楓通信「GIFT」2月号より
風信子 はい、これは楓にある花の名前です。なんでしょう? 答え ヒヤシンス!昨年、寄せ植えの鉢でいただいたのを、今年も楽しみに育ててきました。数日ぶりにひょいと見たら、小さな花をつけています。実は、ヒヤシンスは、寒さにさらすことで、くくっと首を伸ばし、たくさんの花をつけるのです。ところが、寒暖が交互に来たせいか、ストーブのせいか、みなさんの熱気か? 首を伸ばしきる前にいくつも花をつけてしまいました。せっかち、そそっかしいのは楓の誰かに似たのかもしれません。 梅も桜もチューリップも、春の花は、この時期の厳寒あってこそ豊かな花を咲かせます。 学年終わりになり、皆さんのおだやかな笑顔を見ていると、しんどい時あってこその耀きです。「感じる力」「考える力」「悩む力」の豊かな楓メンバーは、外からは動いてないと見えたときにも、地中深く根っこを育てていたんだと思います。 『こんにちは!絶不調』という、ある冊子の特集がありましたが、絶不調のときの自分との付き合い方を知ってこそ、ひとへの理解も深まるはず。そんなことを教えてもらいながら、春に向け、皆さんとの時間を大切にしたいと思います。