DEPARTURE

今日観てきました『容疑者Ｘの献身』

原作は先に読んでいました
東野さんの本の中でこれは一押しというくらい好きな小説

実をいうと映画はあまり期待していなかったんですよね

原作が良ければ良いほどどうしても
その世界観との違和感を映像で感じてしまったり

所詮人気ドラマの延長
anan好きな男２位常連のいい男福山雅治さんとかわいいコウちゃんの
アイドル映画に近いもの…なんて思っていました

でもでもなんだか試写会の評判はいいし
堤真一さん・松雪泰子さん絶賛されてるし

ちょっと期待して観に行ったら…はずれなく…

堤真一さん！やっぱり凄いよ！

まだ公開したばかりなのでネタばれは避けますが

あの「石神」は堤さんにしか演じられなかった…と確信しております

言葉無くともスクリーンを通して石神の心情の変化が伝わってきます

原作を読んだ時はこれは石神→靖子への献身（深い愛）の
ストーリーという印象だったのですがそれだけじゃないんですよね

石神の最後の慟哭の意味の深さを想い涙が出てきました




ちょっとだけネタバレ…

早朝のまどろみのなかで花岡母娘の声を聴く石神

靖子と公衆電話で話しを終えた石神

留置所の布団の中で四色問題を追う石神

堤さんにしか演じられない（と、私は思う）なんともいえない表情でした


またきっと観にいってしまいそうだわ…