手伝ってみることにしました。会議やら打ち合わせやらは、まだ先の事ですが、また連絡しますと言われました。小湊小学校と中学校の写真は撮り忘れてしまったので、なんとなく場所だけご説明します。小湊という場所は、町中を２本の道路が走っています。ちょっと分かりづらいですが、この写真の左側、海に向かって伸びているのが海沿いを走る道路、もう1本はこのまま左手に伸びて、町中を走っています。この２本、共に二車線ですが、交通量の差は歴然。９９％の車が、海沿いの道路を使います。町中の道路は誰も使わず、雰囲気も暗く、まるでゴーストタウン…観光シーズンも、シーーンとしてます。小湊小学校と中学校は、この町中の道路沿いにある建物なのです。駅から歩いて５分もかかりません。現時点では明確なイメージが湧きませんが、せっかく立地的に、町の真ん中、駅の近くにあるわけですから、観光客だけじゃなく、町の人たちにとっての憩いの場になればいいなあと思いました。特に用事があるわけじゃないけど、あそこに行けば誰かしら話し相手がいるからつい足が向いちゃうとか…そんなイメージです。銭湯の縁側のような空間、といえばいいんでしょうか？いま小湊にはこういう、何となく人が集まる場所・空間がありません。理想は高いですが、リニューアルして大成功した『南池袋公園』とかやっぱりいいですよね。どのくらいお金がかかるか分からないけど、あの広い校庭を芝生にして運転に疲れた観光客が寝転がったり、そこで地元の山海の幸を使った美味しいランチが食べられたり、無料のキャンプサイトを設けてみたり、簡単な設備でいいからお風呂やシャワーが使えたり…小学校にはとても立派な体育館もありますから、映画の上映会や落語会なども開いてみたいですね。そんな空間が出来たら、この場所に雇用も生まれるし、わざわざ鴨川シーワールドや亀田病院に勤めを探さなくても済むんじゃないなかなあ、とか色々勝手に考えてます。芝生はお金かかりそうだけど、他のアイディアに関しては、元々ある建物や立地をなるべくそのままの形で活かして、やるのがイイと思います。新しい施設を作ればいいじゃんとか、そういうハコモノ至上主義の考え方ってキライなんです。ともあれ、小湊がもう少し面白く、魅力ある場所になればいいなあと思います。遊び心がない今のままでは、町全体が北斗星さん1軒に負けてるもん。色々と話をしていたら、あっという間に2時間あまり。秋山くんは僕が作っている、外房スマホケースも買ってくれました。ありがとう！また何か進展があったら、このブログかFacebookかツィッターで報告します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

2017.11.11

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2017年の安房小湊その４

この一風変わった外観のお店、小湊と天津の間にある軽食屋さん『北斗星』です。鉄道好きな方なら、お分かりになると思いますが、このペインティングは『特急わかしお』です。今じゃすっかりあか抜けた外観になってしまいましたが、昔はこれが外房線と内房線を走り千葉と東京をつなげていたのです。このお店は、以前にネットで調べた時に出てきて、以来ずっと気になっていたのでした。安房小湊の駅から歩いていくと、結構距離があるので、なかなか足が伸びませんでしたが今回の帰省は時間的にも余裕があるので、寄ってみることにしたのです。店内はこんな感じ。いろいろスゴイでしょ。中途半端な時間だったこともあって、お客は僕一人だったので店主の方と色々とお話をしました。このお店は開店して今年で６年目だそうです。店主の鉄道好きが高じて、店内はこんな世界観になっております。県外からもマニアが訪れることがあるそうで、この日も僕が来る前に鉄成分の高い、お客さんがきていたそうな。僕がいただいたのは、看板メニューの『たこ焼き（ハーフ＆ハーフ）４００円』ですが、他にも、さざえカレーとか、ラーメンとか、ハンバーグとか、ショウガ焼きとかフライドポテトとか、色々あります。注文してから店主が小さな厨房で一生懸命作ってくれます。このお店はFacebookもあるんですが、鉄道という世界観を大事にし、徹底しています。通常営業　　　　⇒　通常運転来店　　　　　　⇒　乗車営業時間の遅れ　⇒　遅延こちらはFacebookに実際に載せていた文章。↓「さざえカレー復活運転のお知らせ　さざえ不良のため、長期運休していましたが、この度、確定臨時扱いで運転いたします。　数に限りがありますので、早めの乗車をお願いします」こういう感覚、こだわりって素晴らしいですよね。今までの小湊にはなかったタイプのお店で、今後もぜひ頑張ってお店を続けていって欲しいと思います！ちなみに現在、店舗拡張工事中（車両を増やすって表現するのかな？）で、それが完了すれば、あと15席ほど増えるそうです。駐車場も完備するそうで、今よりもっと乗車しやすくなると思います。よくよくメニューをみたら、カラオケも1曲50円で歌えるらしい…こういうお店が小湊エリアにあるのは、素直に嬉しいです。なにせ田舎のことですから、色々と外野の声もあったと思うんですけど、自分のやりたいことを貫いてらっしゃる、その姿勢が「いいなあ」と思いました。ケータリングにも対応してくださるそうなので、地元の各種団体の皆さん、イベントの際には、ぜひお弁当を注文してあげて下さい！この日も「明日は消防団のお弁当注文が20個入って…」と嬉しそうでした。※確か３日前までに注文して欲しいとおっしゃっていたと思います。とんねる水族館を抜けて、出会った“動かない『北斗星』”小湊にやってきて、ようやく明るい気持ちになれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

2017.11.10

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2017年の安房小湊その３

１１月４日（土）小湊滞在２日目。結局、昨日は鯛の浦にあるホテル『吉夢（きちむ）』さんの日帰り入浴を利用。料金は１２００円。決して安くはないですが、吉夢さんも小湊においては高級ホテルに類するので、仕方ない料金設定かもしれません。お風呂はとても良かったです。なにせ目の前が海ですから、水平線に沈む夕日を眺めながらつかる露天風呂は、素晴らしいの一言でした。夜はあまり、お店も開いていないので、この日はローソンで買ったおでんを食べておとなしく就寝。翌朝、軽く町内をウォーキングした後、シャワーを浴びて、昨夜ローソンで買っておいた、ブランシリーズのパンで朝食を済ませ、安房小湊駅に向かいました。きょう最初の目的地は、２つ隣の『鴨川駅』の近くにある中華屋さんです。１１時８分の下り電車に乗って、１０分ほど、安房鴨川駅に到着。東京から特急に乗ると、終点はこの駅になります。鴨川には、全国的に有名な２つの施設があります。『鴨川シーワールド』と『亀田病院』です。この２つは今でも変わらず盛況で、近隣住民の多くの雇用を生み出し、鴨川経済を支える屋台骨になっています。鴨川シーワード、通称『鴨シー』は、ご存じイルカとシャチのショーが目玉。隣接してホテルもあり、食事も美味しいらしいので、ここに投宿してしまえば鴨シーエリアを一歩も出ずに、観光と食は満たされます。一方、亀田病院は全国的に名前が轟く大病院。ここにしかない設備、検査装置もあったりして、高名な政治家の方も療養に使うということです。この辺りの人は大体、亀田で生まれ、生涯に何度かお世話になり、ここのベッドで生涯を閉じます。僕の母も４年前、亀田で亡くなりました。…と長々と説明しましたが、今回僕が向かうのはこの２つではありません。鴨川駅の裏手の巨大なイオンの近くにある、中華屋さん『来来（らいらい）』です。来来は僕が長狭高校に通っていた頃に出来た、比較的新しいお店です。当時、このお店のマーボー丼と餃子が好きで、よく通っていました。以来、上京してからも時々、来来の味を思い出し「また食べたいなあ」と思っていました。僕も東京で色々と美味しい中華を食べさせて頂きましたが、ここのマーボー丼と餃子を超える味には、なかなか出会えませんでした。１１時３０分の開店と同時に入ったので、並ぶことはありませんでしたが、開店して２０分も経つ頃には、奥の座敷を除いて、ほぼ満席になっていました。そしておよそ２０年ぶりに注文しました。マーボー丼と餃子です。食べてみると……やっぱ美味い！正直言うと、餃子は大分味が変わっており、昔の方が美味しかったですが、マーボー丼は今も変わらず、美味かった！ちなみにこのお店は、店名が付いた『来来麺（ちょっとピリ辛の麺）』も美味いし、チャーハンも絶品です。鴨川に来た際は、一度立ち寄って欲しいお店です。このまま帰るのも何なんで、わが母校、長狭高校を見ながら、イオンと反対側の鴨川の街中を歩いてみました。色々と変わっていて驚きました。僕が子供の頃、母によく連れて行ってもらっていたスーパーはアスカという葬儀会社になっていました。その近くには、認知症患者用の介護施設があったりして、町全体がお年寄りが終焉を迎える町になっていました。仕方ないこととはいえ、やはり少し寂しい気持ちになりました。さてさて、この後、１２時５０分過ぎの電車に乗って、再び小湊に戻りました。この日、２つ目の目的地は小湊と、お隣、天津（あまつ）の間にあるのです。その道すがら、小湊のちょっといいところをご紹介しましょう。小湊駅を出て、右手、誕生寺とは反対側に歩いていくと出て来る実入（みいり）トンネル、その横にある、一般歩行者用のトンネルです。中はこんな風になってます。どうです？なかなか素敵でしょ。とんねる水族館に関しては、弟がこんな記事を書いていますので、良かったらご覧ください。（http://portal.nifty.com/2006/06/28/c/）色々と詳しく書いてあります。トンネルを抜けると…ちーば君がお出迎え。実はいま、小湊では、実入トンネルの老朽化に伴い、そのすぐ横に『新実入トンネル」を建造中。その工事現場の近くに、ちーば君がいて、工事を見守っているのです。そんな話はさておき、トンネルを抜けてさらに天津（あまつ）方面に歩いて行くと…見えてきましたよ。ちょっとおかしな建物が。ここが本日２つ目の目的地です。一体どんなお店なのか？？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

2017.11.09

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2017年の安房小湊その２

いやあ、いい風景ですよね。ちょっとさびれた港町、そんな雰囲気が好きな人にはたまらない夕景ではないかと思います。さて、話を戻しますと…帰省して、誕生寺を見て回り、売店の方に色々と話を聞き、せっかくだから1回ぐらい日帰り温泉に入ってみようかと思い、あるホテルに電話をして、日帰り入浴はやっているのか聞きました。残念ながら、そのホテルはやっておらず…僕はごく自然にこう聞きました。「この近くのホテルや旅館で日帰り入浴やっている所はご存じですか？」電話に出たその方は、ほとんどノータイムでこう返してきました。「すみませんが、存じ上げません…」これで会話は終了です。正直いって残念な気持ちになりました。つまり自分のところ以外の近隣の宿泊施設がどういったサービスをやっているのか全く把握していない、ということなんです。ひょっとしたら、電話に出たこの方がたまたま知らなかったのかもしれない。でもそうであったら「ちょっと他のスタッフに聞いてみます」なんて対応をしてもいいのです。その結果、結局分からなかったとしても、僕はここまで残念な気持ちにはならなかったと思います。僕の問い合わせのために、色々聞いてくれたんだな、と嬉しい気持ちになります。少しでもいい、お客のために頑張った、汗をかいた感があれば、それでいいのです。しかしそれがなかった。文字ばっかりだと飽きるので、こんな写真で閑話休題。ホテル・旅館の立場からすれば、どうして自分のところ以外のサービスを把握する必要があるのか？と思われる方もいるかもしれません。でも…「うちじゃやってないけど、〇〇さんとこはやってますよ」「それはうちじゃ置いてないけど、〇〇さんとこにありますよ」こういったことを言われて、お客が教えてもらったホテルや旅館に行き「さっき〇〇ってホテルに教えてもらって来たんだけど…」…なんてことになったら、みんな良い気分になりませんか？自分のところになかったら、他を教えてあげる、それがホテル・旅館同士で相互に出来るようになれば、お客さんはきっと“小湊”“小湊の人”のことが好きになってくれる、そう思います。お客さんがリピーターになるか否かは、美味しい料理、豪華な設備、お風呂、風景ももちろん大事ですが、そこにいる人が作る、心地よい空間・雰囲気にかかっていると僕は思います。僕が何度も茨城の大洗に行く理由はそこしかないですもん。きっかけはアニメだったけど、みんな大洗という場所、大洗にいる人が好きになっちゃう。だからもう一度行きたくなる、その町の人に会いたくなる、話をしたくなるんです。ホテル・旅館本位に考えるのではなく、お客さん本位で考えたサービス、接客についていま一度、現場の従業員だけでなく、トップの方が考え直す必要があるんじゃないかとそう改めて思った出来事でした。これが実家じゃなかったら、僕はもう一度小湊に来ようとは思いません。たった一度の電話の応対が、新たな顧客を生むか、手放すか、それを決めてしまう…こんな吹けば飛ぶようなブログ、小湊のホテル・旅館関係の人が目にすることはないかもしれません。でも改めて考えて欲しいです。“安房小湊という場所は、お客にとって本当に居心地のいい空間になっているのか”まだまだ続きます。次回は鴨川で思い出の中華、小湊の良いところをお届けしたいと思ってます。

2017.11.09

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2017年の安房小湊その１

２０１７年１１月３日（金）文化の日。僕は久しぶりに生まれ故郷である、千葉県鴨川市にある安房小湊に帰省しました。きっかけはFacebookをでつながった、１年下の後輩・秋山貢輔くんです。色々と話したいことがあるので会ってみますか、という話になったのでした。彼との約束は４日の土曜日に設定し、１日前倒しで改めて小湊を見てみようかと思いこの日、やってきたわけです。先日、立て続けに日本列島を襲った台風の影響で週末はひどい天気が続きましたがこの週末はご覧のように素晴らしい天気。小湊と言えば『ホテル三日月』です。千葉県には、三日月が３つあります。前・東京都知事の舛添さんですっかり有名になった木更津の三日月と勝浦市にある三日月、そして小湊の三日月です。小湊の三日月は黄金風呂が盗難にあったことでも話題になりました。その三日月の目の前にあるのが、僕の実家『松本商店』です。ここで両親は干物を作って売ったり、サザエやアワビ、伊勢海老なんかを売っておりました。すでに僕の両親は他界し、お店は閉まってます。中はこんな感じです。元々置いてあった冷蔵庫などは知り合いの同業者にあげてしまったのでお店部分はガランとしてます。きちんと片付けてもいないので、こんなお見苦しい感じになっております。ひとまず荷物を置いて、僕は日蓮上人が生まれた地である、誕生寺に向かいました。小湊と言えば、ホテル三日月、鯛の浦、誕生寺、この３つが大きな観光の柱なのではないかと思います。鯛の浦は、浅瀬で鯛が観られる珍しい場所として有名で、時折、テレビの観光番組などで取り上げられる場所です。ここで改めて今回の帰省の目的。秋山くんと会うことはもちろんなのですが、２０１７年の安房小湊を見ておこうと思ったのです。近年、ガルパンを見て、茨城の大洗に行ったり、地域活性に関した本を色々読んだりして地方がもう一度、活気づくにはどうすればいいのか、勝手につらつらと考えてました。そうした時、いま安房小湊はどうなっているのだろう？と思ったのでした。まず入ってみたのが、こちらお土産屋さん『ウオポート』場所は鯛の浦の手前にあります。三連休の初日。時間は午後３時頃。お客は僕しかいませんでした。右手に映っているのは従業員の方たちです。僕がお店に入ると、「いらっしゃいませ」とは声をかけてくれましたがあとはほったらかしです。なにやらずっとお店の人同士で話をしてました。これが大洗とかだったら、「どこから来たの？」ぐらいの会話は必ず生まれるのですが、入店してから５分ほどの間、結局一言も声をかけられませんでした。これは伊勢海老です。他にも色々商品は並んでいますが、どこか魅力がない、手に取ろうという気が起こらない、お店の空気全体が湿気たせんべいのような…なんとも居たたまれない気持ちになり、早々にお店を後にしました。ちなみにここ１６時で閉まります。正直営業時間からもやる気は感じられません。続いて向かったのが誕生寺手前にあるお土産屋さん『松孝（まつこう）』さん。こちらは、Facebookでつながったあるお方から「元気なおばちゃんがいますよ！」と教えて頂いていたので、やってきました。確かにいらっしゃいました！お店に入るなり、がんがん声をかけてこられて、バイタリティに溢れておりました。そうした生命力に溢れた人がいる空間の商品は、不思議と魅力的に映るものです。ちょっと話をしたら、僕の実家のことも、僕の父のこともご存じで、色々と話を聞かせてくれました。まずは『小湊のホテル・旅館の景気について』決して悪くはないそうです。…が、客層が二極化している、ということでした。『一泊３万～５万かけて贅沢を楽しむ客』『泊りすらせず、日帰りで帰ってしまう客』本来、一番いて欲しい中間層のお客さんがあまり居らず、バランスが悪い…金払いのいいお客さんは、有難いとは思いますが、この地に２０年住んだ者の感覚としては、小湊って決して高級リゾート地じゃないですよ。町づくりや景観にはセンスは感じられませんが、元々は素朴な魅力に溢れたそんな町だと思います。だから、数万かけて泊りに来る客がいる、という事実にとても違和感を覚えました。このバランスの悪さの原因は一体なんだろう？そんなことを思いながら、話を聞いていくと、こんな言葉が出てきました。「結局、小湊の人は、みんな、“おんが”、“おんが”、だからさ」『おんが』とは、この辺りの漁師さんの言葉で『俺が』『自分が』という意味です。つまり、自分のところ、だけを考えている。まあ、当たり前といえば当たり前のことなんですが、結局それが観光にも現れてしまっていると思いました。観光地全体のバランスは度外視して、とりあえず自分のところが稼げればいい、そんな空気が漂ってしまっている、と感じました。そういえば、小湊駅で降りて自宅に寄り、誕生寺にたどり着くまで、誰からも声はかけられませんでした。町全体から「来てくれてありがとね」という思いは感じられませんでした。『松孝（まつこう）』さんを後にすると、もう夕方。家のお風呂は設備も古くて、お世辞にもきれいではないので、１回ぐらい日帰り温泉に行くかと思い、あるホテルに電話をしました。そのやり取りに、観光地として『一枚岩』になっていないことを感じました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく。

