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踊る大走査線2。レインボーブリッジでの対決。
織田裕二が、リーダーのいない悪党たちに向けてこんなセリフをかっこよく決めるけど、確かにそうだ。組織はリーダー次第だってことは、最近のいい企業・だめな企業の違いを見ればすぐわかること。 そんなリーダーの中のリーダーとして思い出すのが、出光佐三。あの出光石油を創設した気骨の明治人。 日本のガソリンはまだまだ諸外国より高いけれど、おそらく出光さんがいなかったら、もっと高かったはず。今の価格水準まで下がったのは、割高で質の悪い石油を押し付けてきていた強敵のメジャー(外国の石油会社)に対して徹底的に戦ってくれたおかげだ。 ともあれ、出光さんは、本気のリーダーの第一人者だったのは間違いない。「人間尊重の経営」を口先だけでなく、忠実に言葉どおり実践した。第二次世界大戦後、出光の事業もすべてゼロからやり直しになったにも関わらず、戦地から戻ってきた社員を一人も解雇することなく受け入れたのは有名なエピソードだ。出光さんはこういった。 「社員は私の家族です。苦しいからといって、自分の家族を見捨てたりしますか?」 そう、家族主義の古きよき日本的会社を出光さんは作り上げた。成果主義がもてはやされる昨今、古臭いと思うかも知れないけれど、実は人と人との結びつきがどんどん弱くなっていて、社会がますます不安定化していくこれから、ひょっとしたら、家族主義的な会社経営がこれからは求められるかも知れない。 みんな、お金も大事だけど、それ以上に人とのつながりを求めているんだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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