高校生の不登校で悩んだら・・・
秋になって、お問合せ・ご相談が増えています。特に高校生で休みが続いた場合は、以下の点に気をつけてください。1.担任に早めに確認しておくこと ・欠席日数や教科によるタイムリミット ・別室登校等の配慮は可能か ・何らかの救済策がある(ありそう)かどうか 例えば、年度末の課題や補習など。 (担任や学校により、「何とか助けたい」という熱意はかなりの差があります)2.本人の気持ちを探る ①その学校や友だちへの心残りは? ②休学の場合、 来春、この学校で、年下の子たちと机を並べる可能性(覚悟)はあるか。 ③同級生と同じ年度で卒業、進学したいのか。 ④高校卒業資格へのこだわりはあるか。少し説明してみます。①「行けない」けれど、その学校や友達へ執着がある人もいます。 やめる決心がつかないときに、時間をかせぐ方法は休学です。 ただ、休学=留年とは、来春から、1年下の子たちとやり直す ということになります。 意外とそれをイメージできていない場合があります。 ↓つまり、②を確認して「絶対いや」なのか、「もしかすると」なのかを確認 「この学校で!という願望」 と 「プライド」 を天びんにかけて、 春に踏み出せる可能性があるのかないのか、 自分に問いかけてみる必要があります。 *あくまでも「自分で考える」(どうせ、と親が判定しない) 〇「絶対いや」ならば、退学か転校かになります。 転校は多くの場合、同じ学年へスライドできます。 ただし、補習課題や費用が余分にかかる場合があります。 〇 3月段階に結論を延ばし、ムリとなったら退学または転校 転校の場合、元の学年から再スタートです。 (同級生からは1年遅れます) 4月だけ新しい担任やクラスを試してみるのもあり? ③ 卒業や進学時期を「同級生と同じに」という人もいます。 その場合は、クラスに戻るか、転校しかありません。 ただし、高卒認定試験を受け、大学受験勉強に早く切り替え、 進学年を同級生と同じにすることは可能です。 *決断がつかない場合も、早めに情報を! 転校先として通信制高校も増えていますが、各校、さまざまな 特徴・個性があり、ご本人との相性があります。 気楽に相談・問い合わせをして、 できれば、見学してみるのをお勧めします。 具体的なイメージがつかめると、道が開けてきます。 逆に、卒業時期・年度にこだわらないのなら、 時間をかけてゆっくり考えるのもひとつの方法です。 人間関係が苦手、心身の過敏性がある、気力の落ち込みがひどい場合などは、 10代でしっかり向き合い、力をつけておいた方がよいと考えます。 何度でもくる人生の山坂で、その経験はきっと役にたちます。 4.「高校だけは出たい」のか「別に出なくていい」のか、自信がないだけなのか。 ・・・ 中卒で立派に自立し、目標をもって生きている若者はたくさんいます。 ただ、 単に「出なくていい」と思っている場合、 興味のある職種や進学先、資格を調べてみると、高卒資格が必要だった、 ということは多々あります。 具体的に調べ、、目標と道筋が見えてくれば、 「踏み切っていいのか」「踏ん張るべきなのか」を判断して 元のクラスへ戻っていく生徒もいます。 「やりたいことが見つからない」のもフツウのことです。 ただ、それが見つかった時のために、 自分に力をつけておく、高校を卒業するということも、 大きな目標になるのです。いずれにしろ、 「退学」「転校」によって、その人の道が途絶えてしまうわけではありません。 見ようとすれば見えてきます。 いろんな道があり、人がおり、居場所があります。 今つまずいているように見えても、これが、きっとチャンスです。 若い人たちにも、親御さんにも、 ぜひ、希望をもって前へ踏み出していただきたいと願っています 【補足】1.東林館高校もそうですが、高校3年生については、夏以降、同じ学年へスライドする転校は受けない学校が多いです。ただ、休学あるいは退学を経て、再度、4月から3年生の課程を受ければ、1年遅れて卒業することはできます。 心身に十分エネルギーチャージし、次へのスタートをより良いものにするには、むしろ、1,2年余分にかかっても、しっかり親子で(サポートも受けながら)向き合っておくことが、長い目でみればいい時間になり、先々への安心感が強まることも多いように思います。2.高認試験合格は学歴として「高等学校卒業」にはなりませんが、履歴書に「高等学校卒業程度認定試験合格」と書けます。大学、専門学校のほか、国家公務員採用一般職試験等の採用試験や国家試験の受験資格も得られます。