バリ一人旅 Day 6
ウブドでの朝は鳥のさえずり声で起きた。宿泊場所のアナンダ・コテージは昔風の木造とバンブーでできてるアンティックな宿だ。コテージ数はかなりあり、棟の間には田んぼがある。かなり奥まで広がっている。ここはヨガや様々なワークショップに利用されるようで、ヨガルームや増築したばかりのひろーいワークショップホールがある。ヨガブームがこういうところまで余波がいってるということだ。またまた、朝早くに目が醒めたので、田んぼのほうへお散歩に。おーいたいた、ベベッたち(あひるちゃん)クワクワいいながら、集団で田んぼを渡り歩いている。この早朝散歩も昔よくやったなー。ドイツから来てるヨガグループが続々とヨガホールに集まってきてる。気持ちいい~。このコテージは日本を出る前に会う事ができたある知人も3年前の5月にワークショップで滞在してたということでまた偶然に驚いた。彼女は2月に翻訳した本、チャクラ・ヒーリングをだした人だ。この本にも出たすぐ後、たまたま京都の駅の本屋さんで並んでいるのを見かけ、彼女の名前をみつけ、東京に戻ってすぐにコンタクトしたのだ。以前、マウイに来て知り合った方で、とても素敵な女性。5月に日本にいった時、ダンナのセッションを受けてきてくださったのだ。その後一緒にお茶をしながらいろいろ話していくうちにそれがわかった。その本を書いたブレンダさんのワークショップを受けにいったのだそうだ。知人はバリがすっかり気に入り、ウブドのある村に土地を契約した。その村がまた、私のアメリカ人の友人が移り住んでいるところと同じで、そこに彼女は助産院兼、村の診療所みたいのを作ってがんばっているのだ。また、奇遇だなーと思い、このチャクラ・ヒーリングの本を今回のバリの旅の供に持って行こうと決めたのだった。いろいろなご縁が縦糸と横糸のようにあまれていく。不思議な感覚。この日はRさんの最後の日でもあるので、どこかのスパに行こうということになった。ウブド近辺は今やスパ銀座。すごかったです。一つ直感で選んだところに二人で行きました。シロダーラ、全身オイルマッサージ、フェイシャル、頭髪マッサージ全部セットで$25くらい。3時間くらいかけて、贅沢な一時でした。なかなかうまかったし、このお値段で文句はいえません。ゆっくりとランチ(愛しのナシ・チャンプール)を食べ、モンキーフォーレストを通り抜けて、私の友達、ロビンに会いに行く。彼女がその助産院をやっている人だ。彼女とも12年ぶりの再会で、小さかった子供たちもすっかり大人。もうすごすぎます。クリニックも素晴らしく、海外からのボランティアの人や地元の人の協力でNPO団体としてやりくりしている。様々な病気の人もやってくる。よろずや診療所といったところだ。彼女の電話はなりっぱなし。超過密スケジュールがうかがえる。彼女は情熱と実行力の人、ここまで作り上げたのは本当にすごいと思う。津波の被害にあったアチェにも診療所を作ったそうだ。もう、脱帽。彼女の娘さんと息子がマウイで同じプレイグループにいたので、子供を交えての仲よしだった。その娘さんは今アメリカで大学に通っているという。とっても利発な子だったし。やさしいダンナさんも彼女の影になって支えている。一筋縄ではいかない人生を彼女も選んでいるな。人のお世話もいいのだけど、彼女自身の体がちょっと心配だ。かなり疲れているかんじだし、座骨神経痛がひどいという。胸にもしこりができたらしく、タイに出て、検査をしてもらわないとといってた。バリのウブドまで行く方がいたら、是非立ち寄ってみてもらいたい。どんな寄付でも物資でも歓迎します。Yayasan Bumi Sehatという名前のクリニックでNyuh Kuning villageという村にある。素晴らしいコミュニティーワークをしながら村おこしをしている。バリで唯一のリサイクリングもしている。彼女たちの努力の結晶である。村の人たちの意識もすごく変わってきてるのではないか。彼女の家で長話しをし、日も暮れてきそうなのでそろそろ来た道を歩いて帰路についた。真っ赤な大きな夕日が田んぼの上に落ちていくのが見えた。そして、反対側にはほとんど満月の大きな月が昇り始めていた。あ~私はバリに今いるんだー、それがまだ妙にシュールに感じられた。<追記>ロビンの話しによると、津波の被害に一番あったスマトラのアチェ近辺は今だまったく復興のめどがたっておらず、インドネシア軍が住民を取り巻いて動けない状態らしい。被災者たちはテント暮しで衛生状況も非常に悪く、救援物資などは行き届いてないらしい。孤児になってしまった子供もたくさんいるし、亡くなった方の7割が女性だったという。今でもブルドーザーで泥を動かすと遺体がたくさん発見されるそうだ。彼女たちは草の根的にバリに次ぐ無益団体の診療所をここにも作った。彼女たちのように現場で直接救援に携わっている人たちに物資や寄付金を送ると必ず被災者側に届けられるようだ。もし、何かしらのご縁を感じられる人がおられたら、彼女のドル口座に送金していただけたらと思う。Bank Niaga Account Name : Yayasan Bumi Sehat and Brenda Lynn RitchmondAccount No : 047-02-09658-009Branch : DenpasarAddress : Nyuh Kuning, P.O.Box 116 Ubud Bali 80571 IndonesiaEmail : iburobin@dps.centrin.net.id