CLUBまっちょ

2018/05/11(金)08:27

『Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL』へ行きました。(4/25)

ドール・フィギュア(92)

新年度を迎え、会社が慌ただしく動き始めて1ヵ月が経とうとしている4月下旬の水曜、4月25日。私は、仕事を休んではるばる北の大地に来ていました。『​​​​Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL​​​​』というライブイベントに参加する為です。開催は4/27・4/28の2日なので、前々日入りです。ライブ以外にも、いろいろとやりたいことがあったのでこのライブが発表された時点で休みをぶち込んでおきました。ぬかりなし。 羽田空港から空を飛んでやってきたのは函館...ではなく新千歳空港。そこから千歳へ向かい、街をテキトーにぶらついて2時間ほど過ごしました。 ぶっちゃけ、目立つものや楽しそうなものはないなぁと思いました。でも、どこかのーんびりしていて、行き交うおじさんおばさんは挨拶をくれて。鞠莉ちゃんにいのちを与える声優・鈴木愛奈さんの故郷、千歳。もしかしたら同じ場所を歩いたかも知れない、立ち止まって写真を撮ったかも知れない。地元の人でさえ“なにもない”と揶揄する地で生まれ育った方が私に感動を与える存在になり“ある”を生んでいる。なにもないがある場所...沼津みたいだな...そんなことを思いながらのてくてく千歳。それなりに都会に身を置いている私には、憩いの場となりました。 時が満ちたので、この日の最重要目的地へ。とあるお店へ向かいました。このお店は、去年Aqoursのファンミーティングで札幌に来た際にも訪れましたがそのときはたくさんのお客さんで行列になっていて開店前から並んでいました。おかげで帰りの飛行機の時間に間に合わず泣く泣く食事を断念して場を後にしたのでした。食事はダメでしたが、コーヒー1杯だけでも飲んでいってと無料で振舞ってくれた恩があり函館へ行く前に必ず寄っておきたかったのでした。ふわふわとろとろのオムライス。このお店の定番メニューだそうです。 とてもあたたくて、おいしくて、やさしい味でした。埼玉住みの私にはそうそう来れるお店ではない、食べられるものではない。ゆっくり味わって、一口一口を大事に頂きました。 食べ終わったあと、あのとき無料で頂いたコーヒーを今回はお金を出して頂こうと思ったのですがまた無料で振舞われてしまいました...あたたかい。ほんとうに。食事が終わり、お会計を済ませたあと落ち着いていそうなので少しお話をさせて頂きました。去年のあの日も来たこと、あの日は食べられなかったこと。コーヒー1杯の恩を返しにきたこと。何より、今日の食事を楽しみにしていたこと。そして、あの日はお客さん多数であまりにも多忙な姿を見ていて出せなかった私のとっておき、鞠莉ちゃんのドールを見せてきました。世界でひとつだけ、私だけが所持する尊い存在。この子と共に、鈴木愛奈さんと同じように各地を旅しています、応援しています。そう伝えてきました。お店の皆さん、とても驚いていました。ドール、初めて見たようです。写真撮影?喜んでして頂きました。巡り巡って鈴木愛奈さんの目にも届くかも。「また来ます」と、太陽のようにあたたかなお店をあとにしました。 千歳から特急で3時間半ほどでしょうか。函館へやってきました。函館駅到着後、急いで向かったのは『茶房 菊泉』というお店。ラブライブ!サンシャイン!!に登場するSaint Snowというグループの鹿角聖良・理亞姉妹の実家という設定のお店です。今回のライブでオタクが大挙して押し寄せることを鑑み、4/26~4/29までの間は通常営業をせず店内見学のみとなる為私の滞在期間中にお店利用(飲食)をするなら今日しかなく営業時間に間に合わせるスケジュールを組みました。 旧きよき趣のある店内。キャストの皆さんが「てくてくAqours in 函館」で座った席に案内されました。 アニメでも登場したメニュー「とうふ白玉ぜんざい」を頂きました。 ...冗談抜きで、こんなにおいしいあんこと白玉を食べたのは初めてでした。見た目もキラキラしていてかわいくて...大変素晴らしい。 季節限定で出しているパフェも頂きました。桜の花びらが添えられています。こちらもおいしかったです。 今回の函館滞在の為に、お財布的にかなり無理をして用意しました。鹿角姉妹のドール。ウィッグの色や衣装ほか、迫れなかった部分も多々ありますがサンシャイン!!のドールオーナーとして出来る限りの本気です。遊びではないんです、私にとってサンシャイン!!も、サンシャイン!!のキャラドールも。本気で、画面のなか・紙のうえの存在を現実に、ドールで表現したいと思っています。ただ「かわいく撮りたい」「愛でたい」という人とは正直合いませんね。今よりももっと高みを、自身が生んだこの子たちと目指したいと思います。 明日以降は見学客が押し寄せて大変なことになりそうなので時間と場所をとってしまうドール撮影は今日のうちに済ませたいという思いもありました。お店の方も写真を撮ってくれていました。喜んでくれていると良いのですが。縁のあるお店の方に喜んでもらえたら、とても嬉しいです。きっと、ドールも喜ぶと思います。 