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2007年10月26日
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カテゴリ:小説感想
賞を取ってるんだから、読んで間違いはなかろー?などという、なんという不純な動機下向き矢印



事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか―。
荒川区の超高層マンションの室内には中年男女と老女の惨殺体の殺人事件。
そして、ベランダから転落した若い男。
ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった…。
ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。


本読みして1年なんで、ってのは理由にならないかもしれないけども、
「賞」というものの基準がよく分からんです。
『凍える牙』(感想はこちら)も直木賞受賞作とのことでしたが、○○がよかった!と言えるのはなぜかと、イマイチよく分からなかったですわからん
結構ダラダラしていて、ポイントなセリフや場面ってのはあまりナシ。
付箋をいつもつけて読んでいる私ですがあまり貼ってないし~~( ;; ̄3 ̄)

で、本作も直木賞受賞とのこと...ただドキュメンタリーとして描かれているということで鮮明ではありますが、内容として〔よかった!〕という感動があまりありませんでした。

ただ、やはり人間関係というか、亡くなった人、その家族、そして加害者に近い人、その家族...。
一人ひとりの描写がすごく丁寧で刻銘に描かれていて、惹きこまれます。
(細かすぎて退屈になるページもたんまりあったり( ̄▽ ̄)ノ_彡☆笑)
たまに、この人は誰に関係ある人なんだっけ?と思ってしまう程、一人ひとりに関するページが長く続くので戸惑うことも(笑)その分、掘り下げて色々な家族というものを理解できたりはしましたけどね。


他人と暮らす方が実両親や、実子よりも楽なんじゃないかと思える少年、男。
子供が出来ても、家族を持つことを恐れる男、それを絆そうとする娘。
んで、エトセトラ。←酷っΣ( ̄ロ ̄lll)!

それらから分かるのは、家族とはなんぞや?みたいな語りかけ。

因みに、この事件の鍵になる娘に対しては終始イライラしてしまいましたムカッ
大層な事をしてしまったのは、こいつなのに!!弟に何言うとんねん!!とか。

本題はやっぱり”家族”が軸になる話やと思うんですけど、自分だって赤の他人である夫と暮らし、それが実の親よりも心地いいと思うようになっているし、そしてそれが夫も同じ状況にあり、下に書いてる現場であるマンションの話と一緒に考えてみても、どうしても他人事とは思えずに読了ですノート

舞台は高級マンション会社

うちは全然高級じゃないですけどね~、やっぱり同じ分譲に住んでいるので、そんな密な空間漂うシチュエーションは自分の現実とリンクするところがあったり。
隣人を知らない、顔を合わせても挨拶程度。挨拶してもどこの部屋の人か知らない...そんなことは当たり前のことで、数年が過ぎてます。


ミステリ小説ってジャンルでええのんかな。

でも殺人事件はさっさと起こっていますから、謎解きというわけでもなく。
ただただ、ほんとにその事件に至るまでの、そしてそれからの人間のドラマを詳細に記録した、
正真正銘のドキュメンタリー作品きらきら
長ければいいというものでもないでしょうが、余すことなく描かれているのは読んでいてリアリティーがありましたしねヾ(´▽`;)ゝ

犯人が一緒に住んでいた”他人”を殺してしまうのは、どうしてよ?と思ってしまうのも、衝動的殺人の多発する現代のことを考えたら普通のことにも思えます。
バブル後の現代社会の問題提起でもあるかのような作品でもあり、色々と考えさせられるいい機会にもなりました。



素敵な感想拝読しましたっ♪あっりがとうございまっす\(^▽^@)ノ

たこの感想文(たこやきさん)  苗坊の読書日記(苗坊さん)
朝を抱きしめてさま





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最終更新日  2009年03月11日 23時07分28秒
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