2017.11.09

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館山で南房総の野菜を味わう

９月２３日（土）千葉県南房総市（館山）にて開催されたmeets 南房総 IN Tateyama　に参加してきました。（主催：南房総農育プロジェクト＆南房総リパブリック）いま少しずつ活気が戻り、人が集まり始めている、千葉県南房総市（千葉県の先っぽ）この地で元気いっぱいに頑張る農家さんの畑を訪ね、野菜のこと、南房総のことを知った後、皆さんが育てた野菜を美味しく頂く、……というイベントです。９：４０　館山駅西口に集合（東京駅から高速バス『なのはな号』で移動）～１２：３０　おひさま農園と安西農園を見学１３：００～１４：３０　野菜ソムリエの方々が作ってくれた数々の料理を頂く…といった感じのイベントでした。参加者は食事から参加された方も含めて５０人ぐらい？？大変な賑わいでした。こちらはおひさま農園。なんの野菜の花か、分かります？？正解は『オクラ』花の後ろにちょっと身が見えますね。こちらも、おひさま農園さんの畑。今年は７種類ものナスを育てたそうです。こちらの農園を営まれている、岩槻さんは、元一流企業のSEだったそうです。人生後半は全く違った仕事をしよう！という思いで新規就農されたとか。こちらは安西農園さんの、カラーピーマン。いろんな色があり、オレンジ色のものが一番糖度が高いそうです。生でかじっても大丈夫ですよ～と言われたので、みなさん噛り付き「甘い！」とあちこちで驚きの声が上がりました。こちらを営まれている安西さんも、岩槻さん同様、脱サラ組。元々は丸井にお勤めだったそうです。とにかく弁が立ち、キャラも濃いので、それを活かし、鉄腕DASH！など数々の民放番組に出演されたそうです。こちらで育てたトウモロコシの糖度を、番組で測定したところ、１９度もあったそうな。１３時過ぎから食事スタート。どれもこれもホント美味しかった！野菜の味がとにかく濃い！ご飯を食べながら、他の農家の方たちとも色々話をしました。驚くべきことに、このイベントに参加された農家のみなさん、前職は全く違う仕事をされていた、ということ。そのうちの一人は、なんと僕と同じ千葉県立長狭高等学校の出身！学年が１コ下ということで…。ひょっとしたら高校時代、どこかですれ違っていたかもしれません。あれから２０数年後…こんなところで出会う。…人生面白いものです。とにかく皆さん元気で活気があります。そこでふと気になって、僕の故郷・鴨川市の農家さんの印象を聞いてみました。その方曰く「ちょっと内向的な感じがします」せっかくいいモノを作っているのに、外に発信することをあまりしない…あくまで、その方の印象ですが、ちょっと分かるなあ…と思いました。『TABICA』とかやって、都会の人たちと触れ合ったりすればいいのなあとか思いますが、なかなか腰が重いようです。大げさに考えて、そんな大層なことできるわけない…と思っているのか。僕は何度か『TABICA』に参加しましたが、変な演出とか道具立てとかはホント不要。自然があって、そこに息づく生活があって、ちょっと美味しいご飯さえあれば、成立しちゃいますから。思い切ってやってみて欲しいです。もしこのブログを読んで興味が湧いた鴨川市の農家の方、いらしたらお知らせ下さい。お手伝いしますよ。ツィッターを本名（松本光央）でやっておりますので、気軽にご連絡下さいませ。種苗（しゅびょう・農作物の種を扱っている方）業者の方ともお話をしました。いま南房総では、イタリア野菜が盛んにつくられているそうです。どうやら南房総の温暖な気候が合っているらしく、そのせいか館山の駅前にはイタリアン系のお店が増えてます。実はレタスなども有名とか。これまで知らなかった色々なことを知ることができました。そしてこのイベントを知るきっかけとなった、２拠点生活のパイオニア、南房総リパブリックの馬場未織さんに、この場を借りて御礼申し上げます。楽しいイベントを教えて頂き、ホントにありがとうございました。最後、クモと雲の向こうにうっすら見えた、南房総の青空をどうぞ…今後、ますます元気な土地になりそうな南房総市。だって、そこにいる人たちが元気なんですから。

2017.09.23

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改めて糖質制限について

去年、パーソナルジムに通って、およそ10キロ落とし（６９キロ⇒５８キロ）１年以上が経過しました。今のところ、大きなリバウンドもなく、（５８．５キロ）過ごせています。トレーニングの強度はさすがに小さくなり、食事も大分ゆるくなりましたが、なんとかやっております。気を付けているのは、１日の食事のバランス。割合でいうと…朝３　昼５　夜２　…という感じです。活動時間が多い日中はわりと普通に食べますが、とにかく夜は抑えます。なにせ、そのあとは風呂に入って寝るだけですから。お米も以前と比べたら食べるようになりましたが、白米ではなく玄米にしてます。玄米は吸水に７時間ぐらいかける必要があるので、手間といえば手間ですが、寝る前に水に浸しておいて、朝、炊飯すればいいだけです。摂取カロリーは変わりませんが、血糖値の上昇が緩やかになり、体への負担が違います。（白米をガーッと食べると、体が熱くなりますが、玄米はその感じが軽いです）時折、ツィッターなどで『ランチを青汁だけで過ごしました。５００グラム減った！やった！』なんて書き込みを見かけますが、これでは健康的に痩せているとは言い難く、多分すぐにリバウンドしちゃいます。ランチはしっかり食べ、夜を抑える。抑えると言っても、栄養が偏っては元も子もないので、糖質は減らしつつ、他の栄養素はしっかり摂った方が良いです。筋肉を作るたんぱく質は特に大事。（寝る前にプロテインを飲むなんて方法も新聞には載っておりましたが…）そして運動は必要です。ちまたでは、いまだに「楽して痩せる」という魔法の言葉が漂っています。確かに、単に「痩せる」ことは出来るかもしれませんが、健康的に痩せることは楽しては出来ないと思います。今年の夏は例年以上に、下腹が突き出た男性の姿が目につきました。僕には、そのお腹が『時限爆弾』に見えました。今はまだ若いからいいけど、それをあと１０年１５年続けていったらどうなるか。破裂した途端、生活習慣病、高額医療費となって、飛び散ります。他人事ながら、見ていて背筋が寒くなりました。大体、見た目もカッコ悪いし、ダサい。どんな高い服着ても、無意味。運動は有酸素運動も必要ですが、筋力を鍛える無酸素運動も必要です。筋力がついて体脂肪が下がれば、それだけリバウンドしづらい体になります。細いだけで、中身が脂肪だけなら、その細さには意味がないのです。女優の土屋太鳳さんが、パーソナルトレーニングに励んでいる映像を以前にテレビで見ましたが、これはホントに素晴らしく正しい判断です。きっと彼女は、細いだけの体に意味はない、きちんと筋力をつけ、体幹を鍛えてこそ演技をする上で、動きに切れが出てくるし、体に対する自信が表情にも現れてくる、そう思ったのだと思います。ホントお若いの素晴らしい。ジムに通う時間がない人は、せめてウォーキングしながら筋力を鍛える工夫をすると良いと思います。大股で歩きながら腰をグッとおとして歩く『ランジウォーク』などは手軽に出来て、良いと思います。最後に体を維持するための、僕の感覚…。それは「食事７割　運動３割」あくまで体を作るのは日々の食事、運動はあくまで補助ぐらいに考えること。トレーニングしたからと言って、直後にドカ食いするのは逆効果です。そんなことをつらつらを考えながら、書いてみました。ガンとかは防ぐことができませんが、生活習慣病は日々の節制でリスクを減らすことが十分可能です。老後、高額な医療費に苦しまないためにも…

2017.09.22

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この世界の片隅にファンミーティング in 呉　その４

８月２７日（日）呉滞在３日目。この日の朝、ホテルをチェックアウトし、向かったのは、『入船山夏祭り』です。先日、３次会の屋台でNさんから聞き、帰京する前に寄ってみようかなと思いやってきました。１０時のスタート前にも関わらず、沢山の人の姿が…ワークショップや食べ物の屋台。（たまやさんも出店されていました）どうしよっかなーと思っていたところへボンネットバスが登場！大和ミュージアム前などを通り、３０分ぐらいの周遊バスということで、深く考えず乗ることにしました。そしてこのバス、なんとバスガイドさんも同乗されます。この方のガイドが、また素晴らしかった。年齢は７０近いのかな。きちっとバスガールの制服（しかも冬服！）に身を包み、この世界の片隅に、の話も交えながら、呉市内をガイドしてくれます。時折はさむ冗談も、気が利いてて良いです。「ボンネットバスは普通のバスと比べて、揺れます。　揺れますので、肩こりや腰痛で悩まれている方にとっては　良い刺激、マッサージになるかと思います」…てな具合です。この世界の片隅に、についても映画のシーンをパネルにして説明してくれました。このバス、ご覧の通り、空調がございません。バスの屋根から入る風が心地よいですが、さすがに冬服は暑いのでしょう。額に汗しながらのガイドに、それだけでジーンと来てしまいました。お年寄りが元気に生き生きとしている姿って良いものです。小春橋の辺りでは…「デートといえば、昔の人は、こうした橋の上で、愛を語らったものでございます。　今の方たちはどうなんでしょうかね。ねえお兄さん？」すぐ隣に座っていたので、いきなりのムチャぶりには、笑うしかなかったです。いくつになっても気の利いた返しができないヤツです、僕は…大和ミュージアムで一気に混みあい、再び入船山公園に戻ってきました。そこで、昨日食べられなかった、『たまや』さんのカレーを頂きました。シールももらったので、これで２つ目。しばらくNさんの姿を探してみましたが、見当たらないので広島に向かうべく呉の駅に向かいました。電車に乗る前に慌てて、海自カレーの缶バッジを頂き、乗車。あとは広島に着いたら、一路東京に向かいます。…ハズだったのですが、電車の中でたまたま、昨日の呉ファンミの参加者お２人に声をかけられ、『ひろしまポップカルチャー』に行くことに。実はこの日、この世界の片隅に、の片渕須直監督のトークショーが、広島にある旧日本銀行広島支店で行われるのです。僕はそれを知らず、事前申し込みをしていなかったので、参加を諦めていたのですがどうやら当日でも入場できそう…ということを教えて頂き、急きょ、会場に向かうことにしました。広島駅からバスで１５分あまり。１２時３０分頃に到着すると…呉ファンミ参加者の顔がたくさん見られました。無事に席に座ることができ、１３時過ぎにMCの女性が登場。そして紹介と共に片渕監督がピンクのシャツで登場。いつものごとく、パソコンに収められた、この映画を作るために集めた膨大の資料を使ってのトークが始まりました。主なテーマは、広島駅について。原作の中で、すずさんが、嫁入り後、里帰りをした時に故郷の広島の風景をスケッチするシーンがあります。この中で、広島駅も登場するのですが、映画には登場しません。それはなぜか？映画化するにあたって、片渕監督やスタッフはとことん資料を集めました。広島駅についても調べつくしました。その結果、どうしても確信が持てない部分があり、それをそのまま映画にするわけにはいかず、すずさんがスケッチする場所を変えたのです。調べて調べて調べつくしたのに、それを使わないという“判断”普通は、それだけ調べたら、せっかくだからと使いたくなるものですが、それはしない。こういう積み重ねで出来ている映画なのだなあ、と改めて思ったのでした。会場となった旧日本銀行広島支店は、現存する被爆建物の一つです。こういう場所で、トークショーをすることにも、すごく意味があることだなと思ったりしました。片渕監督の１時間のトークが終わった後は質疑応答タイム。ここではMCの女性のバランス感覚が素晴らしかったです。呉ファンミ参加者など熱烈なファンが多い中、「若い方からも質問を受け付けたい」ということで、女子高生の女の子を指名、「どうして主演にのんちゃんを選んだのですか？」というすごく素直な質問に会場が和みました。こういう判断、バランス感覚って、なかなか持てないものであの方がMCで、より良いトークイベントになったなあと思いました。そんなこんなで非常に濃い３日間となりました。皆さまには大変お世話になりました。次回お会いした時は、もう少しまともに喋れると思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。最後にもう一度、呉の写真を。あと、今度、呉に来ようと考えてらっしゃる方に、僕から一つだけアドバイス。これは色んな人に教えて頂いたのですが…「火曜日に呉に来てはいけない！」単純に火曜日定休の場所（大和ミュージアムとか）やお店が多いそうなんです。また近々、今度は冬の呉や江波がみたいなあと思ってます。またその日まで。