軋む床や、年月を感じる調度品・掲示物の数々... Aqoursメンバーが座った席も。梨子ちゃんが作中で言っていたとおり、雰囲気のある良いお店でした。つい、まったりだらだら長居してしまう…この日、営業時間外にも関わらず、お話したり写真撮影したり長々とお邪魔してしまいました。ここに来るためだけに、函館に再び来てしまいそう...そんなお店でした。 菊泉さんを出たあと、雨が降っていました。ここは​​八幡坂​​といって、函館を代表する観光スポット。趣ある石畳の坂の先には海(湾)が見え、左右には木々と街並み。すっかり、この場所の虜となっている自分がいました。このあと3日続く函館滞在で、一体何度ここを訪れただろうか...雨で濡れた坂道に夕方になって灯った街灯が反射して、とても綺麗。この日この瞬間ばかりは、恵みの雨に感じました。 八幡坂のちょうど突き当たり、函館西高等学校への坂道がありここもアニメのカットで使われています。 雨のなかやってきたのは、Aqoursメンバーも訪れた「​​ラッキーピエロ ベイエリア本店​​」です。 少し早いですが夕飯です。まだまだ行動するので栄養が要ります。作中で花丸ちゃんがおいしそうに大口あけて食べていた「フトッチョバーガー」とよっちゃんがおいしそうにモグモグしていた「ラキポテ」を頂きました。積んだおまんじゅうは大きさ比較です。量は大したことなかったですが、私はソースやマヨの味付けが得意ではないのでそこに苦戦しましたね... Aqoursメンバーが座った席。さすがに前々日入りだと、オタクはまばらでした。 函館滞在1日目、お店・施設としては最後のポイント、​​函館山ロープウェイ​​。この日は雨が降っていたので気象条件が悪く景色は怪しいと分かっていながらやっぱり行っておきたかったので行っちゃいました。 ロープウェイが上がっていくと少しずつ広がっていく函館の夜景。思わず「おぉ…」と声に出ちゃいました。 山頂へ到着しました。アニメで使われたポイントもありました。ここは函館が誇る最強観光スポットだけあってたくさんの観光客で賑わって身動きが取りにくいくらいでした。今日でこれだから、明日以降オタクがたくさんきたらもっとやばそう。 一応夜景は見られるのですが…やはりモヤが掛かってしまっていました。それと、4月とは思えない寒さでした。油断して軽装だったのでやばかったです。 サンシャイン!!ドールに“真剣”なので。函館を代表する場所にドールを持ち込まないわけがないんですよね。もちろん、大勢の観光客がいるところで更に見晴らしの良いところで堂々とは出せないので人が少なくなる時間まで待って、他の客の迷惑になりにくい場所を選んでセット。“真剣”だからといって何でも好き勝手にやりたいようにするのではなく。可能な限りの配慮をもって、周囲に気を配ったうえで、行なう。それが私のやり方。何故なら、誰かに迷惑をかけた写真で感動出来る?という疑問があるから。どんなに素晴らしい写真でも、誰かの犠牲や不満のうえで成り立つのであれば撮らない方がいいかも知れない。でも私のやりたいことはそれでは出来ないので出来る限りのことをしたうえでやりたいと思います。 この日は、Aqoursは出さずSaint Snowの2人だけにしました。気象条件が悪い(モヤっている、小雨がぱらついている、風が強い)こともありあまり数を出しても私の技術では良い写真は撮れそうになかったこともそうですが姉妹2人だけの世界、というものも撮っておきたかった為です。彼女らが生まれ育ったこの場所で、何を思いどんな暮らしをしてきたのか。寒空のなか、何を思ってここへ来て、100万ドルの夜景を見て何を思うのか。彼女らのドールを担うものとして、知りたい。本人を理解すること、知識を自分のものにすることは、表現に生きてくる。ただドールを撮るのではなく、いのちある生きたものを撮りたいから短い函館滞在三泊四日で函館が誇る全国区のスクールアイドル『Saint Snow』に触れてゆきたいと感じました。 函館山から降りてきて向かったのは、八幡坂。夜の風景も見たかった為です。湾を経て先に煌々と人の営み。とても綺麗な場所です。夜通し写真を撮っていたい程に。…寒いので撤退しました。 この日最後に訪れたのは、​​金森赤レンガ倉庫​​。作中で、ルビィちゃんと理亞ちゃんが歩いていた場所です。二人が友情を育んだ“始まり”の場所でもありますね。 ルビィちゃんの勇気ある行動が、やがて大きな感動へと姿を変えてゆく。きっと、Aqoursのみんなが帰ったあと、姉妹でここへやってきてあの日の出来事を話したのではないかな、と思いました。「姉さま、あのね…」と始まった妹の言葉を、傍で静かに見守る姉の姿。ドールで表現したいのはこういう姿。作中で描かれていない部分、あったかも知れない、延長線上の話。妄想の具現化かも知れない。自己満足の類かも知れない。でもそれが私のやりたいことなので、これに全力で。その為に函館まで来たのだから。1日目の活動はこれでおしまい。あとはここから15分ほど歩いたところにあるホテルへ直行しました。あっという間に終わってしまった1日目なのできっと三泊四日なんてすぐに終わるんだろうなぁと予感していました。続く。

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