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2008/10/07
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カテゴリ:映像
TV映画「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」スティーブン・ホプキンス監督

04年米・英。
7月30日放映。
粗筋はgooより。
1950年代初頭のロンドン。BBCラジオでスターになっていた役者のピーター・セラーズ(ジェフリー・ラッシュ)は映画界への進出を考えているが、オーディションに中々受からない。私生活では妻アン(エミリー・ワトソン)と2人の子供、父(ピーター・ヴォーン)と、ピーターを溺愛する母ペグ(ミリアム・マーゴリーズ)でささやかに暮らしていたが、ある時、ピーターは老人に扮装して映画の役をつかむ。以降、イタリアの女優ソフィア・ローレン(ソニア・アキーノ)の相手役に選ばれたりなど、映画俳優として成功するが、徐々に家庭人として破綻。アンは子供たちと一緒に彼のもとを去っていく。ピーターは若い女と車に溺れる乱れた生活を送りつつ、気鋭の監督ブレイク・エドワーズ(ジョン・リスゴー)の映画「ピンクの豹」の助演、クルーゾー警部役で、ついにアメリカでも大当たりする。続いてスタンリー・キューブリック監督(スタンリー・トゥッチ)の「博士の異常な愛情」の演技で、初めてアカデミー賞にノミネート。そしてスウェーデンの美人女優、ブリット・エクランド(シャーリーズ・セロン)と電撃結婚するが、新婚旅行中に激しい発作に見舞われる。やがて最愛の母ペグが亡くなり、ブリットとも破局。心臓に不安を抱えながら孤独な生活を送るピーターだったが、ついに念願の企画だった映画「チャンス」に主演。再びアカデミー賞にノミネートされ、1980年、54歳で死去するのだった。

天才コメディ俳優、ピーター・セラーズの半生を描いた実話ドラマ。監督は「アンダー・サスピション」のスティーヴン・ホプキンス。脚本はこれが初の長編映画となるクリストファー・マーカス&スティーヴン・マクフィーリー。出演は「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のジェフリー・ラッシュ、「トリコロールに燃えて」のシャーリーズ・セロン、「シビル・アクション」のジョン・リスゴー、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のミリアム・マーゴリーズ、「サンダーパンツ!」のスティーヴン・フライ、「ターミナル」のスタンリー・トゥッチ、「パンチドランク・ラブ」のエミリー・ワトソンほか。

主演のジェフリー・ラッシュは、セラーズ本人とセラーズが映画で演じる役のみならず、内心を吐露する場面でのブレイク・エドワーズやスタンリー・キューブリック、母親や父親に至るまでを演じ、いったい何役演じていることやら。
「自分というものがないから何にでもなれる」、あるいは「(何でも入れられる)容器」と称されたセラーズが、その名の通り様々な役を演じ、さらにそれをラッシュがひとりで演じるわけで、驚異的な入籠構造をなす。

ロッド・スチュワートと浮名を流したことで知られるスウェーデン女優、ブリット・エクランドが、セラーズの二番目の妻だったことは知らなかった。
このブリットを演じるのは、シャーリーズ・セロン。イメージによく合っている。
対して、初期のセラーズが夢中になるソフィア・ローレンの役は、かなり違和感があった。
糟糠の妻を演らせると当代随一のエミリー・ワトソンは、セラーズの最初の妻、アンの役。やはり、耐えるエミリー・ワトソンは絶品だ。

ここでのセラーズは、マザコンで色呆けで自己中心的で精神的に幼い人物として描かれているが、本当にそうだったのかはわからない。四番目の妻との離婚係争中に死去したそうだ。
執念を燃やした「チャンス」映画化を実現させた後は、もはや思い残すこともなかったのか、セラーズの晩年には寂寥感が漂う。このあたり、「市民ケーン」でオーソン・ウェルズが演じたハーストに似る。





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Last updated  2008/10/07 11:31:34 PM
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