2017.09.02

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この世界の片隅にファンミーティング in 呉　その３

『ホテルクレシオ呉本通り』にチェックインして、大急ぎで風呂に入り、ポポロシアターさんを参拝し、海軍さんの料亭『五月荘』に向かいました。さあ、ここから本格的に写真がない……はずでしたが、参加者の方のご厚意で一部、データを頂きましたので、少しだけ増やします。２階の大広間に通されると、ズラッとテーブルと椅子がしつらえてあります。聞くところによると、どうやら夜の部は、昼からさらに人数が増え、５０名近くになるそうな…。これはもう、ちょっとした同窓会です。僕にとっては全員初対面ですけど。主催者のTさんから挨拶＆乾杯があり…その後で、スキンヘッドの一見怖そうな男性がご登場。なんと、五月荘のご主人でした。ちょっと怖いのは見た目だけ。気さくに優しい語り口で、料亭の歴史、貴重な資料の数々をみせて頂きました。芸者さんの写真付きのカタログなんかもあったりして…当時の若者、兵隊さんたちも、こうした写真を見て胸をときめかせ、淡い憧れを抱いていたのだなあ…とか思ったりしました。この五月荘は、戦時中、海軍の会食や接待に使われたそうです。この世界の片隅に、の中でも、すずさんが白粉を塗って周作さんに届け物をいった際、水兵さんたちが「きょうどっか飲みにいくか」という会話をしていたと思います。そういう時に使われたお店なんですね。…ということで料理はどれも絶品です。ちなみにこれは、鯛の塩釜焼き、です。塩を木づちで叩いて壊し、鯛の身を食べると、ふっくらとして美味い！お刺身も天ぷらも、炊き込みご飯もお吸い物も、スイカも全部が美味しかったです。なんと『千福』の女将さん（？）の姿も…コノセカのお酒を多数差し入れして頂きました！この全面バックアップ体制、ホントすごいです。頭が下がります。そして宴もたけなわ、といったところで、主催者Tさん仕切りのもと、プレゼント争奪じゃんけん大会が始まりました。……え、通常の会費しか払っておりませんが、いいのでしょうか。以下、じゃんけんという名のもとに頂いてしまった品々、参加者の方から頂いた品々です。このカッティングシートはお手製のモノです。しかも、広島カープバージョン。後日、ツィッターを見ると、早速筆入れに貼られている方もいました。そしてこれも嬉しかったなあ……フェレットをモチーフに、マイマイ新子やこの世界の片隅に、のシーンを描くことでもお馴染みのご夫婦から、手作りのミニプレートを頂きました。最初、すずさんと晴美さんのシーンを選んだのですが、その後で頬をひっぱられるすずさんバージョンがどうにも愛らしく、こちらを選び直しました。お２人が仲良く、このプレートを参加者一人一人に配っている姿は、もうそれだけでジーンときました。（ホントいくつバージョンがあるんだ！ってぐらい色んな種類のプレートを　一つ一つ配られていました）ああ、こういう人たちに愛された作品なんだなあ、としみじみ思ったのでした。本物の焼夷弾（もちろん火薬抜き）など、滅多に見られないモノも登場！大きい淡灰色のものがM47-A2 １００ポンド焼夷弾、小さいもの２つがM69　６ポンド焼夷弾だそうです。（教えて頂きました）いずれも7月2日未明の呉空襲で同型のものが投下されたそうです。これがあの時代、すずさんたち、多くの呉市民を苦しめたんですね……ということで、とにかく皆さんの熱量に圧倒され続けた２時間余りでした。さてさて、この宴会が一次会で終わるわけもなく、『たまや』さんに場所を移して二次会スタート。この時間から、２０人近いお客さんを入れてくれるお店スゴイなあ…たまやさんは海自カレー『呉教育隊茄子とひき肉のカレー』があります。８００円のレギュラーサイズに加えて、５００円のハーフサイズもありハーフでも海自カレーのガイドブックに貼るシールを貰うことができます。ここで多くの二次会参加者の方が、ハーフサイズを注文。メシテロとばかりに一気にツィッターにアップしておりました。カレー一つでイベントにしちゃうバイタリティはすごいですね。ここでも色んな話をしたなあ…よくよく店内を見ると、壁には『艦これ』関連のアイテムもちらほら…実は二次会の幹事をしてくださったNさんが、色々とアイテムを持ちこんだそうです。こうしたお客さんの熱意をお店側も受け入れ、それがお店の特徴になっていくこれも一つの地域活性の形だなあと思ったりしました。他にも色々話したなあ…「どうやって興味がなさそうな人に、この世界の片隅に、を勧めればいいのか」「勧めた時に、『それ泣けるの？』って聞かれるのが、つらい」「普段、そんなことを言わないヤツに、ここまで言わせるということは　“なにかがある”作品なんだ、ということを、どうか分かっておくれ」僕の周りには、ここまで熱心な方たちがいないので、“ああこういう話、ダラダラとしたかったなあ”という願いが叶った、深夜の呉の町でした。三次会は、市役所前の通り沿いに並ぶ屋台に入って、ラーメンやおでんをつまみつつ、先ほどのNさんと、地域活性についての話などしました。なんやかんやで宿に戻ったのは深夜１時過ぎ。何とも濃い１日でした。色々ともらってばかりの１日の中で、嬉しかったものと言えば、やはりこれは外せないと思ったのが、こちらです。２０ページ以上にも及ぶ、『旅のしおり』です。呉の観光名所の解説はじめ、初めて呉に来た人でも、これを見ればしっかりと聖地を巡ることができるようになっています。こんな素敵なしおりには、そうそうお目にかかれるものではありません。僕にはなにも返せるものがありません。…ですので、こんな拙文で申し訳ありませんが、写真が少なくて申し訳ありませんが少しでもあの日の様子、皆さんの熱気が伝わればと思い、つらつらと書いてみました。今回は本当にお世話になりました。ありがとうございました！もうちょっとだけ、つづく…

2017.08.30

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この世界の片隅にファンミーティング in 呉　その２

８月２６日（土）この世界の片隅に、呉ファンミーティングの日がやってきました。その日はあいにくの天気。雨こそ降っていませんでしたが、空には白い雲が…そんな中、集合場所である呉駅には、沢山の人たちの姿が…あれ全部、ファンミ参加者なの？？…と思っていたら、そうでした。男性８割、女性２割ぐらいでしょうか。年代は３０代から５０代ぐらい。人数はぱっと見た感じ、30人ぐらいでしょうか。ツィッター上でしか交流がない方たちばかりで緊張していましたが、こんなに沢山いると、もはやなにがなにやら…これから４～５人ずつがチームになってレンタカーに乗り、『灰ヶ峰』山頂に向かいます。映画でもおなじみの場所です。すずさんと周作さんの、何とも可愛らしい夫婦喧嘩の後、２人が向かって歩いていますね。山頂に至る道のりは、結構分かりづらいです。助手席に座った、Nさんのナビがなければ、無事にたどり着けたらどうか…このNさんナビには、本当に助けられました。ナビに加えて、場所の解説もしてくれるので、至れり尽くせり極まれり！山頂に到着すると案の定、呉の町は雲海の中…でも、しばらくすると少し日が差し…雲間から呉の町が見えました！僕以外の人たちの日頃の行いが良いのでしょう。いやあ、みられて良かった。そこでファンミ主催者のTさんから改めて挨拶があり（ホントにお疲れ様です）再びチームごとに分かれます。僕ら、Nさんチームが向かったのは、呉にある日本酒メーカー『千福（せんぷく）』さん。こちら呉に昔からある造り酒屋さんです。この世界の片隅に、のことを熱烈に応援されていて、ファンの間では、もはやユニホームと化している、コノセカTシャツや、コノセカの日本酒なども扱っています。こちらで、おススメという、酒かすを使ったソフトクリーム『甘酒ソフト』を頂きました。画像がなくてすみません…これがホントに美味しかった。アルコールは飛ばしてあるので、ドライバーが食べても大丈夫なのですが、しっかりお酒の味がします。途中、アイスだけ食べにくるお客さんも居たりして、人気の高さを伺えました。※アイスは他に『ミルクレモンソフト』もございます。そちらも美味しそうでした。千福さんでは、戦時中もお酒を造っていたそうで、その時に作っていたお酒の名前が『国防（こくぼう）』戦争の機運を高める動きは、こうした酒屋さんにまで及んでいたんだなあとしみじみ思いました。続いて向かったのは…ご存じ、『三ツ蔵』（旧澤原家邸宅）こちらも映画ではお馴染みの場所ですね。のんちゃんもここにきて、写真を撮られたそうです。この辺り一帯をぐるっと回ってみると、古い建物があちこちにあり、当時の空気をヒシヒシと感じることができました。そうこうしている内にお昼の時間です。呉市役所の駐車場に車を止め、お昼を求めて『れんが通り』を歩きます。するとここにも、スポットが…『大和ギャラリー零』です。こちらでは受け付けで簡単なアンケートに答えるとマンホールにも使われている、大和のカードをもらうことができます。そして上の階に上がっていくと…、この世界の片隅に、の原作者、こうの史代先生の貴重な原画や、ここでしか見られない直筆原稿を見ることができます。是非、ご自身の目でご覧になって欲しいです。…そんな寄り道をしていると、ご飯を食べる時間がすっかりなくなり、コンビニおにぎりを食べながら、再び呉市役所の駐車場へ。集合時間から少し遅れてしまいましたが、全員集合したところで再び次の場所へ移動開始です。巡洋艦青葉終焉の地です。映画の終盤、哲さんの幻と共に登場しますよね。物悲しく、とても印象的なシーンです。ここで泣く方も多いんじゃないかな。当時、青葉は呉には戻ってきたものの、燃料となる重油がなく、防空砲台となっていたそうです。それで空襲を受け、大破・着底したのが、この場所なんですね。戦後、石碑正面は埋め立てが進み、すぐ前が海ではありません。2017年の今、向こうに臨む海は、ただただ静かです。今からわずか数十年前に、そんなことが起こっていたなんて信じられないどこまでも穏やかで、静かな海です。実際に、その場所に来てみないとわからないものですね。ちなみにここは、その青葉の横を、刈谷さんとすずさんがリアカーを押して「塩分がね～」と言いながら、通っていた道です。今は建物が立っている場所も、かつては海の中だったということですね。このあと、こんな景色を見ながら、休憩もありつつ…最後は呉の街中まで送って頂き、昼の部は解散となりました。これから今日の宿、『ホテルクレシオ呉本通り』にチェックイン。１８時前に、『五月荘』を目指します。つづく

2017.08.29

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この世界の片隅に　ファンミーティング in呉

８月２５日（金）僕は広島県・呉にやってきました。去年からずっと応援している映画『この世界の片隅に』の第２回ファンミーティングが映画の舞台となった呉で開催されるからです。この通称、呉ファンミは、２６日（土）に昼の部、夜の部と合わせて１日開催されるのですが、どうせ広島まで遠征するなら連泊しよう、というわけで２５日（金）にやってきました。呉と言えば軍港の町。ここで、戦艦大和をはじめ、数々の軍艦が産声を上げました。ホントに雰囲気のある町です。宿に荷物を預ける道すがら、亀山橋から撮影した写真なのですが、思わず足が止まりました。海から吹き渡る風、わずかにゆらめく汽水域の川面、厚い雲の上に真っ青な夏空。思わずため息が出ちゃいました。今日の宿、『ビューポートくれホテル』に荷物だけ預け、まず向かったのが、呉市役所。お目当ては…呉市役所９階の食堂にある、潜水艦「うんりゅう」カレーです。ご存じの方も多いと思いますが、呉には『海自カレー』というご当地グルメがあります。もともと海上自衛隊では多くの部隊で、毎週金曜日の昼食にカレーが食べられてきました。理由は諸説あって…、長い航海の中で隊員が曜日感覚を忘れないようにするためとか…つまり軍艦、潜水艦の数だけオリジナルのカレーがあるわけです。こうしたカレーのレシピで作られた『海自カレー』が呉市及び、周辺の町で実に３０種類以上食べることが出来ます。その中の一つが呉市役所の食堂にあるのです。市役所なので営業は平日のみ。というわけで、せっかく平日に来たのだからとまずはここに訪れました。味は…美味い！　最初、甘目なのかなと思っていたら…後からちゃんとピリッときて、とても美味しく頂きました。付け合わせのサラダ、キンキンに冷えた牛乳もよく合います。ごちそうさまでした！お次に向かったのは、呉といえばこれでしょう。『大和ミュージアム』です。企画展示の見学料と合わせて大人は８００円です。入ってまず、大和の大型模型に度肝を抜かれます。これがクオリティが高く、好きな人ならずっと見ていられるんじゃないかなあ。海底に沈んだ大和の潜水調査の模様などもVTRで見られます。VTRのナレーションなど、細かい部分がしっかり作ってあり、大和がいかにして沈んだかも、よくわかる内容になっています。ホント大した活躍もできずに沈んでしまったのね…次に向かったのは、大和ミュージアムの目の前にある『てつのくじら館』です。とにかくテンション上がり過ぎて、あまり写真が撮れておりませんが、内部にも入れる、巨大な潜水艦が地上高く設置されていますので、すぐにわかると思います。こちらの入場はなんと無料です。ここで初めて聞いた言葉『掃海艇』。日本近海で機雷の除去をしている艦艇のこと。機雷の除去は今もなお続いており、とても危険な、死と隣り合わせの仕事です。こうした大変な仕事の上に、平和が成り立っているのだなあと思い、感謝の思いで、胸がいっぱいになりました。こういうことは、もっともっとPRした方が良いです。自分の不勉強さに恥ずかしくなりました。そうこうしてたら、チェックインの時間になったので、一旦ホテルへ。大浴場で汗を流し、部屋で横になっていたら、寝てしまいました。今回の宿泊プランに夕食はついていないので、外に出ることにしました。何となく目当てをつけていたのが…ホテルから歩いて２分のところにある『森田食堂』昔ながらの定食屋さんです。こんな感じのメニューから…こんな感じに組み合わせて、夕食を頂きました。僕はお酒を飲まないので、全部で９００円。お店のテレビでは、広島　対　中日戦がやっており、広島リードの展開に、お店のおばちゃんは終始笑顔でした。このお店には、のんちゃんも訪れたようで、写真なんかも飾ってありました。とにかく、この日は色々と食べ過ぎたので、寝る前に呉の町をウォーキングして床につきました。明日は、いよいよ呉ファンミ。楽しみ。

2017.08.29

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人が人を引き付ける　地方が再び活性化するには

ここ数年、地方が再び活性化するには、どうすればいいのか僕なりに考えてきました。それを一度まとめて書いてみたいと思います実際に茨城の大洗に行ったり、色んな書籍を読んだりして、思ったこと。それは結局、最後は「人」ということ。どんなに立派な施設があっても、どんなに美味しい料理があっても、どんなに贅を尽くしたサービスがあっても、そこに「人」が伴っていない限り、お客さんはもう一度訪れることはない、と思います。ではどんな心持ちでいればいいのか、のべくまくなしにペコペコしてへりくだって「お客さんは神様です」と祭りたてるのではありません。非常にシンプルです。「この町に来てくれてありがとね」と思うことです。これは観光に携わる一部の人たちが持っていればいいわけじゃなく、町民全員が持つべき気持ちなのです。中には、どうしてそんなことを思わなきゃならないのか、と思う方もいるかもしれません。でもよく考えてみてください。例えば、僕の実家がある安房小湊は東京から特急わかしおに乗っても１時間半かかります。車ならゆうに２時間は超えるでしょう。日本全国にあまたある観光地の中で、それでもここを選び、長い時間をかけてやってきてくれた。それだけで有難い話なんです。そうした心持ちでいれば、町中で見知らぬ人と道ですれ違った時、「こんにちは、どこから来たの？」なんて会話は自然に生まれると思います。そんな風に声をかけられ、悪い気持ちになる人なんていません。きっとその町のことが好きになります。これを愚直に続けることが大事なのだと思います。僕は小湊の現状を正確には把握しているワケじゃありませんが、ひと頃と比べると明らかに活気は失われています。バブルの頃は、ホテル三日月の目の前にある実家の『松本商店』には、観光バスが乗り付け、お客さんがわーっと下りてきて、１万とか２万とかするアワビなんかが飛ぶように売れていました。でもそんな時代は長く続くわけもありません。僕が上京する２０年前には、すっかり客足は鈍り、売れ残った海産物が水槽の中で空しく漂っていました。じゃあ今さらどうすればいいのか？ホテル三日月のTVCMもすっかり見かけなくなりました。新しい観光施設、ハコモノを作るわけにもいきません。（そもそもハコモノでうまくいった試しなんて、ほとんど聞いたこともありませんが）まずは現状いる“良いお客さん”を大事にすることです。ここでいう“良いお客さん”とは、金払いのいいお客さんという意味ではありません。正しい価値観を持ち、礼儀正しく、約束を守る、ちゃんとした人のことです。（加えて金払いも良ければ言うことなし）いくら金払いが良かろうとも、粗暴で常識のないバカな客は“良いお客さん”とは言いません。良いお客さんは誠心誠意、気を使って接すれば、きっと再び遊びにきてくれます。そして良いお客さんは、良いお客さんを連れてきてくれます。口コミを広めてくれます。バカな客のクレイジーなクレームに付き合う時間があったら、その客には「二度とくるな」と引導を渡し、その分、良いお客さんに対して時間を使うべきなのです。 ※この引導を渡すという話、実際にやられた方がいます。　とても正しい判断だと思います。 ↓ https://ameblo.jp/ryokandayo/entry-11892005967.html 良いお客さんに対して、お金をかけずに出来るアプローチがあります。それは、ハガキ・手紙を書くことです。冗談でも何でもなく、僕はそう思っています。簡単な文章で構いません。下手な字で構いません。 “サザエが美味しい季節になりました” “伊勢海老の季節になりました” “従業員一同またのお越しを待っています” ネット、SNSの時代、簡単に大量にメールを送ることも可能でしょう。でもそんなメール受け取って、一体誰が喜ぶでしょう。こんな時代だからこそ、手書きのアナログな手紙が刺さるのではないかと思います。そうして再び来てくれたお客さんには、「また来てくれてありがとね」という気持ちで接客する。これを続けていくしかないだろうと思います。エコツーリズムとかは、その先の話だと思います。あとはそこに住む人たちが、自分たちの町に、ちゃんと誇りを持てているかどうか。そこが揺らいでいては、お客さんに簡単に見透かされます。好きな相手に「僕は大して取り柄もないヤツだけど、付き合ってくれますか？」というのと同じことです。美味しい海産物なのか、素朴で美しい風景なのか、静かな時間が過ごせる落ち着いた空間なのか、ホテル・旅館であればお客さんに直接インタビューしてもいいんじゃないでしょうか。 “お客さんはこの町のどこが好きですか？” （ウェルカムドリンクもう一杯サービスしますよとか言って、　良いところと同時に不満に思っていることも聞く）お金をかけずに出来ることはまだまだ色々あると思います。そんな中で、現状僕が思っていることを書いてみました。ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。

