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カテゴリ:活字
歴史小説家の伊東潤が取材を重ねて、大真面目に著した歴史研究書ではあるが、やはり食い足りない。小説家の性で、類推が多いのも気になった。
そして致命的なのは、著者が横浜出身だからなのか、取り上げられている城が東日本に偏っていること。 全26城のうち、九州は熊本城と原城の二城のみ。中国四国に至っては、一城も取り上げられていない。 秀吉の攻城術が冴え渡る備中高松城や三木城、東の春日山城と双璧をなす大規模な山城の月山冨田城、会津や熊本と同じく、幕末に実戦に晒された小倉城等を取り上げずしてなんとする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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