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カテゴリ:ドール・沼津
今日はドールの写真以外のネタです。8月に沼津で大きな出来事があったのでそのことを。
沼津駅北口から歩いて10分くらいですかね。イシバシプラザとイトーヨーカドー沼津店があって、そこが8月22日をもって閉店となりました。こんな時代でなければ終わるその瞬間に立ち会いたかったものですが、いまは仕方なし。ぼくは8月1日・2日と沼津にいたので、2日にお別れの挨拶を済ませました。
8月2日からThank youカードの配布があって、頂いてきました。ぼくは八百屋でみかんを買ってカードを回収しましたが、八百屋は移転もせずほんとの営業終了だそうです。お疲れ様でした。
最後なのであちこち写真を撮って回りました。午前中ずっとイシバシプラザ・ヨーカドーで写真を撮っていた感じです。ここに載せているもの以外にもたくさん撮っています。
最近は絵を描く人がかなり増えて、描かない(描けない)人の方が少ないんじゃないかと思う程です。絵って取り組みやすいですしね。なんでも良ければペンと紙とスマフォがあればその場で描いてSNSにアップ出来るし“場所”に行って“撮りたいもの”を撮らないと形にならない写真との大きな違いがそこだと思います。絵を描く人が増えれば絵に触れる機会が増えて、その絵(絵の内容や反応の多さ等)に惹かれて自分にも出来るかな、描いてみようかなという思いがあふれて実行に至っても不思議ではないですね。ぼくがXQSさんの新妻さんを見てドールを始めたように。 ぼくは絵を描かない人です。参考までに、学生時代の美術(絵画)の評価は普通オブ普通の3(当時5段階評価)でした(彫刻の評価は良かったけれど)。描くのは特別好きではないし、わざわざ時間を割いて取り組むものでもないかなという感じです。 今回の閉店については形にしたい像が頭のなかにあり、出来上がったのがこの絵です。在りし日の津島母娘を描いたものとなります。津島家は上土町のナティ沼津にあるので、イシバシプラザ・ヨーカドーまではけっこう距離があります。徒歩だと25分くらいでしょうかね。南口側にお住まいの人だと、食品の買い物はイーラdeのしずてつか、マルトモあたりで済ませるのでしょうかね...わざわざ北口方面に足を伸ばす必要はないですが、ちょっとした服や下着を買うならヨーカドーまで足を伸ばす人も多いはずです。安いし。まぁ津島家は車なり自転車なりあるでしょ、たぶん。 そんなこんなで津島家がここを利用していたであろうことは簡単に想像出来ましたが、その前に実体験があったことが大きいですね。沼津市街に住んでいるとあるご家族と懇意にさせて頂いていて、時々夕飯の食材の買い出しを一緒に行って買ってきた食材で作ったものをご馳走になったり、娘さんが親御さんのプレゼントを買いに行くというので一緒に見に行ったりすることもありました。“沼津市民の生活”を体験することは、沼津市民ではないぼくにはなかなか出来ないことです。このときにイシバシプラザ・ヨーカドーを利用していたことが、この絵のイメージに結び付いたんです。 あとは、閉店と知ったそのご家族の旦那さんが昔話をしてくれて、街に根付いて街と共にあった施設なんだなと感じました。きっと、Aqoursの子たちがいたら利用していたはず。特に市街住みのよっちゃんとよーちゃんは近いので家族で行くのはもちろんのこと、よーよしの二人で行くこともあったでしょう。「たまには海じゃなくてショッピングでもするわよ!」って、よっちゃんがよーちゃんを引っ張っていく日もあったはず。アニメ2期からは駅北のプラサ ヴェルデで練習するすようになり、練習終わりにみんなで寄ったりもしたのではないでしょうか。ぼくの目にはその風景が浮かびます。 43年間、沼津の街と共にあったイシバシプラザとイトーヨーカドー沼津店。実は以前から“終わり”が囁かれていたようですが、ラブライブ!サンシャイン!!という新しい風が追い風となったのか、持ちこたえてきました。そして遂にそのときを迎えました。ぼくは県外住みで沼津市民ではないし、この施設の利用回数や落としてきた金額なんてほんとうに微々たるものですが、終わることに悲しみを感じて、自分でも不思議ですが涙が出るほどでした。出来れば現地で終わりを見届けたかったですが、いまはハイリスクなのですべきではない。見届ける役は現地にいる方に任せて、その代わりに心を込めて、たとえ幼稚で拙いものでも思いを形に。それがこの絵でした。 今回は自分のことを現金なヤツだなって思いました。ぶっちゃけると絵に嫉妬…じゃないですが、対抗心みたいなものがありました。ことラブライブ!サンシャイン!!の、Aqoursのことに関しては、沼津に行って現地で撮る写真や体験こそ最強だと思っています。しかしこのSNS時代、ぼくが現地で一所懸命撮った写真よりも、他の人がアップした沼津ではない別の場所(まぁ自宅でしょう)で描いた絵のがたいていは反応が良いという、反応の可視化が揺さぶってきます。反応がない或いは少ないのは自分の写真がそういうものなだけなので他と比較したりせず気にしなければいいし実際そんなに気にしてはいませんが、ゼロにするというのは難しいところです。SNSをやるということは多少なりとも承認欲求があるものです。一所懸命撮った写真ですから、反応があってそれが良い方向のものなら嬉しいに決まっているし、反応がなかったり、あっても苦言だったらへこむこともありますよ、人間だもの。りょう 反応の差が可視化されてなにくそという気持ちになり、家で絵を描いている時間があったら沼津に来い、来たくてたまらなくなる写真を撮ってやる、そんな思いでドールを撮っていた部分もきっとあると思います。だって、お祝いごとや特別なときは来てほしいもん沼津に。街だってきっと喜ぶ。ぼくに至っては認識している限りのことは年間スケジュールを立てているくらいですから。沼津にいたい、行きたい。 しかしこのコロナ禍で、大事な日に沼津に行けない状況が出てきました。今回もそれです。そんなときに何が出来るかと考えて、思い付いたのが絵だったわけです。たとえ現地へは行けなくても思いを込めて。沼津ではないこの場所から、沼津の街へと届くように。絵を描く人ってこういう気持ちなのかもな…って、思いました。 絵に対する考え方、変わりました。何事も実際にやってみないと分からないなってことを改めて感じました。また機会があれば描こうと思います。設備がないのでアナログですが、きっとドールの写真と一緒で数をこなせば少しずつ上達していくはずです。はず... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.15 14:38:27
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