2017.08.14

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ネコ落語

先日、池袋にある東京芸術劇場に落語を聞きにいってきました。噺家さんは、春風亭百栄（ももえ）さん。タイトルは「春風亭百栄独演会〜ニャアと百栄と落語」いやー、面白かった。タイトルにニャアとある通り、徹頭徹尾、猫にまつわるネタや落語を披露します。最初の演目は「ロシアンブルー（一人コント）」…え？　って思いませんか。普通、落語って独演会でも、最初は若手の噺家さんが一席披露します。それがいきなりの本人登場。しかも一人コントです。出囃子が終わると、壇上に現れたのは猫のTシャツにジーンズ姿の百栄さん。特に何の説明もないまま、一人コントに突入。演じられたのは、きょう池袋で行われる、春風亭百栄の落語を聞きに行こうとしている男性の騒動です。楽しみにしていた落語を聞きに池袋を目指すのですが、道中出くわす人の世話を焼いている内に、落語に間に合わなくなります。ところが、一匹の猫をきっかけに、大金が転がり込むチャンスが到来、その時の台詞が痛快でした。「落語には行けなくなっちゃったけど、30万円手に入るかもしれない！」「そもそも落語なんて、3500円ぐらい払って、笑えるかどうかも分からないし…　そんなギャンブルにお金使うなんて、俺どうかしてた」言い回しは正確ではありませんが、おおよそこのようなことを言っていました。当の落語家が、こんなことを言うもんだから、会場は大笑い。その後も一人コントを入れて、全７席。まさに独演会でした。しかもすべての演目にネコが絡んでいます。ネコ好きな方には、ぜひおススメしたい落語家さんです。また聞きにいきたい…

2017.08.01

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コーヒー苦手な僕がゴクゴク飲めるアイスコーヒー

突然ですが、僕はコーヒーがあまり好きではありません。いつまでたっても味覚がお子様なもので、苦いものがちょっと苦手なのです。そんな僕がゴクゴク飲めるコーヒーがあります。正確にはアイスコーヒーですが。それがこちら。スローコーヒーの水出しコーヒーパックです。出会ったのは4年前ぐらいかと思います。暑い夏の日、代々木公園でよく開催している、食べ物系のフェスに行きました。週末ということもあり、周りはビールを飲んでいる人が多かったのですが、僕はお酒があまり好きじゃないので、ソフトドリンクないかなあと思ってフラフラしておりました。その時、スローコーヒーさんのブースの前を通りかかり、あまり深く考えず一杯飲んでみました。その時にあまりの飲みやすさにビックリ。帰る前にもう一杯飲み、ショップカードももらって後日、ネットでこの水出しコーヒーパックを注文しました。あの時飲んだものと全く同じ味に感動したのでした。コーヒー苦手だなあという方にもおススメです。「スローコーヒー」で検索すると出てきます。http://www.slowslowslow.com/

2017.07.20

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ニチフリのふりかけ

これ見覚えある方、おりますでしょうか？？小学校の給食の時によく出てきた、おかかのふりかけです。僕はこれが大好きで、大人になってからも時折、思い出しておりました。なぜ、これがいま手元にあるのかというと、ネット通販で買ったのです。ニチフリのネット通販、「でりふり」で検索すると出てきます。（でりふり⇒http://www.furi-kake.com/index.php?）やっぱ美味いですね。ただ業務用サイズでしか売ってないので、40袋×３という量が僕の自宅にあります。欲しいという方いましたら、個人的に連絡を頂ければ、幸いです。でりふりでは他にも、色々と面白い商品があります。個人的にお気に入りなのが、以下の２つ。「天ぷら塩」と「サラダ塩」です。これはよく使ってます。天ぷらだけじゃなく、軽く味付けしたいおかずに振ると美味しいです。この他にも、ニチフリには野心的なふりかけが沢山あります。おかずふりかけシリーズとして…「唐揚げ丼風ふりかけ」とか「タイカレー味ふりかけ」とか「バター醤油ふりかけ」とか「枝豆のふりかけ」とか他にも「カラムーチョふりかけ」とかもあります。興味がある方は、ぜひどうぞ。

2017.06.13

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100円鶏ガラカレー

最近、サーモスの『シャトルシェフ』を使った『100円鶏ガラカレー』にハマっております。シャトルシェフとは、真空保温調理器のことです。鍋の形をした魔法瓶と思えば良いかと思います。外鍋と内鍋の２パーツにわかれており、火にかけるのは内鍋のみ。内鍋に具材を入れて、1分ほど煮込みます。あとは蓋をして外鍋に入れておけば、高い保温力によって長時間煮込んだのと同じ効果が得られるという、大変エコな調理鍋です。もうね、煮込み料理は全部これでいい気がします。お値段は、２．８リットルサイズがAmazonで6000円ちょっと。とってもリーズナブルです。…で、本題となるカレーの作り方。材料：近所のスーパー（コモディイイダ）で買った100円の鳥ガラ　　　これまたスーパーで買った、野菜カレーセット　　　カレー粉＆カレールウ、ニンニク、しょうが、トマトピューレ、各種調味料ちなみにこれが鶏ガラです。（冷凍庫に入れておいたので凍ってます）☆　鍋に水を入れ、鶏ガラを入れます。　　そこにおろしにんにく＆ショウガ、塩コショウ、トマトピューレ、カレー粉、バジルなどを加え　　ひと煮立ちさせます。☆　火からおろし、外鍋に入れて保温、５～6時間放置。　　これを３～４回繰り返しますと、鶏ガラの肉がホロホロになるので、　　かき混ぜながら、骨を取り除きます。（多少残っても、後は食べながら取れば問題なし）骨はこんな具合に取り除いていきます。最終的にはこんな感じになります。☆　切った野菜、カレールウ（刻んでおいた方が混ざりやすく良いです）　　ルウを溶かすように混ぜると、こんな感じになります。☆　こちらもひと煮立ちさせたら、火からおろし、外鍋に入れて　　これまた５～6時間保温。これを３～４回繰り返し、野菜がドロドロになったら完成。味付けなんか、かなり適当ですが、家で作ったとは思えないカレーが出来ます。おススメです！

2017.06.11

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元サッカー日本代表DF 岩政大樹さんのお話

きょう、恵比寿で行われた、A.L.E １４という、ちょっと変わったトークイベントを観てきました。プレゼンターは一流アスリート。自分がなぜ勝てたのか、結果を残せたのか、そのためにどんな工夫・考え方をもってプレーをしていたのか、というお話をしてくれます。高度な技術論というわけではなく、勝負を分けるちょっとしたポイント、メンタリティを分かりやすく話してくれるので、普段の自分の仕事のやり方にも落とし込めるようにもなっています。今日のプレゼンターは、元日本代表DF・岩政大樹選手でした。岩政選手と言えば、常勝軍団と呼ばれた鹿島アントラーズの黄金期を支えた守備の要、日本代表でも活躍された名センターバックです。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチをされています。特に印象的だったのは「勝てるチーム、勝てないチームの差」というお話。勝てないチームの説明をされる時に、岩政さんが使った言葉が「自分たちのサッカー」という言葉です。サッカー中継を見てると、たまに選手の口から飛び出す言葉です。「とにかく自分たちのサッカーをするだけです」とか「自分たちのサッカーが出来なかったから負けました」とかこの言葉自体に罪はありません。監督の意図やチームの戦術などは大っぴらにできないので「自分たちのサッカー」という言葉に置き換えちゃうとラクなので、ついつい使っちゃうんですね。岩政選手が指摘したのは「自分たちのサッカー」という言葉が一人歩きしていつしかそれが目的になってしまうこと。「試合に勝つ」ことが目的なハズなのに、「自分たちのサッカーをする」ことが目的やゴールになってしまう。これがさらに悪化すると、こういう思考回路になるそうです。「自分たちのサッカーを貫いて、負けたなら仕方ない」まさに本末転倒です。勝てないチームは、この自分たちのサッカーという言葉に縛られ相手の出方、攻め方に合わせて、戦い方を変える、という発想がなくなるそうです。これが勝てないチーム、その原因だとおっしゃっていました。反対に、岩政選手が長らく在籍した鹿島アントラーズはどうだったのか？「勝つ」ことに対してブレないチーム、だったそうです。試合前に想定していた戦術が通用しなければ、それを試合の最中に変える、他の選択肢を選ぶ、これが出来るチームが勝てるチームであり、鹿島アントラーズだった、というのです。とても説得力のあるお話しでした。この話は、Jリーガー全員が聞いたほうが良いと思いました。勝てるチームには理由があり、負けるチームは負けるべくして負ける。世界の事象には全て確かな理由がある。そんなことを改めて思った、岩政選手のお話でした。面白かった！

2017.05.29

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夏目友人帳という優しき世界

先日、アニメ「夏目友人帳」のイベント～風薫るころ～に参加してきました。写真のキャラクターは主人公の夏目貴志くん、彼が胸に抱えているのは通称「にゃんこ先生」で、夏目君の用心棒です。僕が友人から「夏目友人帳」を教えてもらったのは今から5年ほど前になると思います。泣けるのよ、優しい気持ちになれるのよ、と勧められて見てみました。その時点で夏目友人帳はすでに4期まで放送されており、追いつくのはなかなかに大変。でも、基本的に１話完結だから観やすいということだったので観てみました。第１期の2話、「露神の祠」を観て、「ああこれはいいものだ」と思いました。ここで簡単に夏目友人帳についてご説明いたします。主人公の夏目貴志（なつめたかし）くんは、普通の人には見えない妖（あやかし）が見える人です。これは祖母の血を引いたがための特殊能力です。しかし彼はこの特殊能力があるが故に、幼いころから周囲からうとまれて育ちます。なにせ自分以外誰にも見えないので、普段の生活の中でいきなり現れる妖におびえて逃げ惑う彼は「嘘つき」と呼ばれ、友達も離れていってしまったのです。幼いころに両親も亡くした彼はいつも孤独でした。親戚の間をたらいまわしにされ、ようやく出会えたのが父方の遠縁にあたる藤原夫妻でした。藤原夫妻には子供がおらず、ようやく彼は自分の居場所を見つけることができました。そんな彼が忌み嫌っている妖（あやかし）と関わるようになるきっかけが祖母の形見。その形見が『友人帳』という古ぼけた一冊の本です。彼の祖母、夏目レイコさんも、妖が見える特殊体質ゆえ、孤独な人でした。そんな彼女は時折、自分だけに見える妖と勝負をして、勝つとその妖の名前を友人帳に記してもらい受けていたのです。時は流れ、人間であるレイコさんは当然亡くなります。しかし人間よりずっと長く生きることができる妖は、自分の名前を返してもらおうと孫である夏目くんを訪れるのです。こうして彼が望むにかかわらず、妖と触れ合うようになっていく…。これが物語の大枠の設定です。ではなぜこの物語が多くの人の心を打つのか。一言でいうのは難しいですが、人が人を思いやる心、妖が人を思いやる心、これが物語の随所にあるからだと思います。基本的に妖は人間には見えません。ところが、一部の人間には幼少期見える瞬間があり、その頃、妖とは知らずに触れ合います。しかしやがて人間は成長し、それと共に妖のことは見えなくなってしまう…幼いころに交わした約束、思い出、そんな無垢な思いを忘れられない妖は再び人間と関わろうとし、そのサポートを夏目くんにお願いするのです。人間と妖は住む世界が違います、もちろん寿命だって違います。妖にとってつい先日の出来事が、人間の世界では遥か昔のことになってしまい、知らない間に人間の方が死んでいる。そんなすれ違いも切ないのです。夏目友人帳は、自分の名を返して欲しい妖が夏目くんの元を訪れるところからストーリーが始まることが多く、よくよく話を聞いてみると、こうした人間との関りや縁（えにし）を束の間でいいから再び結びたい…という話になっていきます。本当に輝くような素敵なエピソードがたくさんあります。僕が特に好きなのは、「夏目友人帳　参（３期）」の「蔵にひそむもの」「幼き日々に」この２つのエピソードは何度観ても切なく、泣いてしまいます。そんな夏目友人帳の初めてのイベントに参加できたわけですが…素晴らしい内容でした。MCのアメリカザリガニのお二人は、以前に声優として夏目に登場したこともあり、作品の世界観をきちんと理解されての楽しく、素晴らしい回しでした。声優陣も、夏目くん役の神谷浩史さん、にゃんこ先生役の井上和彦さんら5人が登壇。作品の舞台裏の貴重なお話を沢山聞くことができました。そして3時間にも及ぶ最後を締めくくったのは…出演者の皆さんにサプライズで用意された、ファンのみなさんのメッセージボードでした。皆さん、舞台の上でボードに近づいて、しげしげとみられていました。僕の席からは大分遠かったですが、神谷さんは少し涙ぐんでいるようにも見えました。書いたこちらもジーンと来てしまいました。サプライズと言えば、エンディングテーマを歌われている、Aimerさんの「茜さす」の生演奏は素晴らしかったですね。みんな涙ぐみながら、ただただ聞き入っていました。夏目友人帳のファンは基本的に女性が多いです。大体女性８割、男性２割といった感じ。僕は好きなアニメのイベントに参加するのが好きで、色々参加していますが、夏目ファンのマナーの良さには本当に驚きました。あんなに平和な物販はみたことがないし、開演中もみんな真剣そのものだし、終わった後も整然と列を崩さず、ゴミもほとんど落ちていない。こういう人たちに愛されている作品なんだなあとしみじみ感じました。これからもこの優しい世界がずっと続いて欲しい、と切に願います。夏目友人帳、未見の方は是非どうぞ。

