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播磨椋

播磨椋

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2011.01.31
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カテゴリ:ゲーム
先日プレイを開始した「失われた未来を求めて」ですが
プレイし終えました。かなり短かったです。
ループに嵌ると長引きそうですが。
ちょっとネタバレを含むのでお気をつけを。


過去を変えて失われた未来を取り戻す。
それがこの作品のテーマだと思いますが…
作中でも語られていますが
現実を受け入れず、過去を改変しようとする行為は
“逃げ”であると云えますね。

この作品では、主人公の幼馴染?的立ち位置の、
主人公にとって特別な女の子が事故により昏睡してしまいます。
で、その現実を受け入れられない主人公とその仲間たちは
精神の移植で女の子を蘇らせようとしますが、うまくいきません。
で、うまくいかない計画を切り上げ、別の方法を取ります。
精神を移植する予定だった素体に意思を与え、技術によって過去へ送り込む。
送り込んだ先は、主人公達にとって敵となる因果―
女の子が事故に遭遇する時期で、
過去へ送り込まれた「ゆい」は、
自分の使命―女の子「佐々木佳織」を因果から解き放つべく、奮闘していきます。
過去の佳織を助ける⇒佳織が無事な未来が待っている
という救済を選んだわけです。果たしてそれが真の意味で救済になるか不明ですが。

大切な人が死ぬ、或いは昏睡に陥って目を覚ますことがなくなった
などなど、そんな辛い経験をした人もいると思います。
私は幸い、そのような悲しい経験はまだしていませんけどね。
で、そういった人達には悲しい思いをして、現実を悲観することはあっても
現実逃避をせずに現実を受け入れた人もいます。
というか本来はそれが当たり前なんです。
起こってしまったことは取り返しがつかないし、どうしようもない。
だから受け入れるしかない。
でも、過去を改変出来る可能性があったら?
それにすがる人もいると思います。
この作品は、辛い現実を受け入れられず、すがる思いで可能性にしがみついた話です。
甘い考えだとは思いますけど、
実際に自分の目の前に過去を改変出来るチャンスがあるとしたら
手を出す人は決して少なくはないはず。

かなり端折りますが、軽くストーリー説明を。

主人公とゆいは、協力して佳織を因果から解き放ちます。
しかし、佳織の救済は、ゆいの消滅を意味していました。
佳織を助ける為に生まれたゆいですから、
佳織が無事なら生まれてくる意味がないからです。
ゆいが消滅することを受け入れられない主人公は
ゆいを過去へ戻します。
これは賭けでした。
佳織を救っても未来でゆいに出会える世界を求めたわけです。
この賭けに出なかった場合、ゆいの消滅と共に
主人公の記憶からもゆいの情報が消え、
未来ではゆいが生まれないことが確定してしまうので。

で、ゆいは主人公によって飛ばされた過去で
一人奮闘して佳織を因果から開放することに成功します。
失われた未来…佳織を失ってしまう未来を変えたのです。
s_f32.jpg

で、これまた因果に従ってゆいは消滅します。
ひとつ違ったのは、ゆいがとある端末に
自分の記憶データをコピーしていたこと。
その端末は、その時代の科学技術では解明できない代物で
未来から持ち出されたもの(であると思われる)。
ゆいの本体や意思は因果によって消えてしまったが、
“記憶の存在”としてその時代に残ったのでした。

ゆいの存在と意思が消えた世界。
そこでは平穏な日々が過ぎていたけど、
主人公やその仲間は「何かが足りない」感覚が拭えない。
ゆいが佳織を因果から解き放ったことで、未来は変わった。
失われた未来が、新たな現代、そしてこれから始まる未来に統合されていく。
過去改変による影響を受けるのは、何も未来だけではない。
現代においても例外ではないわけです。
「何かが足りない」という感覚…それは、新たに統合された未来にある何かを示す。
ある日、突然消えてしまったゆいの記憶。
それは、その場にゆいがいないから。
ゆいは現代にはいない。この先の未来にも当然いない。
しかし、“ゆいがいない未来”が現代に影響を与えた。
ゆいは、この世界の未来に存在している―

未来2.jpg
記憶が生を得るまでの過程のひとつ。
記憶=例の端末、生を得る=未来にゆいが存在するという確定情報
でしょうかね。

ゆいが未来に存在する為のターニングポイントが、ここであるというわけ。
いつか思い出すことへのひとつの形…どういうことだろう。
ここで思い出さなくても、また別の世界で思い出す、ということだろうか。
と云うことは、ゆいがいる未来というのはほぼ確定しているということか。

あるべき未来…とは、ゆいがいる未来のことですね。


で、エンディング後にエピローグで未来の話になり、
記憶データをコピーした端末をもとに、ゆいを再生し
主人公たちとゆいは再会を果たす、というところで締め括られます。

s_f38.jpg

だいぶ端折って走り書きですが、こんなストーリーでした。


この作品の世界観は、どうやら並行世界よりもアトラクタフィールドに近いですね。
可能性の数だけ世界が存在するのではなく、
結末(未来)はひとつしか存在せず、そのひとつの結末に収束していく世界。
しかし、作中の言葉を借りるなら
「変えられてしまった未来は、一番大きく強い流れに合流する」ので
世界線に変動が生じやすい時期、というか行動が存在して
そこで運命を選択出来る存在が起こした行動次第で
別の世界線への移動が可能になる=未来が変わる という現象が起きるわけか。
この作品におけるそれは、佳織を因果から開放することと
ゆいをはじめ、主人公たちが行動を起こすこと、となるわけ。

未来.jpg
未来はひとつしかない。
可能性の数だけ未来が存在するという並行世界ではなく
過程によってひとつの結末に収束する世界である、ということ。
別の世界で起こった出来事は、
実際に起こったことだがなかったことになる。
現在という世界が存在する故に、現在だった世界は消えるのだ。





未来が変化しやすい時期に
ゆいの記憶がおぼろげに蘇り、例の端末の解析に成功する。
ゆいの記憶に触れた主人公とその仲間。
彼らにとっての“ゆい”という存在の大きさが
ゆいがいない未来に影響を与え、影響を受けた未来が現代にも影響を与えた。
ゆいが生まれない世界は、未来にゆいがいる世界へと改変される。

なんかそんな感じですかね。


とまぁそんな具合に、なかなか楽しめました。
とにかく絵が素敵ですよね。絵だけでかなり高評価です。
巷では「絵だけゲー」とか「絵ゲー」とか「画集」とか云われてますけど
私的にはかなり楽しめました。

s_f16.jpg
マジ絵が素晴らしい。凪沙先輩がエロかわいい。

確かに佳織の因果を解き放つ部分や
過去へのタイムトラベルなどのSF要素に関しては稚拙な部分がありますけど
なんというか、脳内補完?でカバー。
ただ、タイムトラベル系はこれの前にシュタゲをプレイしているせいで
どうしても薄っぺらさを感じてしまいます。
シュタゲがおもしろすぎました。

評価は、星5がMAXとすると、星4ってところですかね。
とにかく絵は素晴らしい。この作品のムックとか出たら確実に買う。
シナリオも決して悪くはなかった。もうちょっと捻りがほしかったけど。
もうちょっと尺を伸ばして作り込んでも良かったんじゃないかと思います。



失われた未来を求めて OP

動画はこちら
失われた未来を求めて OP ゆいVer.





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最終更新日  2011.02.03 22:17:00
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