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カテゴリ:ゲーム
なんか近頃の日記は、
買物紹介やゲームレビューが多いので 興味がない人からすれば全然おもしろくない日記だと思うが、 今日もめげずにゲームレビューの日記を書こうと思う。 もしも明日が晴れならば、通称もしらばをプレイした。 今日は野乃崎つばさのシナリオのあらすじ・感想及び考察を書こうと思う。 ネタバレを含むので注意。 では書きます。 野乃崎つばさ(以後つばさ)は、 姉の明穂と、義理の兄の一樹が互いに好き合っていることを知っていた。 だから二人を焚き付けてくっつけようとした。 二人がくっつけば、自分が一樹を思う気持ちを整理出来るから。 一樹に炊き付け、明穂に告白させる。そして二人は恋人となる。 間近に控えた夏休み。二人はきっと楽しく過ごす筈だった。 しかし、明穂は死んでしまった。 いなくなった明穂の代わりに一樹の面倒を見始めるつばさ。 夏休みが過ぎ、二人の間に新たな時間が刻まれ始める。 …筈だったが、明穂が幽霊となって現れる。 死別してしまった大好きな姉。 再会はとても嬉しいはずなのに… つばさは、なぜか素直になれないでいた。 姉(明穂)が死に、明穂の代わりに一樹を支えていこうと奮闘する中、 姉の前では遠慮して押さえ込んでいた“お兄ちゃん(一樹)が好き”という気持ちが膨らむ。 慣れない料理を作るなど、一樹を支えようとする意志の強さが伺えるが… 内容は、まだまだ明穂には及ばず、努力が必要なようだ。 選択肢が「まずい」しかないというのは、おもしろいけど可愛そうだ。 お兄ちゃんが好き―その気持ちはもう抑えるには大きすぎて、 つばさは一樹と姉への思いの中、苦しむ。 一樹は、つばさを誰よりも大切な人にした。 死んで、幽霊になった非現実の、かつて愛した人・明穂ではなく、 現在も健在で生きている現実の、これから愛を育めるつばさを選んだ。 つばさは、例え姉の代わりであったとしても、とても嬉しいと思う。 とても嬉しい筈なのに、そんな思いを赦せない自分がいた。 お姉ちゃん(明穂)に勝った!そう思う黒い自分。 大好きな人(姉・明穂)に対し、そんな感情を抱く自分が赦せなかった。 自分自身が嫌い。つばさはそう思った。 しかしそれは、姉である明穂も一緒だった。 明穂も実は、つばさに対して黒い気持ちを持っていた。 明穂は、つばさの気持ち(一樹が好き)を知っていたのだ。 知っていながら、自分も好きだった一樹に告白されたことが嬉しく、 一樹の告白を受け入れ、事実上の勝者になっていた。 互いに互いを同じような感情で見ていたこと。 それを知ったとき、つばさのわだかまりは消えていた。 互いに顔を合わせようとすることなく、 淡々と、今まで云わなかった内に秘めた黒い思いをぶつけ合う。 誰かと真に分かり合うには、本音をぶつけなければいけない。 それが大切な人であればあるほどに。 明穂が幽霊になって二人の前に現れた理由…それは 弱い二人(つばさと一樹)が悲しみを乗り越えられるようにする為。 明穂が消えた後の時間を過ごす中で、 悲しい顔をするのではなく、笑顔でいてほしかったから。 そして始まっていく、新しい未来… あとアレね。 エンディングが、「あなたを照らす、月になりましょう」というタイトルなんだが、 これがまたニクイというかなんというか。 作中、満月の描写が多々あったことで、エンディングの印象がとても濃い。 月の光は、潮の満ち引きに影響しているという考え方があるように、 地球と月には密接で不思議な関係がある。 現代では、街頭が並んだりしていて不要だけど、 昔は真っ暗な夜道を照らしてくれるものでもあった。 周りがとにかく見え難い環境で、足元を照らしてくれるもの。 それはどれだけ心強く、頼もしく、温かいものだろうか。 つばさシナリオの明穂のことを歌っている曲ですね。わかります。 歌繋がりだと、「凪」という挿入歌があるんだが、 「凪」っていうのは風が止んで波が静かになることだ。 先に書いたように、潮の満ち引きが月と関係しているように、 潮が凪ぐこともたぶん関係しているんだと思う。 …とまぁそんな感じのお話でした。 このシナリオは、一番リアリティがあるというか、ありそうな内容だと思う。 そういう意味では、このつばさルートは、 この作品では一番感情移入して楽しめるかなぁと思う。 ※掲載している画像の権利は、PCゲームブランド ぱれっと様のものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.22 22:16:51
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