2017.05.09

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大洗日帰り旅行　ガルパンの聖地巡礼

5月6日（土）僕は茨城県・大洗にやってきました。これは大洗マリンタワーです。なぜ大洗なのか？？ご存じの方には言わずもがなですが、テレビアニメ「ガールズ＆パンツァー」の舞台となったのが、大洗なのです。ガールズ＆パンツァー、通称『ガルパン』。劇場版が公開された2015年頃、ツィッター上では『ガルパンはいいぞ！』というハッシュタグをよく見かけました。記憶に新しい方も多いと思います。ガルパンとは、以下にウィキ先生の書き込みを抜粋しました。↓戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化され、戦車道と呼ばれて華道や茶道と並ぶ大和なでしこのたしなみとして認知されている世界を舞台に、戦車戦の全国大会で優勝を目指す女子高生たちの奮闘を描く。兵器である戦車を女子高生たちが運用するという、男性のアニメファンにアピールするようなミリタリーと萌え要素を併せ持つ。可愛い女の子たちが戦車に乗って戦うというアニメです。僕も見る前は全くピンときませんでしたが、ニコニコ動画の一挙放送を観ると…面白いじゃん！と思ったのでした。物語は王道のスポコン物です。長らく戦車道がなく、弱小校だった大洗女子に主人公の女の子が名門から転校してきます。彼女は前いた学校でトラウマを抱えてしまい、戦車から遠ざかろうと大洗にやってきますが、結局再び戦車に乗ることになります。数々の強豪校と戦う中で、仲間たちと一緒に成長、新たな戦車の魅力に気づき、いつしか自分の戦車道を見つけていく…。そんなストーリー。戦車と女の子？？　なんじゃそら？？と思われる方もいると思いますが、試しに一度見て欲しいです。僕は１回観てすっかりハマってしまいました。ガルパンの舞台として登場するのが茨城県の大洗です。このアニメを作る際、制作サイドが大洗町に相談したのは１つ。市街戦があるので、戦車で町をぶっ壊していいですか？？　ということ。この申し出を快く受け、かくしてガルパンの制作がスタート。最初は行政を巻き込まない形で、進めていったそうです。アニメで町おこし。一時はよく聞いたフレーズでした。例えば、「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」（秩父）　　　　「ヤマノススメ」（飯能）　　　　「輪廻のラグランジェ」（鴨川市）　　　　「あまんちゅ！」（伊豆）これはあくまで一部で、他にもまだまだ沢山あります。アニメで町おこし。この言葉が一人歩きしちゃって、正しい現象としては捉えられていないと思ってます。正しくは「アニメがきっかけで、町おこしにつながることもある」かなと思います。大洗がうまくいった要因は大きく２つあると思います。１つは『アニメ自体の面白さ』もう１つは『大洗の人たちの人柄』ガルパンは完全オリジナルアニメです。原作付きではないため、漫画や小説のように元々いるファンを狙いにはいけないのです。にも関わらずヒットしたのは、稀代のヒットメーカー、水島努監督の手腕と脚本の良さ細部まで調べあげ、凝りに凝ったミリタリー要素、音響の力もそれに加わり、今まで誰も見たことがない作品が生まれました。まずアニメ自体がとんでもなく面白かったのです。そしてファンは聖地巡礼ということで大洗に行きました。聖地巡礼なんて一度行けばそれでおしまい、なんてことも珍しくないのですが…ガルパンファンは、大洗の人たちの人柄の良さに完全にまいってしまったのです。このお店は、大洗の町中にある『山戸呉服店』です。いわゆる普通の町の呉服屋さんです。先日僕はここに、ガルパンのサコッシュを買いにいきました。お店についてサコッシュの在庫を聞くと、ついさっき売り切れてしまったとのこと。普通だったらここでおしまいです。でも恐る恐る「今後入荷の予定はありますか？」と聞くと、GW中にも関わらず販売元の方と連絡を取ってくれて、入荷したら取り置いてくれるとのこと。その後、「どちらから来られたんですか？」と聞かれたので「東京からです」と答えると「またわざわざ来るのも大変でしょうから、メール便とかでもお送りできますからね」そんなやり取りをしていたら自然に「大洗好きなんで、また来ます」と言ってました。マニュアル通りの接客という空気ではなく、せっかく来てくれたお客さんのために、なにか自分たちが出来ることはないのか、そんな熱意と優しさをこれでもかとばかりに感じました。大洗の人たちは、僕が接した限り、これがデフォルトです。普通のお客さんだろうと、オタクっぽいお客さんだろうと関係ありません。“大洗に来てくれてありがとね”そんな空気を分け隔てなく、感じさせてくれるのです。きっかけはアニメだったけど、結局みんな大洗が好きになっちゃった。これが大洗がうまくいった要因だと僕は思います。ここは、大洗マリンタワーのすぐそばにあるイベント広場です。毎年11月に行われる『大洗あんこう祭り』では、人で埋め尽くされます。年々参加者が増え続け、2016年は1日で13万人を動員したそうです。この後、マリンタワー内にあるガルパン喫茶に寄って、これまた近くにある『ゆっくり健康館』に日帰り入浴をしに向かいました。ここでも駐車場にいたおばちゃんに声をかけられました。「お客さんどっから来たの？　東京？」「あたしもね元々東京にいたんだけど、今はこっちなのよ！」「これからお風呂入るの？」「今だと入浴料1000円だけど、夕方5時から500円になるからさ。　あと1時間ぐらい待てない？」「500円て大きいじゃない？　お弁当一つ買えるもんね」こんな会話がどんどん続いていくんです。目的のものは買えなかったけど、イベントとか別にないんだけど、それでも時々来たくなる場所、それが僕にとっての大洗です。多分これからも来るだろうし、大洗の人たちはきっと変わらないだろうと思います。僕は大洗が好きです。

2017.05.08

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興津旅行　番外編

先日、守谷海岸前のゲストハウスに泊った、という話を書きましたが、実は守谷海岸に行く前、興津の海岸にも行っていたので、その際の画像なんかも上げてみます。広さで言うと、興津の海岸の方が少し狭いですが、海の美しさは、守谷に負けてない、と思いました。昔と比べて住んでいる人が減り、生活排水の量も減ったのでしょう、かなりキレイな海岸線だと思います。もう一つおまけで、これは守谷海岸の先の岩場で見つけました。なんだかわかるでしょうか？？『ひじき』です。春先、ひじきはこんな風に岩場に生えます。中学時代、このひじきを担いで、船に運ぶ『ひじき狩り』なんてバイトをやったことがありました。誰にでも参加できるわけじゃなくて、漁猟権を持つ家の家族だけが参加できる短期集中の高額バイトで、１日３～５時間の労働で1万円もらえました。春休みに頑張って10日参加すれば、10数万の稼ぎになりました。今もあるのかなあ？？ただし結構重労働でしたね…。水を吸ってパンパンになったひじきをカゴに入れて、運搬用に船まで運ぶんですがこのカゴがまあ重いこと重いこと。それでも、今となっては良い思い出です。稼いだお金でラジコンを買ったりしました。

2017.04.25

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茶の間での夕食　シン・ゴジラの意外な真実…

19時過ぎ、福岡さんの奥様の手料理による夕食がスタートしました。グラスビールをお願いして夕食を頂きます。写真ブレブレですみません…左上が天ぷら、右上がタケノコとわかめの煮物。手前がトマトとわかめのサラダです。奥さまの手料理はどれもこれも、とっても美味い！これで夕食1000円なら安いもんです。食事をしながら、先ほどの露天風呂につかっている時に出会った一人のおじさんの話を福岡さんにしました。その方は、興津の隣駅の鵜原（うばら）で『こだま勝浦タンタン麺』というお店を営まれていると言っていたのですが、自分のお店のことをずっと『ファミリーレストラン』とおっしゃっていたのが気になりました。メニューを聞いていると定食屋さんっぽいし、ファミレスという感じがしなかったので福岡さんに聞いてみると…「ファミリーレストランと言っても、普通のファミレスという意味ではなくて　家族だけで経営している。つまり…　ファミリーで経営しているレストラン＝ファミリーレストラン、という意味なんです」と教えて頂きました。“家族で楽しめるレストラン”ではなく、“家族経営のレストラン”という意味だったんですね。なるほど（笑）と思いました。そんなことを話していると、もう一人の宿泊客、大工さんの忍田さんが帰ってきました。福岡さん、僕、忍田さんの3人での夕食となりました。福岡さんが36歳、僕が42歳、忍田さんが43歳、ということで割合年齢が近かったので好きな映画や本の話、仕事の話など色々しました。この時、福岡さんから聞いて興味深かったお話が２つありました。まず１つはこちら。写真が横になってしまって分かりづらいですが、右手に、ボートのモノクロ写真があると思います。そしてその上に『震洋（しんよう）』という文字。実はこれ、戦時中、本土決戦用に開発されたボード型特攻機なんです。海上版の『桜花』とでも言えばいいのでしょうか。（結局、実戦では使われなかったそうですが…）守谷の海岸線の岩場には、不自然に四角くくりぬかれた空間があり、昼間歩いてみた時に「なんだろう？」と思っていたのですが、実はこの『震洋（しんよう）』の格納庫だったそうなんです。今まで生きてきて全く知らなかったことだったので、すごく興味を覚えました。そしてもう１つ…去年、公開され興行収入80億円を突破した映画『シン・ゴジラ』実はこのゴジラの上陸シーンが、守谷の海になるかもしれなかったんだそうです。東宝から町に打診があったそうですが、当時担当者の方が「ゴジラ？？　上陸？？」という感じで全くピンとこなかったらしく、結局その話を断ってしまったとか…その代わり、といっては何ですが、映画『海賊と呼ばれた男』の撮影オファーは受けたそうです。しかし、こちらは「海賊と呼ばれた男　興行収入」と検索キーワードを入れてもハッキリと数字が出てこない…。結果的には、どうやら大コケ…。もったいないなあ……と正直思いました。そんな話をしていたら、あっという間に23時。そのまま布団に入り、グッスリ寝ちゃいました。翌朝、7時半に朝食を頼んでおいたものの、僕が寝坊して8時半…すみません。しかし朝食はご覧の通り、とても美味しかったです！アジの干物はやっぱり好きですねえ。その日は、午後から予定があったので、10時8分発の千葉行きの各駅停車に乗って興津を後にしたのでした。最後にもう一度、守谷の海の写真を載せてみます。きのう「興津はもうおしまいよ…」なんて話を聞きましたが、このゲストハウスのように、地の利を生かして頑張っている宿、美味しいお店（ドルフィン）が興津にはあります。都心から2時間余りで行けるし、特急を使わなければ片道2000円ちょっとです。決して“おしまい”なんかじゃない。そう思いました。このゲストハウス、実はリピーターがすごく多いのです。かくいう僕も6月に予約を入れちゃいました。また守谷の美しい海と、福岡さん夫妻とアラレちゃんに会いに行きます。今からすごく楽しみです。

2017.04.24

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ゲストハウス chanoma（茶の間）in勝浦市

勝浦市（最寄駅は外房線「興津駅」）にある、ゲストハウス「茶の間」さんです。写真右手、家のすぐ前を外房線が走っています。守谷海岸へは道路を渡ってすぐ、1分で到着します。部屋の中はこんな感じ。個室と様々なドミトリーがミックスされた部屋割りとなっています。今回僕が泊ったのは「一の間」の個室。一泊4000円です。ちなみにドミトリーだと素泊まり一泊2800円です。夕食と朝食は事前に希望すると、夕食1000円、朝食400円でつけてくれます。興津駅や鵜原駅まで行けば、多少飲食店があり、宿から歩いて20分ぐらいのところにセブンイレブンもあったりしますけど、他のお客さんとの会話や関りが煩わしくない人見知りしない方なら、茶の間でみんなでワイワイ食べるのも楽しいと思います。そしてこれが縁側。そしてこれが宿のアイドル犬、アラレちゃんです。飼育放棄をされ、一週間1回のどんぶりご飯で捨て置かれていたアラレちゃんを見るに見かねて、宿の使用人・福岡さんが引き取ったんだそうです。今はぐっすり熟睡中ですが、普段はとても人懐こい犬ですので、犬が苦手でない方は、頭を撫でてあげたりすると大変喜びます。宿を切り盛りするのは、30代の福岡さんご夫妻。5年前にこの地にやってきて、線路沿いに立つ古民家を改装してゲストハウスにしたんだそうです。ちなみにこの日、僕以外のお客さんが1人。その方は大工さんをされており、このゲストハウスの改装を手伝ってくれたんだそうです。細長い居間の床に、これまた細長い掘りごたつがあるのですが、これもその大工さん（忍田さん）と福岡さんが協力して作ったそうです。忍田さんは、いすみの現場で、これまた古民家を改装中とかで、今日まで4連泊されているということでした。昼間結構歩き回って疲れてしまったので、縁側のこたつに入って、うつらうつら…時折、目の前を通る電車の音で目を覚ましながら、気が付けば16時過ぎ。ここで僕は福岡さんにお願いして車を出して頂き、5分ほどのところにある『かんぽの宿勝浦』にある日帰り温泉に行くことにしました。茶の間さんにはお風呂がなく、シャワーのみですので、近場の日帰り温泉に連れて行ってくれるのです。（送り賃は別料金ですが、かんぽの宿なら片道50円です）かんぽの宿の入浴料は800円です。お風呂は露天もあって夕日の時間にいくと、海に真っ赤な太陽が溶けていく様子をお湯につかりながら見ることができます。かんぽの宿でスッキリした後、再び宿に戻り、今度は布団で横になっていると再び睡魔…気づくと夕食の時間、19時になっていました。つづく。

2017.04.24

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守谷の海を見に…

4月20日（木）僕は外房線に乗っていました。千葉駅から各駅停車に揺られること1時間30分。午前10時前に到着したのがこちらの駅。終点の安房鴨川駅から４つ手間にある小さな駅です。住所的には「勝浦市」になります。目的地はここから歩いて10分ぐらいの場所にある、小さな美しい海岸「守谷海岸」と古民家を改修したゲストハウス「ochanoma（お茶の間）」さんです。アウトドア雑誌「BE-PAL」のネット記事を読んでから、いてもたっても居られず予約をしたのでした。さらに僕は「興津」とは浅からぬ縁があったりします。実は母方の祖母が長年住んでいた土地でもあるのです。僕は駅で言えば２つ離れた「安房小湊」で20過ぎまで育ったわけですが、幼いころ、２つ下の弟と一緒に「興津のおばあちゃん」の家に来るのが楽しみでした。おばあちゃんはホントに質素な暮らしをされていた方で、ラジオと図書館から借りてきた本があれば幸せという方でした。居間に大きなブラウン管のテレビがありましたが、これは自分が見るため、というより孫が訪ねてきた時のためにだけに、わざわざ買ったのではないかと思いました。料理も美味くて、おばあちゃんが作ってくれたカレーライスとショウガがきいた鶏のから揚げはいまにして思えば、ちゃんと作り方を聞いておけば良かった、と思うほどでした。そして夜、布団の中できかせてくれる数々の昔話が、子供心にとても面白かったのを覚えています。ラジオや本で得た知識を組み合わせて作られたストーリーの数々、話し方も上手だったので、僕や弟はおばあちゃんの昔話を聞くのが大好きでした。おばあちゃんはその後、東京の八王子にいる叔父（母の兄）のもとに引き取られ興津の地をあとにしたのですが、そこが今どうなっているのか、見ておきたいというのがあったのです。最後に行ったのは小学校高学年ぐらいだと思うので、およそ30年ぶりぐらいの来訪です。ここはおそらく当時よく通っていたおもちゃ屋さんです。ここでガンダムのプラモデルなんか買ったりしていました。今はもう誰も住んでなさそうです。おばあちゃんの家が近づいてきました…見えてきた…廃墟になってました…。そのまま帰ろうとすると、隣の家にいたおばあさんが話しかけてきました。あれ？　ひょっとして…と話をしてみると、当時のお隣さん、平野さんでした！85歳、まだご健在！平野さんの話によると、この家は借家で、祖母が出て行ったあと、もう1人住んでいた人もいたが、今はその人もいなくなり、荒れ放題になっているんだそうです。平野さんは驚いたことに、祖母と共に、僕ら兄弟のことも覚えてくれていました。「みっちゃんにけいちゃんね、覚えてますよ」と懐かしそうに眼を細められていました。興津も僕の故郷・小湊同様、過疎化が進みまくっているそうです。地元に働き口がないため、若い人はみんな千葉や茂原のほうに出て行ってしまい残っているのは年寄りばかり。「もう興津もおしまいよ…」寂しそうに言っていました。そのあとも10分ぐらい立ち話をして、僕は再び駅の方に戻ることにしました。他にも色々歩き回り、気が付くと11時をまわっていのたで駅前にあった「カフェ＆キッチン　ドルフィン」に入りました。30年前にはなかったお店です。そして、勝浦と言えば、やっぱりこれです…勝浦タンタンメン！もうすっかり有名になりましたね。真っ赤なスープに刻んだ玉ねぎとひき肉が入った、ご当地B級グルメ。そして僕が頼んだのが…なぜか、ポークカレー。だってメニューの写真があまりに美味そうだったんですもの…カレーメッチャ美味かったです。カレーを食べ終わり、しばし窓外をぼーっと眺めました。眺めていると、ツバメがスーッと飛んでいきます。空にはトンビが飛んでいます。東京ではなかなかお目にかかれない風景です。お腹も膨れたので、早速、守谷海岸に向かうことにしました。興津駅から歩くこと10分。到着しました「守谷海岸」です！ホント綺麗な海ですねえ……砂浜に座ってしばしぼーっと眺めておりました。時間の流れるスピードが、明らかに違います。吹き渡る風…打ち寄せる波…あとはただただ気持ちの良い静寂。天気さえ良ければずっと見ていたい風景ですね。守谷の海を堪能した後、いよいよ今夜お世話になる宿、「chanoma」さんに向かったのでした。

