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2009/12/31(木)22:59

安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 14 ルウム編・後」

活字(2153)

偵察機で索敵中のリュウ軍曹はドズル艦隊を発見、レビル艦隊に通報するが、ティアンム中将から何も云ってきていないのならガセであると握りつぶされる。 しかし、その直後、レビル艦隊の目の前にドズル艦隊が出現し、レビル艦隊は横腹に一斉射撃を受ける。連邦軍は、ジオン軍の陽動にまんまとひっかかったのだった。 艦隊戦が終わると、ドズル艦隊の後方にいたモビルスーツ隊がレビル艦隊に襲い掛かる。ザクの圧倒的な機動力の前に、なすすべもないレビル艦隊。 ザクに搭乗機を撃たれたリュウは宇宙に放り出された。レビルの旗艦、アナンケはオルテガに落とされ、レビルはジオン軍の捕虜となった。 レビルの指示により、ルウムのティアンム艦隊を救援に行ったワッケインは、艦隊ではなくモビルスーツに包囲された。シャアのザクは容赦なく艦を攻撃し、次々と落としていく。 大勝利の祝いにギレンの下を訪れたキシリアだが、デギンの座乗艦、グワジンのみが前線にあるのを不審に思う。ギレンがあわよくばデギンを亡き者にしようとしているのではないかと。 早期講和を求めようとするデギンと、徹底抗戦を貫くつもりのギレン。 ギレンの蛮行が国を滅ぼすことになると、キシリアに訴えるデギン。 戦勝パーティーには、それぞれ大尉、中尉、中尉に昇進したガイア、オルテガ、マッシュの黒い三連星や、少佐となったシャアが列席。 シャアとガルマの再会。自分と同じ少佐となったシャアに対抗心を燃やすガルマ。 マ・クベ中将を休戦協定全権に任命するキシリア。 キシリアの目的は戦争の早期終結ではなく、戦争の続行であり、それには、ジオンきっての地球文明愛好者、マ・クベが適任なのであった。 そして、キシリアはマ・クベに、自分はギレンを好かぬと告げる。 捕虜となったレビルと、デギンが会見した。 戦争の早期終結を願うデギンの考えに呼応したレビルは、自分を虜囚の身から開放すればそれが可能であると暗に臭わす。 その後、レビルは、おそらくはエルラン中将の手の者と見られる隊により密かに移送され、ジオンを脱出。 マ・クベは好かんと豪語するドズルから、連邦のモビルスーツ開発計画「V作戦」を探る任務を命令され、特別仕様のムサイ巡洋艦、ファルメルを受領するシャア。 シャアの副官にはドレン中尉。自分は艦に縛られない宇宙の戦士なのであるから、艦長はきみだとシャアに云われ、意気に感じるドレン。 ジオンの内庭ともいうべき空域で連邦の巡洋艦を発見したシャアは、ザクで出撃し、艦内に侵入する。レビルを発見したシャアは、一瞬にして状況を把握、巡洋艦を開放する。 南極大陸、国際共同観測都市、スコット・シティ。レビル大将が演説する。 現時点での休戦は休戦にあらず、降伏である。ジオンに兵なし、我々は必ず勝利する。 レビルに裏切られたデギンは激怒し、地球人を徹底的に叩きのめすと宣言。キシリアの思惑通りになった。 ルウム掃討作戦の功が認められたガルマは大佐に昇進し、北米方面軍西部地区軍司令官として地球に降りることになった。 ここから第一巻に繋がる。

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