スリリングな夜手術後4日目の夜中の出来事でした。私は4人部屋の入り口側のベットスペースを与えられていました。 イメージしていた病室に較べ、ゆったりしたベット周りに、案外快適に入院生活を送っていたのですが、フトンに入ると3分以内に眠れるわたしでも、さすがに病院の夜は、出入りする看護師さんや、他の物音に敏感になり、熟睡はなかなか出来ませんでした。 看護師さんの定時の夜中の見回りに、私のドレーンのチェックというのが1回あって、半分夢ごごちながら、カーテンがシャーっと開く音に、その時も、看護師さんがベットの左側のドレーンチェックに来たのだと一瞬思いこんで・・・・いました・・ 次に意識が現実をとらえたときには、な・ん・と!!! 私のベットの足元に今にも座ろうとする、オジサン・・いや、正確にはオジイさん ヒエー!っと一瞬声が出ません。しかも、私はドレーンのために瞬時には動き出せません。まして、暗がり、まして夜中。 今まで、一度も使用したことのない、ナースコールボタン、どこ?どこ? ・・・と、同時に出た声は「おじさん、部屋違うと思う」 病院ですから、つまりはみんな病人で、オジサンは、私の声に全く慌てることなく、身体をやっとのおもいでおこし、声もなく出口方面へ、 ナースコールに反応してくれた看護師さんが「あらま~」と状況を察知してくれて、オジサンを隣の病室へと送っていきました。 実は、私の病室と隣だけが入り口が奥まっていて、私も一度、昼間ですが、危うく間違えて入っていきそうになったのですが・・・ 翌朝、隣のベットの方が「たいへんだったね~」と。いやいや、お騒がせしてすみません。 その後、オジサンを廊下で見かけなかったのはナゼかしら・・・ 次へ |