2017.04.22

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新潟旅行お目当ての落語家とは…

ホテルでシャワーを浴びて仮眠を取り向かったのは『新潟県民会館』開場となる18時ちょっと前に到着すると…ごらんの行列です。席は自由席ではなく指定席なのですが、みんな「いまかいまか」と開場を待って長蛇の列を作っております。…で、一体僕が誰の落語を聞きに来たのかといいますと。柳家小三治さんです！去年から落語をちょくちょく聞き始めまして、それをかつての事務所の先輩に話してみたところ「小三治は見といた方がいい！」と言われまして、わざわざ新潟までやってきました。もちろん小三治さんは東京でも落語をされますが、『なにかイベントごとを作ってから、そこに旅行に行く』という流れが楽しくてこんなアホなことをしている次第です。場内に入ると写真撮影はNGなので、写真があるのはここまで。かくして18時30分に舞台の幕は開いたのです。まず現れたのは、柳家三三さん。三三さんも真打ちですから、これはもうちょっとした親子会みたいなものです。テンポ感のある軽妙な喋りで軽やかに笑いを取り、めくりをめくるとそこには『柳家小三治』の文字。すると再び、三三さんが現れ、お茶と座布団の後ろに小さな木の台を置きました。あとで分かりましたが、おそらく寄る年波か、足がお悪いのか、長時間正座するのが厳しいのでしょう。途中からその台をお尻に敷いて、小三治さんは喋っておられました。そんなことはさておき、いよいよ真打ち登場です。気配を感じさせず、「ふっ」と現れました。小三治さんです。座布団にちょこんと座ると一声。まず声が素晴らしい。優しく、それでいてどこまで通る凛とした声。森光子さんとはまた違った品を感じさせる声です。話し始めたのが、新潟についてのこと。昨日新潟に入り、街中を歩いてみたが、人影が少なくて「新潟大丈夫か？」なんて話を、穏やかにします。あとはたまたま入った料理屋さんで食べた朝ごはんが美味しかったとかとにかくとりとめなく話していきます。強烈なオチや事件が起こるわけではないのですがなんだか笑ってしまう。なんというか『包容力』を感じる話し方をされていました。落語は２席やって頂きましたが、７７歳とは思えぬ切れの良さと迫力です。べろんべろんに酔っぱらったお役人から、天神参りに行く父に団子や凧をねだる子供を見事に演じます。もうただただ圧巻の一言。気取ったところなんて一つもない、ただ目の前のお客を楽しませたい、その一心で喋る姿はすごい、としか言いようがありませんでした。本当に良いものをみさせて頂きました。写真がぶれしまってスミマセン。こちらが今日の演目です。興奮さめやらぬお客さんの波をかきわけ外に出るとすっかり暗く。お腹が空いたので、会場で買ったはいいものの、食べるヒマがなかったクルミ大福と桜餅を歩きながら食べました。…画像がなくて申し訳ないのですが、このクルミ大福がマジで美味い！大げさでも何でもなく、今まで食べた中で一番おいしい大福もちでした。大福の皮にクルミがねりこまれおり、このクルミの食感と甘すぎない餡子の組み合わせが素晴らしかったです。東京に帰ってから、主催会社に問い合わせたところ、新潟にある日本料理屋さん『倉久（くらきゅう）』さんが出されたということで思い切って電話をしてみたら、地方発送もして頂けるそうで、早速注文しました。そんなこんなで大福と桜餅は食べましたが、まだお腹が空いていたので古町通りの近くにある『おでん処じゅんちゃん西堀店』に行きました。ここは事前にネットやグーグルマップなどで調べて、ちょっと気になっていたのです。おでんやら…お刺身やら…納豆天ぷらやら、色々食べました。店員さんはおでん屋さんというイメージに相違して、おそらく全員２０代と思しき若い女の子3人。この3人が元気に切り盛りしていました。カウンターの脇の小さなテレビでは、ちょうど「劇場版名探偵コナン迷宮の十字路（クロスロード）」をやっていました。女の子たちがコナン好きらしく、ちょっとだけコナンで盛り上がったりしました。僕が「クロスロードも好きだけど、ベイカー街の亡霊も好き」なんていうと３人の中の１人が、私もあれ好きです！なんてとりとめないの話をしました。こういうなんてことない交流も旅の楽しいところですね。色々食べたけどお会計は２３００円。安っ！と思いながらお店を出て、ホテルに向かったのでした。日曜日は午後から予定があったので、翌日は８時過ぎの新幹線でサクッと帰京。これにて新潟旅行はおしまいです。次回は未定。なにを書こうかな？

2017.04.10

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新潟観光　北前船の時代館

無事に循環バスに乗り、車内で1日乗車券を買いました。1日乗車券はこんな感じです。使う日付を年・月・日で削り取って使います。ちょっとわかりづらいですが、「２０１７」と「４」と「７」の部分を削り取っています。ということは2020年の12月31日まで使える、ということになります。なかなか面白いシステムですね。最初、乗車時にパスモを使ってしまったので買えないのかな？と思いましたが「大丈夫ですよー」とあっさり買えました。なおこの1日乗車券、いろんな施設・飲食店で割引にも使えるのでこの界隈のお店に入ったら、会計時にひとまず出してみるのが良いかと思います。ほどなく『北前船の時代館』に到着。朱鷺メッセからだと10分もかかりません。ちなみにこちらの施設も、1日乗車券を見せると入館料200円が160円になります。こちらの時代館、もとは小澤さんという商家の方が、平成14年まで住んでおられた家です。以下に公式HPの一部を抜粋させて頂きますと…「旧小澤家住宅は、江戸時代後期から新潟町で活躍していた商家・小澤家の店舗兼住宅です。　平成14年に、小澤家から新潟市へ土地と建物が寄贈されました。　旧小澤家住宅は、かつての新潟町における町家の典型例であり、　明治時代に成長した豪商の屋敷構えを構成する一連の施設が、ほぼそのまま残されています」ということなのです。歴代当主の方は財政界で活躍された方で、かつては中曽根総理もこの家を訪れたそうです。中曽根さんが入った客人用のお風呂がこれです。建物自体は増築増築でドンドン広くなっていったそうですが、なんというか『継ぎ足し感』はゼロです。すごく自然に家屋と庭が造形されています。他にも家のそこここに、一流の職人さんの細やかな技が光ります。欄間に描かれた風景。墨だけでなく木々には深緑色がついています。2枚目の画像、表側の戸の部分は一枚の板なのですが、美しい曲線を描いています。下に敷かれた寄木細工も見事なものです。そして庭園もまた素晴らしい。枯山水です。2枚目の画像は藤棚になっています。そして職人さんの細やかな配慮が光るのが、この飛び石です。ところどころ左右に、一つ石が配されているのがわかるでしょうか。これは向こうからやってきた人とすれ違う時に、よけるために置かれています。こうした石が、絶妙なバランスで配されています。すごい。いま僕がつらつら書いている説明は、『北前船の時代館』にいらっしゃるボランティアガイドの方が全部教えてくれました。時間にして40分ぐらい。自分だけで見るより、色々と背景を聞きながら見る方が楽しいので、時間が余裕がある方にはおススメです。…といったところで、時計を見ると12時近く、お腹が減ってきたので、時代館のスタッフさんに、おススメのお昼を聞くことにしました。すると…建物の奥から、１、２人と現れ、「あれがいい、これがいい」と色々と教えていただきました。さっきの展望台のお姉さんといい、新潟の方は世話好きで親切な方が多いのかなあ、と思ったりしました。色々と教えて頂きましたが、『わっぱ飯』というのが気になったので、皆さんにお礼を言いつつ、時代館をあとにしました。古町通りをのんびりと歩きます。お店の名前は『田舎家』さん。鮭といくらのわっぱ飯を注文しました。みそ汁とおしんこがついて1200円（税別）お米の美味さはやっぱり圧倒的です。美味しかったです。ごちそうさまでした。白山神社に向かって、さらに歩きます。すると…新潟と言えば、もはや定番の銅像が見えてきました。水島新司さんの『野球狂の詩』の水原勇気選手と『ドカベン』の岩鬼正美選手です。他にもいろんな水島キャラクターが銅像になっています。今となってはあまりに有名ですね。このあと、白山神社にお参りをして…結局ホテルまで歩いてしまったのでした。結構歩いて疲れたので、落語の時間まで寝ることに。次回は、いよいよ落語でございます。

2017.04.09

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新潟観光　循環バスに乗るまで

午前10時を過ぎ、新潟の街はすっかり動き出しました。落語の時間は18時、ホテルのチェックイン予定は14時。まだまだ時間があるので、新潟観光に向かいました。まず向かったのは、『Befco ばかうけ展望室』地上31階の高さから新潟の街が一望できます。その道すがら、ラーメン二郎をみかけたり、なにやらたくさんの植物が壁から出ている立体駐車場をみかけたり。知らない街を歩くのは、やはり楽しいものです。全てが新鮮。さらに歩くと、こんな風景が出てきました。1枚目の写真の右手にかすんで見えるのが、ばかうけ展望室です。言い忘れましたが、ばかうけは、あの駄菓子の「ばかうけ」です。実際に行ってみたら、いろんな「ばかうけ」が売っていました。左に流れるのは信濃川。こんなに下流なのに堂々たる川幅。さすがに日本一長い川といわれるだけあります。そのまま川沿いを進んでいると、変なものを見つけました。『What's NIIGATA』というキャンペーンのモニュメントでした。2019年に開港150周年を迎えるそうです。このイラストは漫画家の小林まことさんですね。『ホワッツマイケル』という作品でもお馴染みの漫画家さんで、現在は『女子柔道部物語』をイブニングで連載中です。展望室行きのエレベーターがわからず、結構うろうろしましたが、『ホテル日航新潟』の1階にあります。３１階直通のエレベーターに乗り、一気に展望室へ。ちょっと曇っていましたが、いい景色です。工場地帯からの白煙も、なんか雰囲気があります。この展望室ではいろんなお土産も売っています。ばかうけや柿の種です。こんな感じ。展望喫茶スペースもあったので、ホテル日航新潟のシュークリームを一つ買って、休憩＆情報収集をしてみることにしました。展望室にいらっしゃった店員さんに「新潟観光のおススメないですか？」ときいたところ、すごく親切に色々と教えて頂きました。そこで教えて頂いたのが『新潟市観光循環バス』です。５００円で１日乗車券を買うと、循環エリアのバスは乗り放題となります。他にもおススメグルメとして『タレカツ丼』おススメスポットとして『古町通り』『白山神社』なんかも教えて頂きました。色々と教えて頂き、ありがとうございました！早速、循環バスに乗ろうと思い、バス停を探しますが、なかなか見つからない。色々聞いて回ったあげく、要するにホテル日航新潟の１階エントランスにあるということで、向かいました。これがバス停です。チューリップの形が目印です。バスを待っていると、雲が晴れ、青空が広がってきました。この後また曇ってしまいましたが、ちょっと嬉しい気分になりました。ちなみにバスは、いまいる『朱鷺メッセ』からすぐに新潟駅にむかうコースと白山公園の方をぐるっとまわるコースと２種類のあるので、時刻表でも確認して不安な場合は運転手さんに確認して乗った方が良いです。運転間隔はおよそ１時間に１本なので、行ったばかりだったら歩いちゃっても良いかもしれません。どこに行こうか迷いましたが、まずは循環バスMAPを見て興味を覚えた『北前船の時代館』に向かうことにしました。まだまだ続きます。

2017.04.09

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新潟旅行　旅の理由は…

4月6日（金）23時30分過ぎ。僕がいる場所は、東京駅八重洲南口を出て右手に徒歩3分ほどの場所にある『丸の内鍜治橋駐車場』深夜の高速バスの停留所です。なんで建物の外の写真なのか？待合スペースが狭いのです…。結構な本数のバスが出るため、結構な人たちがおり、ハッキリ言って人が入りきらない。そして折りからの雨…。24時過ぎにようやく、僕が乗るバス『アミー号』（新潟駅行き）がやってきました。一応予約番号などが記された確認票みたいなものをプリントアウトしていきましたが、名前を確認されたらアッサリ乗れました。座席につくとこんな感じ。『4列のびのびシート』ということですが、決して広くはありません。4列ということは、横一列に４つの席が並んでいるということなので、この狭さです。深夜バスを使うのはこれで2度目。今年2月、盛岡に行く際に使ったバスは3列シートでしたので、左右のスペースに結構な余裕がありました。トイレに立つのも楽でした。でもまあ仕方ありません。片道料金は『2570円』新幹線に乗ると、10000円近くかかりますので、これはかなりお得なわけです。アミー号の乗車地と到着予定時間は以下の通りです。２３：００発　海浜幕張バス停２４・１０発　東京駅２４：５０発　池袋０６：００着　新潟駅南口つまり6時間近く、この決して広くない空間で過ごさねばならない、ということです。予定通りのバスは出発し、予定通りに池袋に到着。これで隣の席も埋まり、車内はほぼ満席状態。平日にも関わらず、この時期に新潟にいく人がこんなにいるのか、と驚きました。池袋についた時点で車内は消灯。みなさん寝に入ります。果たして寝れるのか？ところが案に相違して、あっさり寝ることができました。今週はラジオの新番組が始まったりして、睡眠時間が少なかったので結構疲れていたようです。ここで、今や伝説化した、あのローカル番組の星『水曜どうでしょう』で起きたあの現象が本当に起きました。大泉泉さんがおっしゃっていた『逆浦島現象』です。つまり、「寝ても寝ても時間が進まない！」結構寝たなあと思って目を覚ますと、30分も経っておらず…こんなことを数回繰り返し、気づくとバスはトイレ休憩のために止まっていました。お尻が痛くて仕方なかったのと、気分転換もかねてバスを降りました。深夜のサービスエリアは何とも言えない雰囲気がありますね。そしてトイレを済ませ、再び座席につくと、バスは一路新潟に向かったのでした。その後も何度か、『逆浦島現象』を繰り返し、バスは午前6時、予定通りに新潟駅南口につきました。駅の構内はこんな感じ。駅の構内をブラブラしました。人影はほとんどありません。なんなら一緒に高速バスに乗っていたほかの乗客の顔を再び見たりします。駅の周りをブラブラするにも、雨が降ってて結構寒い…ということで、ここに入ることにしました。ロイヤルホストで朝ごはんです。なんてことないメニューですが、さすがに米どころ新潟、ご飯は美味しいなと改めて思いました。食べ終わりましたが、まだ時刻は7時過ぎ。新潟の街は全く動きだしておりません。仕方がないので、意を決してここに入ることにしました。カラオケボックス、『コート・ダジュール』さんです。失礼ながら僕は知らなかったのですが、東京にも店舗があるカラオケチェーンです。ここで3時間パック750円というプランがあったので、入っちゃいました。この750円には簡単な朝食も含まれており、ロイホで朝食を済ませてしまった僕は「マジか」と思いましたが、まあ仕方ありません。1人でカラオケボックスかよ、とお思いになる方もいるかと思いますが、もともと僕は、『ワンカラ』という一人カラオケにもよく行っていたので、あまり抵抗はありませんでした。そもそも歌うのが目的じゃないし、他のお客さんほとんどいないし。周りの目はあまり気になりません。とはいえ歌を歌うのは好きなので、５，６曲ほど歌いました。そして眠くなってきたので、シートに横になり、ザックを枕にするとあっという間に寝れちゃいました。高速バスと比べると、全身をちゃんと伸ばせるのでそれだけで超快適です。何度か目を覚ましながらも、結局10時ちょい前ぐらいまで、睡眠を取ったのでした。高速バスで新潟駅ついたら、『コート・ダジュール』へGO。決して「なし」ではないかなと思った次第です。ここまで書いて、タイトルの「旅の理由」を書いてなかったのに気づきました。落語を聞きにきました。わざわざ新潟に。アホかと言われればそうなのかな…次回は新潟観光について書いてみたいと思います。

