それから・・・(2)健康だけが取り柄といっていた私が「乳がん」自分は病気にならない・・・などと全く根拠のない自信すらありました。 「癌かも知れない」という事態に、情けないほど弱い自分も知りました。 そして、家族の、友人達の気遣い、励まし、言葉がどんなに自分を支えてくれたか しみじみ有り難く感じました。みんなのピンチには絶対に私が力になりたいとも思いました。 「言葉」の大切さ、人と人との関わりの大切さ、当たり前の日常の生活の中ではさらりと過ぎていくような事も、全てありがたいと心から思えました。 遠く、札幌から駆けつけてくれた友人、毎日メールで会話をしてくれた友人、退院には、きれいなお花を届けてくれた友人、留守中、夫と息子に気遣いをしてくれた息子のクラスのお母さん、そして、お会いしたことのない、友人の叔母さまからは、「自分も乳癌を経験したけれど、大丈夫ですよ」という手紙と共に、傷口に当てるガーゼを手作りして送ってくださいました。 退院した後に遠くから会いにきてくれた、「愉快な仲間達」・・・ そして、恒に冷静に対処して、支えてくれた家族・・・ 気持ちが弱っているときの、周囲の人たちの思いやりは、真っ直ぐに私の心の深くまで入り込んで、豊かな気持ちになれました。 失った物より、得たもののほうがずっと大きかったと思います。 幸い、早期の「がん」であったので、また同じような日常が流れています。 だけど、自分の中の、ものの考え方、感じ方は確かに違っていると自覚しています。 違ったものの捉え方をする自分が、案外気に入ってもいます。 ジャンル別一覧
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