2017.04.08

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オリジナルスマホケースの販売スタート

https://matsuhimono.thebase.in/突然ではありますが、最近ネットでオリジナルスマホケースの販売を始めました。放送作家ってそんなこともするの？？と思われる方はいらっしゃると思いますが、そう思われる通り、普通はこんなことしません。理由はとても簡単です。前からやってみたかったから。そもそもの発端は、9年前に父を亡くしたことでした。その後、母が頑張って色々と片付けてくれました。その際に出てきたのが父の干物レシピ。レシピといっても、干す前に干物をつけておく汁の塩分濃度と漬け時間だけが書かれたメモです。当時は「このまま捨てるのも何なんだし」と軽い気持ちで、エクセルにデータ化しておきました。ただ何となく、頭の片隅には、このデータの事がありました。僕は東京でこんな仕事をしているし、弟は弟でこれまた東京でSEやらアプリ作家やらウェブライターなどをやっているので、実家を継ぐ人間はいません。残念ながら父は商才はなかったようですが、干物を作る技術は高かったと思います。いまでも時々、父が作った干物やみりん干しが食べたくなります。最初はこれをTシャツにしようかと思いました。知り合いの知り合いに、オリジナルTシャツを作る方がいたので、紹介して頂きましたが、「デザインの持ち込みは受け付けていない」とのことでした。その際に、簡単にオリジナルTシャツを自作できるサイトも教えて頂き、いくつかページを見てみたのですが、あんまりピンとこず…そんな折、ふと思いついたのが『スマホケース』でした。こちらは色々と調べていくうちに、ワクワクしたというか、ピンときました。で、これまたどこかで使えないかと思っていた、実家の屋号と組み合わせてスマホケースを作ろうと思い立ちました。この見たことがない文字、山の下に漢数字で十一、これで「やまじゅういち」と読みます。意味はよく分かりません。以前に所属していた事務所の方に、ラフデザインと実家で使っていたオリジナルのビニール袋をお渡しし、デザインを作って頂きました。そんなこんなで、オリジナルスマホケースが完成しました。2017年3月30日現在まで、1個も売れていませんが、ネットの世界に自分のお店があるというだけで、ちょっとワクワクします。次回は、新潟旅行になるかもしれません。新潟に落語を聞きに行ってきます。最後にもペタリ。https://matsuhimono.thebase.in/

2017.03.30

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出雲旅行ラスト　帰京編

出雲市駅に戻って、向かった先は『ジョリカドー洋菓子店』おいしい出雲、という観光ガイドマップのP１６に載っていた『出雲ぜんざい和（なごみ）ロール』というロールケーキが美味そうだなと思い、行ってみました。駅から結構歩きます。30分ぐらい？？こんな住宅街にホントにケーキ屋さんあるの？という道を歩いていきます。こういう時、グーグルマップはホント便利です。無事にたどり着きました。小さなお店ですが、ショールームには魅力的なケーキがズラリ。さんざん迷いましたが、予定通り『和ロール』を購入。持ち歩き時間を聞かれたので、これからサンライズ出雲に乗って10時間以上かけて東京に帰るんです、と答えたところ、保冷バックにたくさんの小さな保冷剤を入れてくれました。（無料でした。ありがとうございます）出雲市駅に戻るも、出発は18時過ぎ。出発まで3時間ぐらいあるけど、観光に行くには微妙な時間。ということで近くのモスバーガーに入り、ひたすら『水滸伝』を読みました。出雲市駅の構内にあるセブンイレブンやパン屋さんで晩御飯と翌朝の朝ごはんを買い東京へ向かう、サンライズ出雲に乗り込みます。帰りは、乗車券と特急券だけで利用できる『のびのび座席』にしました。ここから疲れ切っていたこともあったので、写真がありません。これはネットから拾ってきたものです。申し訳ない…こんな感じで、頭の部分には仕切りがありますが、あとは雑魚寝となります。薄い掛け布団ぐらいで枕などはないので、着替えを入れたスタッフバッグを枕代わりに使うなど工夫が必要です。電源などもないのですが…、実は通路になっている壁際に2か所、電源がありました。これは早い者勝ちなので、気づいた時には、すでにたこ足配線みたいになっちゃってました。ベッドは上下2段になっています。ベッドは固いので、こんなんで寝られるのかなと思ってましたが、疲れもあったのかわりとすんなり寝られちゃいました。シャワーは例によってカードを購入すれば使えます。ただし個室と違い、荷物は剥き出しなので、貴重品などは持ち歩いたほうがいいでしょう。テラス車両で晩御飯を食べ、ひと眠りして、朝方シャワーを浴びました。その帰りにテラス車両を通りかかると、素晴らしい朝日を見ることができたのでその写真と共に、出雲旅行を締めくくりたいと思います。熱海あたりから起きて、車窓を眺めるのがおススメです。もうちょっとあります。それでは出雲旅行記はおしまいです。長々とお付き合い頂き、ありがとうございました！次回は、オリジナルスマホケースの宣伝でもしようかな？

2017.03.28

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出雲旅行2日目　松江観光

出雲旅行ようやく2日目です。画像は、宿泊した『出雲グリーンホテルモーリス』の朝食バイキングです。写真でもわかる通り、品数豊富で、まあ美味いこと、美味いこと。なかなかにクオリティの高い、良い朝ごはんでした。部屋に戻って一休みし、８時過ぎにチェックアウト。きょう向かうのは、松江です。最初は、『日御碕灯台（ひのみさきとうだい）』に行こうと思ったんですが、昨日のガイドツアーの中に、そちらの方面のメニューがなく松江にしました。松江までは電車移動です。JR山陰本線に乗ります。時間は40分ちょっと、運賃は580円。ちょっとびっくりしましたが、電車なのにバスのように整理券があるんです。僕はまんまと取り忘れましたが、松江駅は観光地で大きな駅なので自動改札機があり、問題なし。それ以外の小さな駅では、降りる際に回数券が必要になるのでご注意ください。向かったのは松江駅の目の前にある『松江おちらとあるき観光案内所』ここで、『松江満足物語』というガイドツアーに申し込みました。松江文化を教えて頂きながら街歩きし、お茶と和菓子と出雲そばを食べるツアーです。お茶＆和菓子＆出雲そばの代金も含めて1500円なので、結構お得だと思います。スタート時間が10時だったので、松江駅周辺で少し時間をつぶしふたたび観光案内所に向かいました。係りの人に声をかけると、畠中さんという60過ぎぐらいのおばさまをご紹介されました。この畠中さんが今日の松江ガイドを担当してくれます。しかし、この日は折り悪く雨予報、さらに平日とあって、お客はボク1人。1人のために申し訳ないなと思いましたが、とにもかくにも出発。ご存じの方も多いと思いますが、松江には松江城があります。最近国宝に認定されたとかで、その影響か観光客が増えたそうです。松江以上は天守閣まできれいに残った美しいお城で、城好き垂涎のお城なんだとか。畠中さんは、松江の歴史や松江城のお話を、ボク1人を相手にすごく丁寧にしてくれました。僕はあんまりお城とかに興味がある方ではないので、熱心に聞けていたかどうか心もとなく…という感じでした。松江の街中に向かう途中で雨が強くなりました。そこで和菓子屋さんに寄る前に、目に入ったワッフル屋さんに飛び込みで入りました。予定外でしたが、ここでお茶を飲みながらワッフルを頂きました。お店のおばちゃんと畠中さんは知り合いらしく、色々と話していましたが、その時、おばちゃんが何の気なしに、ワッフルを食べている僕たちにこんな言葉をかけてきました。「何だか親子みたいね」…正直に言いまして、ちょっと泣きそうになってしまいました。僕は4年前に母を胃がんで亡くしておりまして。冷たい雨が降る中、初対面の僕に一生懸命、松江のことを説明してくれていたので何だかどうにも嬉しくなってしまい…ワッフル屋さんを後にすると、畠中さんは小泉八雲さんのことも色々と教えてくれました。小泉八雲さんは、元イギリス人の新聞記者です。取材でたまたま訪れた日本の魅力に取りつかれ、日本に移住しました。その時住んでいたのが、島根県の松江だったそうです。当時、日本文化は際立った一面しか欧米に伝えられておらず、それを補完する役割を果たしてくれたのが、八雲さんだったそうです。日本での暮らしぶり、日本人のメンタリティ、そういった住んでみないと分からない日本という国の本当に姿を英語で世界に紹介してくれました。まだまだ知らないことばかりですホント。この後、和菓子屋さんで和菓子を買い、お茶屋さんで抹茶をたてて頂き、最後は、出雲そば『松本蕎麦店』で出雲そばを頂きました。NHK朝の連続テレビ小説『だんだん（2008年9月～2009年3月）』でセットとして使われたものをそのままお店にしてしまったそうです。ここでお蕎麦を注文したところで、ガイドの畠中さんとはお別れ。短い時間でしたが、本当にありがとうございました！写真のお蕎麦は『かまわり』温かい釜揚げ蕎麦と冷たい割り子蕎麦のセットです。（お値段810円）昨日は出雲大社で食べた出雲そばですが…ここの蕎麦も美味い！観光案内所で聞いたのですが、出雲の方はとにかく味にうるさいそうでまずいお蕎麦屋さんは営業が続けられないそうです。だから多分、はずれの出雲そばってそうそうないんじゃないかなと思います。お蕎麦を食べたあとは、しばらく水の町・松江をブラブラ。名物という、藍染めのお店によって、ちょっとした小物などを買い、再び出雲市に戻ったのでした。

2017.03.20

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出雲グリーンホテルモーリス

この写真何かというと、今回宿泊した出雲市駅前のホテル「出雲グリーンホテルモーリス」の１階、朝食会場から撮影した写真です。本当に目の前が出雲市駅です。さて、出雲大社での観光を終えて、１５時過ぎ。ちょっと早いですが、サンライズ出雲の移動疲れもあったのでホテルにチェックインすることにしました。こちらのホテルはじゃらんでネット予約しました。１泊２日、朝食付きで６２８９円（じゃらんのポイント使って４００円引き）。この後、色々紹介しますが、コスパ的には素晴らしいホテルじゃないかと思います。ステマじゃないよ。例えばこちら。１階にある漫画コーナーです。なかなかのラインナップです。ワンピースやらバガボンドやらブラックジャックやら色々とありました。僕が未読の作品があまりなかったので利用はしませんでしたが、なかなかに素晴らしいチョイスではないかと思います。しかも部屋に持ち帰って読むことができます。（ホテルの案内にそう書いてあったと思います）お風呂は１階に大浴場があります。画像はないのですが、これまたなかなか素晴らしいです。まず、ハンドタオルが使い放題。一応部屋にはハンドタオルとバスタオルがあるんですけど、お風呂にハンドタオルがあるので、手ぶらで行ってもOKなんです。洗面台の脇には冷たいお水。お風呂エリアを出てすぐ右手には牛乳の自販機。宿を取る際、あまりお風呂のことは調べなくて、どうせ部屋風呂だろうと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。お風呂に入って、ジャージに着替え、ベッドに横になりながら、kindleで北方謙三さんの「水滸伝」を読んでいたら、いつの間にやら夕方。お腹も減ってきたので、夕飯を求めて外に出ました。…とは言うものの、今日はお昼にかなりガッツリ食べてしまったので…ホテルを出て左にあるローソンで、サラダとみそ汁を買って、それを部屋でサクッと食べて夕食終了。まあそもそもホテルの周辺には、一見した限りめぼしい飲食店はなさそうです。さっきのローソンの手前には「すき家」反対側の道の先には、チェーン系居酒屋「日本海　庄屋」がありましたが、そのぐらいかなあと思います。ホテルの方の対応は素晴らしいので、ひょっとして聞いたらなにか教えてくれるかもしれませんが、はなから夕食は軽くするつもりでいたので、僕的には全く問題なし。寝る前にもう一度風呂に入り就寝しました。そして翌朝。６時３０分から朝食バイキングスタートなので、６時過ぎに風呂に入ってサッパリし、１階に下りました。正直ってそんなに期待していなかったのですが…こちらも漫画、お風呂同様、なかなかに素晴らしい品揃えでした。品数が多い上に、どのおかずも美味しい！和食中心にセレクトして、大変美味しく頂きました。一応、朝食会場からの風景を今一度ペタリ。部屋に戻ってしばらく休んだ後、チェックアウト。出雲２日目、きょう僕が向かうのは、松江市です。次回は松江観光について書いてみたいと思います。

2017.03.14

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出雲参りスタート

そんなこんなで、出雲参りがスタートしました。写真に写っているのが、二つ目の鳥居『勢溜（せいだまり）の大鳥居』です。一つ目の鳥居は後年できたそうで、本来この『勢溜の大鳥居』が入り口の門なんだそうです。まずは、出雲大社『平成の大遷宮』についての解説をして頂きました。現在出雲大社は平成20年から60年ぶりとなる大遷宮の真っ最中です。遷宮と言っても、全く新しくしちゃう伊勢とは違い、出雲の場合は大規模な修繕を行います。その間、縁結びの神様、大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）は仮住まいに移動します。それなら今の時点で、出雲に縁結びの神様がいないの？…というとそうではありません。平成25年5月に御本殿の修繕はすでに終わっており、大国主大神は本来のお住まいに戻っています。ですので、縁結びのご利益、パワーに問題はないのです。現在は、御本殿周辺の建物の修繕が行われているというわけです。そんな説明をして頂いた後で、まずは『勢溜の大鳥居』の前で一礼します。そして出雲大社といえばこれ『下り参道』を歩きます。なぜ下っているのか？ガイドさん曰く、下るように作った、のではなく、元々そういう地形だった、ということ。山のふもとに社を作ったら、その道のりがたまたま下っていた、ということらしいです。えっちらおっちら、登って参拝する普通の寺社仏閣と比べると、幾分楽な気分で参拝できますね。ちょっと歩くと右手に『祓社（はらいのやしろ）』という小さなお社が見えてきます。ここでまず身についた汚れを祓います。出雲大社では『ニ拝四拍手一拝』（にはいよんはくしゅいっぱい）です。普通は『二拝二拍手一拝』ですが、真ん中の柏手が出雲の場合、倍の4回なのです。なぜ四拍手なのか、ちゃんとした理由はよく分からないそうです。神様の誠意を倍にして示すとかなんとか、そのようなことをガイドさんはおっしゃっていました。この時、心の中でこう3回、言うのだそうです。「祓い給え　清め給え」これで身の汚れが落ちました。さらに進みます。続いて向かうは『松の参道の鳥居』、ここも一礼してくぐり、『松の参道』を歩きます。このとき、道の真ん中は神様の通り道なので、左側通行で先に進みます。『手水舎』で心身を清めます。（柄杓で水を飲んじゃダメですよ）『勢溜の大鳥居』から3つ目の鳥居、『銅鳥居』へ。ここに拝殿があるので、お参りです。お賽銭はいくらでもOK、お気持ちばかりといった具合でしょうか。ここでも『ニ拝四拍手一拝』なのですが、お願い事を言う前に…「住所と名前」を言いましょう。そうすると神様も迷わずお願いをきいて下さるのだそうです。さてさて、いよいよ『出雲大社御本殿』です。高さ24メートルの巨大建造物です。……ですが、実はもっと高い建物だったという説があります。めっちゃ太い柱で支えられ、かつては『空中神殿』だった可能性があるとか。本殿から歩いて5分ぐらいのところにあるには『古代出雲歴史博物館』こんな巨大な模型があったりします。本殿でもしっかりとお願いをして、ガイドさんとはここでお別れ。他にも色々と故事来歴について教えて頂きました。時間にして90分です。ガイド料は500円なので、出雲大社に初めてこられた方は利用されてもいいかと思いますよ。この後、ガイドさんに勧められた『命主社（いのちぬしのやしろ）』で巨大なムクの樹を見て歴史博物館を見て、再び出雲市駅に向かったのでした。

2017.03.09

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出雲そばと竹内まりやと

出雲そばのお店、『平和そば　本店』に向かっててくてくと歩きます。平和そばHP（http://www.heiwasoba.com/index.html）方向は出雲大社に向かって左手、海がある方向です。お店の開店は11時、現在11時30分前。結構大社から距離があるお店だし、きょうは平日（水曜日）だし、並ぶことはあるまい。…と思っていたのですが…、さすがに並びはしなかったものの、ほぼ満席。僕は二人掛けのテーブルに相席で座りました。店内はテーブル席が３つほどと、入って左手の奥に座敷がありました。お客さんは観光客というよりは地元の方が多そうな雰囲気でした。そしてメニューがこちら。左上が反射して見づらくてすみません。『三色割り子蕎麦』950円と書かれています。全て税込みの値段です。ちょっと迷いましたが『かつ丼セット』1200円をご飯少な目で注文しました。待つこと10分ぐらいで出てきました。かつ丼セットです！（かつ丼が先に来たのでちょっと食べちゃいました）左下がかつ丼。右上が2段の割り子蕎麦。真ん中にあるのが蕎麦湯。左上にあるのがおつゆと薬味です。出雲そばの食べ方ですが、メニューと一緒にこんな説明ファイルがあります。難しい作法などはありません。薬味を入れる。おつゆを入れる。適当に混ぜながら食べる。残った出汁は、蕎麦湯か2段目のそばにかける。空になった器を下に重ねた後で次の段を食べる。こんな感じです。そして味はというと…、めっちゃ美味しい蕎麦でした！ここのお蕎麦は、二八蕎麦だったと思いますが、そばの香りがしっかりして細すぎず、柔過ぎず、あっという間に1段目を平らげてしまいました。かつ丼も素晴らしい。やっぱりお蕎麦屋さんだから、出汁がいいのでしょう！去年の夏に糖質制限をして以来、初めてのかつ丼がこのお店で良かったとつくづく思いました。柔らかいカツに、やや甘めのタレと溶き卵がしっかり絡んで、美味かったっす。お会計をすると、1200円のハズが、1150円。おそらくご飯を少な目にしたので、その分を少し引いてくれたのだと思います。こういう細かい心配りも嬉しいです。「メッチャ美味かったっす」とお伝えしたら、お店の方もすごく喜んで頂いてこちらもまた嬉しくなりました。満足感と共にお店を後にし、ちょっと海の方を軽く巡って12時55分頃に『神門通り　おもてなしステーション』に戻ってきました。ガイドさんは60代ぐらいのおばさま、そしてお客さんは僕ともう1人、こちらも60代ぐらいの男性、合わせて2人。合計3人の男女比的にはドラクエ２のパーティーでスタートしました。まず案内されたのがこちら。出雲大社、二つ目の鳥居『勢溜（せいだまり）の大鳥居』の手前にある（大鳥居から向かって左手）『竹野屋』という旅館です。僕は全く知らなかったのですが、この旅館はなんと歌手の竹内まりやさんのご実家なんです。竹内まりやさんは出雲の出身だったんですね。この旅で初めて知りました。そういえば、出雲大社に来て最初に立ち寄った『縁結び箸　ひらの屋』さんの店内BGが竹内まりやさんの曲でした。それをガイドさんに話すと、それは『縁の糸』という歌だと教えて頂きました。島根と京都が舞台になった、NHKの朝ドラ『だんだん』（2008年～2009年）の主題歌としても有名な曲です。そんな驚きと共に出雲ガイドはスタートしたのでした。次は、いよいよ出雲大社の中に入っていきます。

2017.03.06

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いざ出雲大社へ　お役立ちアイテムを頂く

出雲市駅を出て、いよいよ観光スタート！…の前に、荷物をコインロッカーへ。この旅の直前に急発注のイベント台本の仕事が入り、荷物にノートパソコンを入れてきたら、まあ重いこと重いこと…40リットルの登山用ザックじゃないと荷物が収まらなくなりました。で、出雲大社に出発する前に、荷物をコインロッカーに入れ、必要最低限のものをサコッシュに入れて持ち歩くことにしました。コインロッカーは写真の鳥居がある方の出口を出て左手に進むと駅舎沿いにあります。500円のロッカーにバカでかいザックをぶちこみ、すっかり身軽になってバス乗り場へ。バスは1番乗り場から、およそ30分おきぐらいに出ています。出雲大社行きと、その先の日御埼まで行くバスがあります。日御埼まで行かれる人は、そちらまで行かれるバスにお乗りください。時刻表を見ると、こんな感じです。30分ごとに交互に出ている感じですね。出雲市駅から出雲大社までの時間はおよそ25分。バス料金は、出雲大社連絡所まで乗ると520円ですが、手前の『正門前』で降りると500円なので、きっかりワンコインで払いたいなら、『正門前』で降りればいいと思います。距離はほとんど変わりませんので。早速向かったのは、正門前のバス亭から歩いてすぐにあるお箸のお店『縁結び箸　ひらの屋』さん　http://www.enmusubi-izumo.com/事前に調べておいて、何となく行きたいなあと思っていたのでした。で、早速こんなお箸を買ってみました。これがお店の1番人気だそうです（2017年3月時点）可愛らしいウサギがデザインされたお箸です。サービスで名前も入れてもらえます。値段は1730円（税込み）。ほんでもって出雲大社のメインストリート『神門通り』に戻り、次に向かったのが歩いて3分ぐらいのところにある『神門通りおもてなしステーション』。要するに出雲大社の観光案内所です。実はこちらでは定時の『むすぶらり　神々の国を歩こう！』というガイドをやってまして当日受付OK、500円で出雲大社での正しい参拝の仕方や故事来歴などを教えて頂けるのです。僕は出雲に来るのが初めてでしたので、そもそも参拝の仕方もわかんないし、詳しい人に教えてもらう！ということで申し込みにいきました。申し込み完了。そしてこの時に、素晴らしい観光用小冊子をいただきました。それがこちら。『出雲路　縁結び　パスポート』ですこれ何が良いかって、出雲周辺のランチ、お土産さん、観光施設などの情報がギュッと詰まっている上に…（写真の方向がめちゃくちゃでスイマセン！）こんな風にパスポートを提示すると料金がディスカウントされたり、ちょっとしたおまけがもらえたりするのです。そして1枚目の写真は、さっきの『ひらの屋』さんが。慌ててお店に戻って、買った商品を見せて（1000円以上のお箸ならおまけがつく）こんなものを頂きました。なんとも愛嬌のある、おそらく？猫の箸置きです。さてさて、定時ガイドは13時スタートで、あと1時間ちょっとあります。お腹も減ってきたので、お昼ごはんを食べることにしました。出雲と言えば、そう出雲そばです。観光案内所の方にお聞きしたのは、十割ソバのお店『砂屋』さんとか他にも『田中屋』さんとか。でも事前にちょっと調べておいた、かつ丼とのセットが美味しいと評判のお店『平和そば　本店』に向かうことにしました。道すがら、こちらも教えて頂いた『風水・漢方サロン』艸楽（そうらく）さん　http://horie-pharmacy.net/souraku/about.htmlに立ち寄りました。こちらでは、生年月日に合わせた健康茶を紹介してくれます。こんな感じです。ここで健康茶を買いまして（ここでもクーポン使えました！）平和そば店　本店に向かって、歩き始めたのでした。次は、出雲そば、そしていよいよ、ガイドさんに教えて頂きながら出雲観光本格スタートです。

2017.03.05

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サンライズ出雲と瀬戸、ここでお別れ

これは岡山駅にて、サンライズ出雲とサンライズ瀬戸（高松行き）が切り離される瞬間です。ご存じの方も多いと思いますが、サンライズ出雲と瀬戸は岡山駅で連結が切り離されそれぞれの目的地に向かいます。そのため岡山駅では、数分間ではありますが停車します。この時間になると鉄道ファンはもちろんですが、他の乗客もホームに降りてきて、連結部分に集結してスマホやデジカメをかまえています。その様子をしり目に、僕が向かったのはお弁当売り場。岡山駅に到着するのは午前6時半ぐらいですが、一部の商品を除き、お弁当が売っています。こんな感じです。朝ごはんにするにはちょっと重いかなあ、という感じですが、がっつり食べたい方にはいいかもしれませんね。さてそろそろ車内に戻ります。この際ちゃんと自分の車両に戻らないと大変なことになります。出雲にいくハズが行き先が高松になっちゃいます。B寝台「ソロ」に戻り、kindleで北方謙三さんの『水滸伝』を読みつつ時々、テラス席に行って景色を眺めつつ時間を過ごしました。そして9時58分、予定通り、出雲市駅に到着しました！次回から、いよいよ出雲観光スタートです！

2017.03.04

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サンライズ出雲でシャワーを浴びる

サンライズ出雲で、島根県・出雲市に向かい、出発しました。ちなみに夕食は家で済ませてきたので、乗り込む際には『駅弁屋　祭』で翌日の朝食用にイカメシ弁当を買いました。買った後で気づきましたが、東京駅には『GRANSTA』という駅中ショップが平日は22時まで営業しているので、こちらで買うのもありだと思います。ちょっとこ洒落た弁当、ヘルシーなお弁当、あるいはスイーツなんかも買うことが出来ます。21時も過ぎると割引も始まって、結構お得に買えるので特に女性の方なんかは、こちらで買ってもいいかもしれません。僕は、イカメシ弁当を買った後、少しだけ後悔し、悔しかったから梅干しのおにぎりを1個買ってみました。それではいよいよ本題。サンライズ出雲でシャワーを浴びることにしました。A寝台「シングルデラックス」のお客さんには、デフォルトでシャワーカードがついてきますが、その他のお客にはそれがないので、まずはシャワーカードを買う必要があります。画像がぶれちゃってスイマセン。しかも販売機の写真は、シャワーを浴びてひと眠りした後の深夜帯に撮影したのでカードが売り切れ状態になっています。こういうこともあるので、カードは早めに買っておくのが良いかもです。（ただし帰りのサンライズ出雲では、売り切れになることはなかったけど…）このカードで6分間シャワーを浴びることができます。続いてはシャワー室の中をご案内。写真ブレブレですみません…この3枚は脱衣所の写真です。1枚目が洋服やタオルを入れる金属製のかごです。タオルは備え付けではないので、自分で持っていく必要があります。ボディソープとシャンプーは備え付けられています。左手の壁には小さなドライヤーもついています。それではシャワー室の中です。2枚目の写真の右側に、タイム表示と緑のボタンと赤のボタンがあります。シャワーカードを脱衣所にある機械にセットし、緑のボタンを押すとシャワーが出ます。同時にタイム表示が６分００秒になり、カウントダウンしていきます。止める場合は隣の赤いボタンを押すとシャワーも止まり、カウントダウンも止まります。出しっぱなしにしてるとドンドン時間が過ぎていくので、シャワーカード1枚で済ませたいという方は、体を洗ったり、髪を洗っている間はシャワーを止めて、時間を節約する必要があります。表の注意書きにある通り、シャワーカードは一度に2枚以上は使えないそうなので多くて2枚分、12分間で何とか体と髪を洗って流す必要があるわけです。髪の毛が長い女性などはちょっと大変かもしれませんね。僕は1枚のシャワーカードで6分間フルに使って体と髪を洗い、ドライヤーで髪を乾かし、サッパリして出てきました。なお使い終わった後は、次に使う人のために、シャワールーム洗浄ボタンを押す必要があります。この画像の真ん中のボタンですね。シャワーを浴びる時に注意すべきは、足を滑らせることでしょうか。走っている電車の中ですから、結構盛大に揺れます。うまく壁に手を当てながら浴びないと、マジで転ぶ危険ありです。ということで、シャワー編はこの辺りでおしまい。次は、岡山駅での電車の切り離しについてなど書いてみたいと思います。このサンライズ出雲は岡山までは、サンライズ瀬戸（高松行き）と連結しているので岡山駅で切り離し作業があるのです…。

2017.03.04

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出雲旅行　東京駅出発編

2月28日から3月2日にかけて、島根県・出雲に旅行に行ってきました。もともと行ってみたかったのと、縁結びの神様に良縁のお願いでございます。移動手段は東京駅、22時発の『サンライズ出雲』を使いました。電車は確か15分前ぐらいから乗り込めた気がします。今回僕が使ったのは、B寝台「ソロ」です。寝台料金は6300円。後で料金についてはまた書きますが、帰りもサンライズ出雲を使いこちらは寝台料金0円の「ノビノビ座席」を使いました。この他に、乗車券と特急券のお金がかかりまして往復の交通費は、35060円となりました。で、早速車内に乗り込んだのですが、早速ミスをやらかしました。それが、↓の画像です。お気づきの方もいらっしゃると思いますが…僕は10号車に乗るはずが、間違えて9号車に乗ってしまい、B寝台の「シングル」に入ってしまったのです。上の2枚の画像は、B寝台「シングル」の画像なのです。部屋番号が9番だったので、それを車両番号と混同してしまい間違えました。幸いにも車掌さんが切符を見に来る前に気づいたので慌てて荷物を撤収して隣の10号車に移りました。それがこちらの画像。この写真だとわかりづらいですが、かなり狭いです。部屋の中はベッドだけでいっぱいいっぱいです。シングルの方は、ベッドの脇に多少のスペースがありましたがソロはもう目の前にいきなりベッド！という感じでした。シングルとソロの差額は1000円ぐらいなので、体が大きな方、ちょっと太目な方は、B寝台であれば「シングル」の方が良いのではないかと思います。そんなこんなで22時ちょうどに東京駅を出発。出雲への旅路が始まったのでした。走っている最中はこんな感じ。右手いっぱいが窓なので、夜景が良い感じで過ぎ去っていきます。夜行列車の旅は旅情があって楽しいですね。次回は、サンライズ出雲でシャワーを浴びる編をお送りします。

2017.03.04

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人を動かす

最近読んだ本で、面白いなあと思ったものです。ビジネス書の一種になると思います。書かれたのは今から半世紀上前…にも関わらず今読んでも示唆に溢れたビジネス書です。ザックリ内容を言いますと、自分の意見もうまく通しながら、人を動かすにはどうすればいいのか？ということが様々な実例を交えながら書いてあります。人を動かす唯一無二の方法は『自らそう動きたくなるようにすること』こんな奇跡のようなことをどうすれば起こすことができるのか？その答えの一つが『重要感を持たせる』人は誰しも、周りから一目置かれたい、重要視されたいと願っています。まずこのことを理解することが大事ということです。例えば、とんでもないミスをした部下に対し、怒りをぶちまけたい気持ちを抑えてまずは『それでもミスを最小限に抑えようとした努力を誉める』そうした上で苦言を呈すと、人は驚くほどその苦言を受け入れる、ということです。当たり前のことですが、心がけないとなかなかできないことです。こうしたことが自然とできちゃう人が、結果的に歴史に名を残し、誰にも負けない重要感をそなえた人物になれる、ということなのだと思います。この『人を動かす』には、こうした秘訣の数々が、多くの事例と共に書かれており説得力があります。職場に嫌な上司がいる方、育児で悩まれている方、学校の先生などなど人と接する、様々な職種の方にとって示唆に富んだ内容になっています。とても読み応えのある本でおススメです。

2017.02.19

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